表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

DEAD EYE(まなざし)

内臓を花化する

作者: ひかりん

うちに抱えてきた、あふれかえるエネルギー

内臓は、陰で、内側から生きることを支えるということを選び

働いてきた


日の当たる場所に

臓器を置いてみるのだ

あなたの意識の

花の壇に


脳は薔薇

膵臓は青いコスモス

胃は黄色いガーベラ

肝臓はピンクのダリヤで

胆嚢の冠をのせている


大腸はそれらの花を

育ててうごめくプランター

太陽と風にこだまして、歌いながら

居心地のよい場所へと、ゆっくりとみんなを連れてゆくんだ


真ん中にひらく蓮の花は

透明な子宮

水晶の玉ごとく輝いて

わたしたち、すべてお見通し


肺という翼があれば

こころはいつでもどこへでも

羽ばたいてゆける


無数の脈をとおして

わたしたち、みな

つながっている


わたしたち、光に輝く

海辺の砂のよう


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ