穏やかな日常 頑張ります!
おはようございます。
今まで お読み下さり ありがとうございました。
「おちちょう ちゃまーー」
我が娘は 3歳となり 会話が出来る様になった。私を見て 初めて発した言葉が『ママ』でも『はは』でも無く、、
『おちちょうちゃま』である。参った娘である。
「まぁまぁ 大きくなりましたわね。ヴィーナストンちゃん あらあら 可愛いわねーー」
娘は 大お祖母様(王太后様)に 抱っこされる。
「びぃらん。にぃとうりゅう」
「まぁ 私の事を『ヴィラン』と言いましたわよ! 聞きましたか? ねぇねぇ。二刀流って!」
大お祖母様は とても嬉しそうである。
「ねぇねぇ 私は? ヴィーナストンちゃん」
お義母様(王妃様)が 聞く。
「びぃえんだりゅ。ちゅよい」
「聞いた? 聞いた? 『ヴィエンダル』って言ったわ! 言ったわよねーー! 強いって 言ったわーー」
お義母様も とても嬉しそうである。
やるな 娘よ! その歳で既に 人の心を掌握する術を 会得しているとは! 恐るべし。。
そんな私も 娘に既に掌握されている。メロメロなのである。正直可愛いい! お前は なんと愛おしいのだ! キャワゆいのだ!
私は 結局、、ゴブキ王太子殿下と 結婚したのである。人妻である。そう もう一度言おう! 『人妻』である。
学園を卒業後 直ぐに結婚。 妊娠を経て 予想通り『娘』を出産した。
名前は もう既に 満場一致で『ヴィーナストン』 これしか無い!!
お父様も ミブキ様も 陛下も メロメロである。
「ねぇねぇ ヴィーナストンちゃん 私は?」
「しょなたは みぶき」
「・・・」
大お祖父様(ミブキ様)は 泣き出す。
「では 私は だーれだ?」
「しぶき」
「おいおい 聞いたか? 『シブキ』とな! ははははは ほらほら」
お義父様(陛下)は 大お祖母様から 娘を優しく取り上げると 抱っこする。とても嬉しそうだ。
「私は? 私は?」
「かしえっと」
「うふふ、、聞きましたか!」
お父様も とても嬉しそうである。
父親(ゴブキ殿下)だけは
「おとこまえ」
「はぁーー なんで 父親なのに、、『パパ』でも『ちち』でも無く 『男前』って おい!」
「うわーん。えーん。えーん。」
娘が泣き出して 陛下の胸に顔を埋める。
ゴブキ殿下 vs この場に居る全員となる。
「こら! ゴブキ ヴィーナストンちゃんを泣かせるなんて! 表に出なさい!」
『おいおい お母様が 本気を出したら ゴブキ殿下は一瞬だぞ、、 って言うか。 娘を泣かせるとは 私がやるか、、』
周囲全員が メラメラと燃えて ゴブキ殿下を見ている。
「はいはい すいませんね。 私は どうせ『男前』ですよ。。」
ゴブキ殿下は 状況を圧倒的に 不利と即座に判断して 白旗を上げる。
ターコイズのお母様にも いつか きっと会わせる。お兄様にも 見て欲しい。。
デスストーンも 少し落ち着いたら 一度 ゆっくり話したいと思っている。四柱に封じられて。。話が可能なのかは不明だが、、ただ 確かに『死』を司るのは 大変だろう、、
そして こんな 平和で穏やかな日常こそ 私達『ヴィラン カシェット』が 求めた物なのだと 実感する。
そんな私は 『ヴィクローズ バースストーン』
遂に 名前が 最終形態らしい、、 これでようやく 名前を変える事は無いだろう。えっ? 離婚したら、、確かに。まぁ 今のところ 予定は無いかな。。
とりあえず これからも 何事も 頑張ります!




