デスストーンの襲撃(結) 頑張ります!
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デスストーンが 抜剣する。私も剣を抜く。
デスストーンが 割と速い速度で 斬り込んで来た。先日戦った王妃様ぐらいの速度だ。全然視える。それと同時に 左手が触手の様に伸びて 爪が長くなり引っ掻こうとして右から来る。デスストーンの右手の剣の柄を 左手で受け止め 左手の触手を剣で斬り落とす。予備動作が全く無く デスストーンの腹部から 剣が飛び出して来る。剣でそれを弾き飛ばして 逆に上から デスストーンの左腕を付け根から斬り落とす。直ぐに左手が生えて来て 掌底打撃を打ち込もうとして来る。私も左手で正拳突きを繰り出す。左手同士がぶつかり デスストーンの生えたての左手が弾け飛ぶ。
デスストーンは 後方に飛んで 私との間合いを取る。
「さすがですね。シレン! 私の動きなど 丸見えで 飄々で淡々とされている。焦りも動揺も全く無い。素晴らしい。驚愕ですね」
「はは 褒めて頂き ありがとうございます。確かに身体はちょっと硬いですけど 速度はそこまでです。視えますから 躱す事も可能です。焦る必要は無いですね」
「私相手に 人の身体で その様に言える事自体が 凄い事なんですけどね」
「はは、いろいろと有りましたからね、、」
『家族を捨てさせられた事 名前を捨てさせられた事 特訓の日々 悪役令嬢の本 ほんっと! いろいろと有ったからなぁ』
「確かに。私に『六道』 妹に『四柱』を授けようとした時からだな、、」
「うん? 六道? 四柱って『ダイヤモンド柱 パール柱 ルビー柱 サファイア柱』の事だよね。六道って何?」
「うむ?? 六道を忘れたのか? 六道だぞ! 四柱も 決して『柱』の事だけでは無いぞ!」
「うーん、、六道、、四柱、、実は あなたが私の弟子だって事も 別から聞いたんだよねー」
『そう 私は覚えていないのである。弟子であった事は 柱様達から聞いた。柱様達の事は内緒!』
「な、何!! シレン 記憶が戻っていないのか? ならば 尚更驚愕だな! 驚異的だぞ!」
「うーん? 生まれた時からの記憶はしっかり有りますよーだ! 失礼な!」
『うん? まぁ厳密には 3歳ぐらいからだけど、、』
「なるほど。なるほど。。お! そうこうしている間に パール柱からの力が戻って来たか」
『シレン様 デスストーンの力 取られちゃっいました』パール柱の神様が 脳内に直接伝えて来る。
『それって、、王太后様や みんな 大丈夫なの?』
心配になるが 正面のデスストーンから 力を感じる。
「それでは もう一段階」
デスストーンの身体に 黒い霧が入っていく。瞬間 踏み込んで 斬り付けて来る。
今迄経験した事の無い速度だった。王妃様のそれより 少し速いぐらいだった。でも、、やっぱり視える。
突きで来た剣を 左に躱して デスストーンの剣を持つ右手を斬り落とす。「カラン」剣が落ちる。デスストーンがこちらに向いたと思ったら 口から炎を吐き出した。これには ちょっとビックリした。素手で払う。
斬り落としたはずの右手が生えており それどころか よく見ると腕が6本有る。どこで調達したのか 全ての手に剣を握っている。
「うーん、力を増したはずなのですが、、あなたは飄々として淡々として 変わりませんね。シレン」
「あなたは 随分と変わりましたよ? デスストーンさん」
「そうですね。この身体では そろそろ力の許容が限界なのですよ。もうすぐ ルビー柱の力が来る筈ですからね」
そこへ また黒い霧がやって来て デスストーンの身体に 入っていく。
「な、何?? ルビー柱に行かせていた修羅2体分が戻って来ただと、、修羅2体も行かせて 倒せる奴が、、シレン以外にも居るとは、、少し計画に狂いが生じましたかね、、ですが ここまで来て 引き返せません」
そう言うと デスストーンが 6本の剣で 私を囲む様に 六方向から斬り込んで来た。私は小さくしゃがみ込んで 大きく円を時計回りに描く様に 6本の腕を切り落としていく。「カラン カラン」剣も全て落ちる。デスストーンの胸部に隙がある。だが 私は少しだけ迷う。
『絶対に人を殺してはいけない』と言われていたからで、、コレって『人』 もう既に『人』では無いから 斬ってしまっても良い様な、、迷う。
「はははは この期に及んで 私を斬り捨てる事を躊躇するとは! 一言言っておきましょう。あなたの言う『ダイヤモンド柱爵』は もう居ませんよ」
今度は デスストーンが 分体して 2体になる。2体共に腕が 6本有る。その2体が更に分体して 4体のデスストーンになる。
私の目の前に 腕が6本有る 4体のデスストーンが立っている。デスストーン4体が 私を中止に東西南北に位置して 私を取り囲む。
4体全員が 先程と同じ 六方向に突きを構える。
「四方六斬と言います。私が勝手に付けた技名ですがね。四方向から六斬 つまり24の斬撃が 同時一斉にいきます。さすがのあなたでも どうですかな?」
私は 足元に落ちている剣を1本拾って 両手に剣を持ち 構える。二刀流である。『王太后様みたい!』
デスストーン 4体が一斉に同時に 向かって来る。突然デスストーンが 叫ぶ「いまだーー」
すると フローライトが走って行く姿が見えた。
だが 四方から斬り込まれて フローライトを追う事が出来無い。斬り込みの速度も 先程と同様で それなりに速い。私は2本の剣を 先程と同様に身体を小さくし飛び出すバネとして 時計回りに 今度は円では無く 球を描く様に斬撃を入れる。4体デスストーンの 全ての腕が落ちる。
ダメージからか、、力を消耗し過ぎたのか、、4体のデスストーンが 2体になる。
そこに 黒い霧が 2体のデスストーンに入っていく。
「時は来た。うががが、、だが 全ての力を取り戻しておきたかったが、、この身体では これで良いのかもしれんな、、うぐぐっ」
デスストーンは 少し苦しそうである。
私は 状況的に 私の余裕がダメだったのだろう、、反省している。おそらく フローライトによって サファイア柱から デスストーンの力を奪われてしまったに違いない。
『テヘ 取られちゃった』サファイア柱の神様が 脳内に直接伝えて来る。
『や、やっぱりーー』
「か、構えろ。シレン、、 計画に僅かな狂いはあったが、、時は来たのだ」苦しそうなデスストーンが言う。
私は 一応 両手に剣を構える。二刀流である。
2体となった デスストーンが 私に向かって ゆっくりと歩いて来ながら 1体となる。
「シレン 最後の手順だ。よろしく頼む」
そう言いながら そのまま ゆっくりとゆっくりと 歩いて来て 私が構えていた剣に 自ら刺さったのである。
『えっ?』
「天へーーーーー」
デスストーンが 突然大きな声で 上を向いて叫ぶ。
私の中の何かが 反応する。『この感じ、、確かに 覚えている様な、、わからない』
天から 白い光が一筋 デスストーンに当たる。その瞬間 デスストーンの身体から 黒い霧が霧散していく。
「ははははは シレン 礼を言う。我は天へ行く。また いずれ必ず会うはずだ。それも そう待たせはしない」
そう言って デスストーンは 黒い霧となりながら 肉体ごと消えてしまったのである。




