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ダイヤモンド柱の歪『改善』 頑張ります!

ダイヤモンド領内の後処理も大変だが それよりも ダイヤモンド柱の状況も気になる。

ダイヤモンド柱爵が『ダイヤモンド柱から全ての力を取り戻した』と言っていた 果たしてどの様な状態なのだろうか。後処理は ひとまず『カシェット』達に任せて 私はダイヤモンド柱の調査に来た。


私は ダイヤモンド柱の前に立つ。柱を優しく左手で触れる。

『何かを感じる、、だが 力が弱い。というか生命力が落ちているのか?』


ダイヤモンド柱に 何かが居るのはわかる。だが弱々し過ぎて 生きているのか? だが王妃様のお話によると『神様』らしい、、また陛下のお話によると『柱の崩壊は 国の崩壊に繋がりかねない』らしい、、

おそらく これが ダイヤモンド柱の歪。私の担当は ダイヤモンド柱だった様だ。なので 私はダイヤモンド柱の歪を『改善』させなければならない。それが 私の『やるべき事』の 1つ!


話しかけてみる。

「ダイヤモンド柱の神様 初めてお会い致します。私は『ヴィラン カシェット』と申します」

「・・・、、」返事は無い。困ったなぁ、、


すると 王妃様から頂いた『ネックレス』が 眩いばかりに赤く お父様から頂いた『ブレスレット』が 眩いばかりに青く そして 何故か?『ローズストーン』も 眩いばかりに赤く 光り始める。


直接 脳内に声がする。

『シレン様 我等が四柱 我等が四神獣を 再び連ねる御方! 何を迷われる事がございます。ダイヤモンド柱は『デスストーン』との闘いで 弱っておりますが 死してはおりません。あなた様の『御力』をお授け頂けますれば 復活するでしょう』

『シレン様 よもやこの様に御早くお会い出来ますとは 我等喜びに耐えません』


うーん? 私確かに『シレン ターコイズ』だったけど、、柱の神様達に敬語を使って頂く様な者じゃ無いと思うんだけどなーー。。

とりあえず ダイヤモンド柱に 私の力を入れれば良いのかな。。


私は 目を閉じて ダイヤモンド柱に触れている左手から 私の力を流し込むイメージをする。


しばらくすると ダイヤモンド柱が ゆっくりと黒く輝き出した。

『シレン様!? シレン様でございましたか。!! 自ら『御力』を授けて下さるとは 光栄にございます。『デスストーン』によりダメージを受けてしまいました。助けて頂きありがとうございます。我等 シレン様をどれ程お待ちしておりましたか。嬉しくございます。どうか こちらを御受け取り下さい』


私は 柱に触れていた左手に硬い物を感じて 手を見る。左手の中指に『ブラックダイヤモンドの指輪』が付いていた。


『なるほど なるほど。これが『柱との繋がり』ってやつですかね。歪の『改善』に成功ですかね』

私は やり遂げた嬉しさから 顔がニヤつく。


『でも シレン シレンって 捨てさせられた名前なのに、、どういう事だろう?』

『あっ! 初代様は 『パール柱』担当なんだな! 名探偵『シレン』偉い!!』


すると 左手の指輪も眩いばかりに黒く光る。


突然 脳内に映像が流れる。私の目の前に 1人の男性と 1人の女性 が片膝を付いて臣下の礼をしている。私が何かを言っている、、

『バー・ス・・・  デ・・トー・ わ・しは ・・・ たのむ 』

頭が割れる様に痛い! 激痛!! 何?? 何なの?? 


私は あまりの気持ち悪さに その場にしゃがみ込んでしまった。。

ネックレスも ブレスレットも ローズストーンも 指輪も 光りを止める。


『シレン様 ご記憶が、、そうだったのですね、、我等 嬉しさのあまりつい、、申し訳ございません。ですが今後 パール以外は いつでも常に シレン様と共におります。なんなりとご命令下さい』

『シレン様 ご記憶は焦る必要はございません。我等がおります。我等は 再び シレン様にお仕えする事が出来るのですね』


声が終わると 頭痛が無くなった。気持ちの悪さも和らぐ。一体何の事なのか、、私は柱達の『主人』なのか??

私は 立ち上がってダイヤモンド柱を見る。

ダイヤモンド柱が 嬉しそうに 何度も点滅した。

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