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融合した合成魔獣で天使共を打ち破れ  作者: 三匹の豆柴
森での戦い
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6.森の魔物

ファルクスラプスは勝利の余韻に浸ることもなく洞窟の出口へと向かった。

外からの光が出入り口付近に射し込んでいる為、外界の様子を見ることが出来ない。

ファルクスラプスが洞窟の出入り口に立ち止まりようやく外界の風景を確認することが出来た。



外界の景色はーーーーーーーーー地獄だった。


辺りは高い木々に覆われた森であり周囲から絶え間ない雄叫びや断末魔、戦闘音と思わしき木々がへし折れる音、岩が砕け散る音が鳴り響いていた。


その森は人族が定めた危険度ランクはD。冒険者ランクD又は、パーティーランクがDに達して初めて立ち入り許可がおりる。

冒険者ランクはS・A・B・C・D・Eの5段階ある。その中のDランクはEランク(駆け出し)から卒業した半人前である。


この森の特徴として中心部に近づいていくにつれて魔物や動物の強さが上がっていき、森の外周部は動物の数が多く魔物の姿は逆に少なくなる。

変異種が生まれた洞窟がある位置は森のやや深い所にあり、魔物の数と動物の数が同等の割合となり魔物の強さもDクラス(半人前)の冒険者であればソロで討伐が可能であった。


そんな森の茂みからガサガサと草木を掻き分けて出てきた1匹の魔物と目が合った。

背は120センチ程で、肌は緑色で毛は1本も生えていない。

耳は尖っており鷲鼻で、上半身は裸である。

下半身には酷く汚れた腰布を巻いているだけで片手には木を削れ出して作られたと思わしき棍棒を持っていた。


それはゴブリンと呼ばれる魔物であった。

変異種は外界に出て魔蟲よりも大きな魔物に初めて遭遇した。

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