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止まるわけにはいかない

才能少女3巻の売り上げ部数がかなり低い。

具体的な数値は言えないけど、一巻の半分ちょいくらい。

典型的な右肩下がりである。

マジかよってなった。


亜空の聖女も二巻で終了の可能性があるとのご連絡をいただいた。

こちらに関しては一巻が売れなければどうしようもない。中身以前の問題だ。

何度も改稿を重ねてブラッシュアップした結果がこれである。

二作品とも、売れ筋じゃなかったんだと思う。

市場で求められていないのかもしれない。


才能少女に関しても、これじゃない感を強くあって離れていった人が多いのだと思う。

シリアスなお話は難易度が高い。


一巻から重版している作品はそもそも売れ筋のジャンル。

だからいくら中身をがんばってもダメなところはある。

だってそれは市場ニーズに合ってないのだから。

一巻の時点で多くの人に手に取ってもらえなければ内容以前だ。


そう考えると転生転移は市場では本当に強い。

同じ出版社から出している作品も、続巻しているのは転生転移系が多い。

女主人公でいえば溺愛系も強い。

やっぱりこう、そういった型が必要なんだと思う。


重版報告を見るたびに歯ぎしりをする毎日である。

しかしだからといって止まるわけにはいかない。

誰も助けてくれるわけではないし、その道を選んだのは自分だ。

本音を言うと買ってほしいけど。ほしいけど。


がんばってWeb版を更新しようがしまいが、売れる作品は売れる。

売れない作品は売れない。それがすべてだ。

市場読者にそっぽを向かれてしまったのはかなり精神的にきついものがある。


いい加減、シリアスからの脱却と転生転移にシフトしなければいけないかもしれない。

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