それはテンプレじゃない、テンプレのような何かだ
前回、ランキングが落ち始めてきたと書いたらまた少し上がって維持できています。
こんな辺境のエッセイのおかげ?
いや、ランキングに影響を及ぼすほど読まれてないか。
話はめっちゃ変わって、昔の自分は高ptの作品を見るたびに
「あ、異世界転生だ。人気ジャンルだから当然だよね」
「まぁテンプレだし」
とか思ってた。
テンプレを書けば自分だって、と思っていた時代があったのです。
テンプレを書いただけで誰でも高ptにいけるなら苦労しないという事にすら気づけず。
いや、目をそむけていただけともいう。
テンプレのつもりがテンプレになってなかったり、そもそもそれどこに向けた作品なのみたいになっていたり。
かんすとっぷ!の次に書いた物霊使いは当時、自信があったんだけど実際はさっぱりだった。
これも例に漏れず連載中に評価pt(今でいう応援)を外されたし途中からほぼ感想がつかなくなるし、よく完結させたよ。
感想があまりつかないのは今もじゃない?
さて、話を戻すけどテンプレは難しい。
誰でも書けば人気が出るとは思えない。
一発目から人気が出て書籍化! みたいな人もいるけどそういう人は元々センスがあったのでしょう。
少なくとも自分は楽じゃなかった。
テンプレにも使いどころがあって、例えば追放ものの追放シーン。
これは1話目からもってくるのが追放テンプレであって、例えば五話か十話くらいかけて追放させていたらテンプレじゃない。
追放ものを好む読者はそんなスロー展開を求めていないから。
こんな感じでテンプレでも使いどころを間違えると意味がないと、初枝れんげ先生は仰ってました。
冒頭の追放シーンは基本的に胸糞シーンだから、許されるのは1話目のみ。
胸糞を乗り越えれば主人公の出世やざまぁ展開が待っていると確約されているから読まれる。
これを途中から挟んだら単なる胸糞シーンにしかならない。
これは少し極端な例だけど、僕が過去に失敗していたテンプレ作品も使いどころを間違えていたんだと思う。
単にTUEEすればいいんじゃなくて、ちゃんと活躍した主人公が周囲から認められるシーンが必要。
ちゃんとヘイトを解消するなど。
守らなければいけない事項はたくさんあった。
かんすとっぷ!は主人公TUEEものだけど連載時から主人公が人を殺せないのはイライラすると言われていた。
せっかくの主人公最強ものなのに、確かにこれでは食い合わせが悪い。
じゃあ、なんで人を殺せない設定にしたのか?
当初は「人殺し主人公がいくら善行を積んだり良い事をしても説得力ないよな」とか考えていた。
今でもこれは思うところがあって、迷う部分ではある。
たとえ盗賊でも殺せば人殺しだし、JOJO4部で最初に戦った殺人鬼もこんな事を言っていた。
「俺は確かに人殺しだが、俺を殺したらお前の魂も呪われるぜ」だったかな。
新しい作品でいえば呪術廻戦。
こちらでは主人公の虎杖も最初は迷っていたし、そこを敵に突っ込まれて「現実を直視できないガキ」と嘲られていた。
それは乗り越えるんだけど、だからといって人殺しには抵抗があるといった感じ。
伏黒もつい最近、敵とはいえ殺した。
実際、これについて異議を唱える読者もいるにはいる。
敵なんだし殺しにきてるんだから殺してもいい。
敵でも殺せば人殺し。
読者としても二つに分かれる。
どちらも正しい。
だからこそキャラ造形に迷う。
主人公がいかにいい人で良い事ばっかりいっても、どこまでいっても人殺しだ。
嫌悪感を持つ人がいるのもしょうがない。
才能少女でも盗賊戦でそれっぽいテーマを扱った事はある。難しかった。
話が二転三転しすぎた。
テンプレの話からなんでこんな事に。
まぁなろう作品では盗賊は素直に殺しておきましょう。
ヘイト解消って大事。ホントに。




