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遠い日の黒魔術師-月夜-  作者: 船崎 終夜
見習い魔術師-月夜と氷美駆-
6/8

第4話-深夜の主-

ああ…現在あたいはゾールドに深夜2時にここに来いと言われてきたが…こんな時間に呼び出して一体何をしようと言うのか。

現在深夜1時40分。結構早くついてしまった。

そういえば何故2時に来いと言うんだろうか?しかも深夜2時って別名丑三つ時ともいう。お化けや妖怪とかが出るらしい。

そして薄気味悪い…。

まあ親は海外出張で普段メイドさんが世話をしてくれるがこの時間はいつもはもう寝ているし気づかれないだろう。


「こわいなぁ…」


怖すぎてつい声を出してしまった。ここは東京のオフィスビルや高層ビルがたつ都会から少し離れた廃ビル。錆びていて階段をのぼるとキーキーいう。


1時55分


持ってきたお菓子を食べながら待っていた。ソーダ味のグミはまじで美味いから毎回買ってきている。


1時58分

ラマジ・ビージュがほのかに光始めた。2時に近づくにつれて光が強くなっていく。そして…なんだろう。今まで感じたことのない力を感じる。

そう思ってた次の瞬間、

「ドォォォォン」

突然でかい音がして音が出た所へ急いで向かった。今深夜の2時だぞ…もっと音ちっさくしろよと思ったのは置いておいて。


向かった先は特に損傷箇所はなく、ただ真ん中ら辺に暗い水色に光り輝くものがあった。触れようとした瞬間その中に吸い込まれてしまった。


「…んー…ここは?」


目が覚めると変な空間にいた。物が浮いている…物理法則に反している。上を見ると黒い塊…いや、動いてる。あっ、目らしきものと目が合った…お辞儀しとこっ…

…?あれ様子がおかしい。鋭い爪をあたいの方に向けている。あれ。これやばいやつだ。鋭い爪があたいのところに落ちてくる。あたいはとっさに目をつぶった。その瞬間、あたいのラマジ・ビージュが光だし


「ドォォォォンッッッッ!!!」


あれ…生きてる。目を開けると手元のラマジ・ビージュが出したと思われる破片が落ちていた。あたいを守ってくれた…?ふと前をむくとあたいの目の前に誰かが立っていた。


「月夜ちゃん!危なかった…もうあたしがきたから大丈夫だよ!!」


「本当ダゾ!1人で、しかも(アパリション)の核内に自身への魔力供給無しで突っ込んで!!…あれ?」


「そんなことよりいまは(アパリション)を倒さないと!」


そう、氷美駆とえーと…誰だっけ…あっゾールドがあたいの目の前に立っていた。


彼女らはそう言ったら高く飛び主と戦い始めた。その姿は…まるで鳥のように速く動き、そして魔法陣を出しそこから魔弾をだして戦っていた。


「マジードゥ・ジュオン!!」


そう彼女が言った瞬間おっきい竜巻が出てきてそれがやつに当たって(アパリション)は消えていった。同時に謎の空間も消えて元の廃マンションの姿に戻っていた。

値の足元に淡水色に光る欠片みたいなのがあった。


「これって…?」

そう問いかけると


「あー!これは主を倒した後に出てくる“マリディクション”よ。この街に散らばったマリディクションを全て集めると反対側の地球に行けるの。そこにいる破壊神の主…Lord of Destinyを倒せば今も進んでいる地球崩壊を免れるの」


「なるほど…」

氷美駆の説明はわかりやすい。あたいでも理解出来た。


「それじゃあもう遅いから帰ってねるノゼヨ!!」


スマホを見ると4:23。いつの間にか2時間ちょっともここにいたんだ…あたいは明日日曜日で休みだけど流石に警官に見つかったら補導されてしまう。だから急いで帰った。



「何故あの時…月夜の周りには漆黒のバリアの破片が散らばっていたんだゼヨ。あれは魔力消費が激しい上黒魔術師にしか使えない技なのに…しかも月夜は魔力供給のやり方も教えていない…」


「月夜…お前は一体何者なノダ?」

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