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遠い日の黒魔術師-月夜-  作者: 船崎 終夜
見習い魔術師-月夜と氷美駆-
3/8

第2話-魔術師との出会い

…今日は色んな事があったなぁ。そしてあたい、彼女とどこかであった気がするんだよなぁとふと思ってしまう。会ったと言うよりどこかで似たような“(けはい)”を感じた気がする。


クラスでも友達はいるけどなかなか話せないし向こうから話しかけてくれるのを待ってしまう。本当はもっと話したい。でも話しかけられなくて…こんな自分もう嫌だな。


「こんな自分に別れを伝えたい。自分が変わって周りともっと仲良く話したい。」


独り言のように呟いてしまった。今日は帰る気にもならないなぁ。

(あっ、学校の裏山に行こう。)

ふとこう思った。裏山から見る景色はとても綺麗で好きなんだよね。


こう思ったあたいは家の道ではなくて裏山の道へと方向転換をした。


―裏山―


「やっぱり涼しいなぁ」

あたいが住む場所は田舎と都会の間らへんで特に森や山が多い。昔はよく登ってたけど中学生になってから登らなくなったせいかちょっと息切れしてしまう。それでも久々に登って、空気も違うし小学生の頃登ってた時とちょっと変わっていr…

あれ…?

おかしい。なんだろうこの気配。この寒気。昔は感じなかったこの感じ。

ふと後ろをむくとあたいがいまさっきまで歩いてきた道とは全く違う道になっていた。


「なにこれ…てかここどこ…?」


とりあえず元来た道(?)を戻るしかない…よね。

…歩いて何時間たったんだろうか…もしかしたら実際は1時間も経ってないのかもしれない。いや、30分?

あーもう訳わかんなくなってきた。


そして頭の中が混乱してきても、とにかく前にすすんでいたら小さな一戸建ての家が見えてきた。そこからは今まで感じたことがない様な気を感じた。なんだか暖かい気持ちになる様な感じだ。

しばらくそこでボーっとしていてふと気づいたらいつの間にか家のドアノブに手をおいていた。唾を飲み込みドアを開くとなんだか普通の家ではなくてレトロな感じの部屋であった。綺麗に片付けられていて誰かが住んでいるようだった。そして奥からアップルパイの匂いがする。美味しそうなアップルパイの匂いだ。


あたいは、

「すみませんー!誰かいませんかー?」

と久々に大きな声を出して聞いた。すると

「はーい!!」

とどこかで聞いたことがある様な声が聞こえた。少し待っていると奥からなんと氷美駆が出てきたのだ!そしてその奥からフクロウ?見たいな鳥がこっちを見て

「…お前夢の世界であったな?」

と言ってきた。


もう訳が分からなくなってきた。いや、もう訳が分からない。

氷美駆はあたいを見て驚いた顔をしていてしばらく経った後、

「…月夜さん、なんでここに来れたの?」

「えーと…気づいたらここn((我が呼んだんだぞ!」

話の途中に割り込んできた謎のフクロウ…なんだよこいつ…。


そう思っていると謎のフクロウが

「我が名はゾールド、訳あってこの姿になっているのだ」

(そうなんだ…んでなんでここn((「何故お主をここに呼び出したのは他でもない、突然だが魔術師になって(アパリション)を倒して欲しい!」


…ん?今なんて…?


あたいが?魔術師になって?アパリ?なんちゃらを倒して欲しい…?えっ…えっ…

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」


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