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遠い日の黒魔術師-月夜-  作者: 船崎 終夜
見習い魔術師-月夜と氷美駆-
2/8

第1話-いつも通りの日々にちょっとスパイスを-

ここは…どこ? 霧が酷くて真っ白な世界にいる。少し前に進むと明るくなり目をつぶってしまった。目をあけた瞬間、


「ここは…どこ?」


どこかの森?かと思いさらに前を進むと家とその前に誰かが立っていてこっちに気づいて

「次の魔術師はお前か…さあ、さあこっちに来い」



そう言われた瞬間目が覚めた。

時計を見ると7:50。 もう一度見た。7:50…

「やばい遅刻だぁぁぁ!!!」

なんで今日に限って寝坊するんだよ!まじでさぁ…!


そう思いながら身支度をして家をでた。



―その頃学校では―


「あーまじでやばいんだけど…」


「どうされたのですか?」


「うち宿題やんの忘れてたんだよ…まじで先生に怒られちゃうから…お願いっ!宿題写させてー?」


「はあ…またですか?仕方ないですね…今回でさいg((ギリギリセーーーフッ?!!」


ギリギリ…セーフ??超特急で走って息切れと横腹がすごく痛い。酸欠のせいか頭もクラクラする。今度ちゃんと運動しよう。


ふと前を見るとクラスメイトが全員あたいを見ていた。次に腕につけてる腕時計を見た。8:18…ギリギリ間に合った。そしてまた前を見た。クラスメイトは、あたいを見てすんごく笑っていた。


(すんごく恥ずかしい…けど嫌な気はしないよなぁ、何故だろう)


そう思いながら席に座るとチャイムが鳴った。先生が入ってきて朝のHRが始まった。適当に聞いていたら転校生が来るらしい。

“新事実”今日知った。ちょっと気になって聞いていたらドアが“ガラガラッ”と音を立てて開いた。正直この音嫌いだからドアを変えて欲しいんだけど。まあいっか、


そして転校生がはいってきた。女子で薄くて淡い緑色の髪で目が緑に黄色いハイライトが入っていて容姿がとにかく完璧だった。


「初めまして!こんにちは。松方(まつがた) 氷美駆(ひみか)です、これからよろしくお願いします!」


声も可愛い…あっ、目が合った。こっちに笑顔をくれた…なんか嬉しい。久々にこんな気持ちになったなぁ。


HRが終わると氷美駆さんの机の周りに凄く人が集まっていた。あたいもその輪に入りたいけどちょっと怖いんだよなぁ…

そう思っていたら氷美駆さんから話しかけてくれた。


「貴女は…月夜さん?」


「えっ?あー…はい」


「学校案内して欲しいんだけど…いいかな?」


「?!全然大丈夫ですよ!!」


周りの子からなんか変な目で見られるのは気にしないでおこう。

放課後に一通り案内し終えて教室に戻った。彼女の話はとても面白くて飽きない。ずっと話したいと思っていたら彼女は何かを思い出したかのように急に慌てて

「ごめん!今日用事があったの!!だからまた明日、バイバイ」


と言い教室を走って出ていった。今日は色々とあったなぁと思いあたいも教室をでた。




―この時はわからなかった…あたいの普通の一日が180°変わるとは思ってもいなかった―


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