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朝
あの時、
あの場所に行っていなければ……
ピピピピッ ピピピピッ
カチッ。
「ふぁ~あ。」
和樹はいつものめざましの音で目が覚めた。
「あぁ~、もう7時15分かぁ。」
すぐに学校の制服に着替え、和樹はリビングへと降りていった。
ダンダンダンダン
階段を降り終わると
リビングにあるテレビリモコンをとり、テレビをつけた。
「 ~~~~ 今朝入ったニュース速報です。東京都X区Y町で奇怪な事件が発生した模様です。」
「 ん?これって家の近くじゃん。」
なんとなく俺はその事件について興味を憶えた。
「ちょっと学校がてら見に行くか。」
和樹は朝食を食べ終わると、学校にいく支度を済ませ家を出た。