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ブラスターハンターズ ヤチママタタSAGA  作者: えのしぃ
第5章 決戦
30/30

俺達の5年後、俺達の選んだ未来!!

あれから5年後!

 ヤチママタタSAGAから5年後......

「平和だねー。」

 鈴音が支部の食堂でぐったりとしている。

「もう2週間は何も起きてねえな!まあこういう状態が一番なんだろうが、なんて言うか暇だよなぁ。」

 京平はチャーハンを食べながら、そう話した。


 ブラスト撲滅教によるテロ事件の後、様々な事が見直された。その結果、ブラスター取締法の厳重化、ブラストの診断技術の発達、カウンセラーと呼ばれる、悩みを抱える人間の相談に乗る職業が生まれるなどの進化を招いた。

 その末に加星アッドプラネット全体の犯罪率が低下。なんと5年の間に各地区の月の平均犯罪件数が17件から2件までに減少した。


「やあ。」

 仰扇が妹の灯を連れて、京平と鈴音の元へとやって来る。鈴音は二人に向かって机に肘を付きながら手を振り挨拶する。

「紅蓮柳さん!夜桜さん!こんにちはー!!」

 灯が元気よく挨拶する。

「仰扇と灯ちゃんじゃねえか!どうしたんだい?」

 京平は二人の方へとかけより質問する。

「今日は休みを貰ったから、二人で買い物に行くところなんだ。それで丁度、支部の横を通りかかったから、顔を出そうかなってね。それだけさ。」

 仰扇がそう質問に答える。


「んにゃー!皆こんにちにゃー!!」

 そこに、キャトラがやって来る。

「あーキャトラさんだ!」

 灯が目をキラキラさせながらキャトラの方を見る。キャトラは灯の憧れなのだ。なぜかって?キャトラは4年前に『カウンセラー』と言う概念を生み出し、それを広める為に活躍したのだ。その姿を見て憧れを持ち始めたらしい。


「懐かしいメンツだな......5年前を思い出すぜ。後は網楽さんと佐川さんと丈夫がいれば、完璧だな。」

 京平は集まったメンバーを見て、ヤチママタタSAGAが起きたあの日を思い出す。網楽さんは今、加星アッドプラネット中をまわり、未だ少しながらも残っているブラスト犯罪の取締を行っている。佐川さんは、小さな頃から夢を見ていた宇宙飛行士を目指して日々努力をしているらしい。ここに似た『地球』と呼ばれる星の調査をしたいと話していた。


「そうだキャトラ。丈夫は元気してるか?」

 京平がキャトラに訪ねる。

「おっちゃんは、毎日毎日頑張ってるにゃ!あれがあーだこーだ、これがあーだこーだって一杯考えてるにゃ!!」

 キャトラがめちゃくちゃなジェスチャーをしながら答える。俺は5年前のあの後、ブラストが一切使えなくなった。何故かは分からない。元々使えなかった物がまた使えなくなっただけだと自分に言い聞かせていたが、やはりブラスターハンターとして戦いたいという思いもあった。しかしこればっかりは仕方が無いと諦めた。



 そして俺は、なんやかんやあってキャトラと結婚したんだ。そして新しい夢を見つけ、それに向かって努力し、その夢を叶えたんだ。それは何かって?


「あ、そうだにゃ!そろそろおっちゃんがテレビに出るにゃよー!!」

 食堂に置かれた小さなテレビに、一同が目を向ける。ニュース番組が始まり、テレビからアナウンサーの声が流れる。

「それでは、大丈夫だいもんじますらお大統領の演説を、生中継でお送り致します。」


 そう、俺は、この星の大統領になったんだ!!


 

 超能力戦記ブラハンレコード ヤチママタタSAGA


 おわり

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!!少年漫画風異能力バトル系小説をテーマに書いてきました。現実ではありえないような超能力を文字で表現するのは大変ですね!!今回の創作の反省を活かしていきたいと思います!!


評価、感想などを頂けたら嬉しいです。

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