登場人物
○主人公及び主要人物
□水瀬 幸人
本作の主人公。28歳。警視庁葉琉州警察署に所属する刑事だが、裏の顔は社会の悪者を断罪する執行人。内心はかなりのサイコパスで上司や部下からも非常に恐れられている。噂では少し抵抗しただけで腕をへし折ったり、挙げ句には殺してしまうという。元公安の経歴を持ち、超人的な戦闘力を誇る。
□神戸 真美
本作のもう一人の主人公。22歳。結婚したばかりの夫、卓郎からのDVに悩まされている。身投げしようとしたところを奥野明美に声を掛けられ、それを機に殺人へと手を染める。
□奥野 明美
本作の主要人物。50歳。表向きは占い師をしている女性だが、裏の顔は男性関係に悩まされる女性の相談に乗り、さらに殺人まで犯すという危険な人物。幾多の組織で鍛え上げたことから極めて高い戦闘力を誇る。上半身に天女の刺青を刻んでいる。
□高橋 知沙
明美と共に殺人活動を行う女性。40歳。かつて暴力を振るっていた元旦那を殺害し、それに留まらず中学生だった息子も殺害している。男性の汗を舐めると嘘を吐いているかを見抜く能力を持つ。
○主要人物の関係者
□坂本 逸郎
警視庁葉琉州警察署の警部補。52歳。幸人の直属の上司だが彼の恐ろしさを知っているのか中々咎められずにいる。
□川﨑 弘達
真美が勤める銀行の上司。38歳。結婚12年目の妻と娘2人を持つ父親。
□神戸 卓郎
真美の旦那。25歳。仕事をクビになった腹いせに妻を毎日のように奴隷として扱い、さらに死んでもおかしくないほどの暴力を振るう。
□森 雄吉
明美に目をつけられている男性。43歳。表向きは好青年を装うエリートサラリーマンだが、家庭では娘に教育虐待をしており、完全に自分の理想を押し付ける。
□森 美紀
雄吉の妻。39歳。夫の教育虐待を必死で止めようとするが非力な自分では抵抗できず、娘と逃げる計画を立てている。
□市原 瑠璃
35歳。旦那が仕組んだ保険金殺人未遂事件に巻き込まれ、命は助かったが下半身不随となってしまう。小学校5年生の息子がいる。
□市原 修吾
盗難車を利用して妻の瑠璃を轢き殺そうとしたが未遂に終わる。現段階では犯人だと疑われていない。
□瀬戸 百花
元探偵の女性。32歳。明美に雇われている人物の中で唯一殺人を犯したことがない。
□熊谷 玲乃
元医師の女性。37歳。かつて自分をイジメていた同級生が患者として運ばれた際、医療ミスと称して殺害した過去がある。
□高橋 翔星
高橋知沙の長男。享年13。回想シーンにのみ登場。生前まで家族と幸せに過ごしていたが、母に首を絞められて殺害される。
□白石 佑美
行方不明中の女性。26歳。
□白石 まどか(シライシ マドカ)
佑美の娘。5歳。母親と共に行方不明。
□水瀬 千草
水瀬幸人の母。44歳。中学3年生のときに婦女暴行に巻き込まれたことにより妊娠してしまい、高校1年生で幸人を出産する。噂では都内のキャバクラのキャストとして働いているという。
○敵対組織及び危険人物
□大城 四紋
超上場企業、株式会社SHプロダクトの代表取締役社長兼会長。47歳。政治家としても活動する政財界の人間でその界隈でも顔が利く。珠水鳳凰という謎の組織を動かしている。
□金城 翼
珠水鳳凰のトップ暗殺者。金城兄弟の双子の兄。かつてカオレインズという暗殺者組織で鍛え上げた戦闘力は幸人や明美とも互角に渡り合う。二刀流の使い手。
□金城 悠羽
珠水鳳凰のトップ暗殺者。金城兄弟の双子の弟。兄と共にカオレインズに所属していたことがあり、組織の中で編み出した殺人拳を得意とする。
□メルス
珠水鳳凰の暗殺者。棘付きの鉄球を繋げたフレイル(モーニングスター)を使った戦い方を好む。
□メース
珠水鳳凰の暗殺者。スカウトナイフを扱う接近戦のプロフェッショナル。
□トライバル
珠水鳳凰に雇われた殺し屋。死体を切り刻んでバラバラにする趣味を持つが、その技術も一級品。
□カリド本山
違法の地下闘技場の看板選手で無敗のファイター。女性を陵辱する強姦魔でもある。