赤い湯船
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:赤い湯船
ホテルに着いた。
久しぶりの出張で他府県に来た私は、
仕事の合間にいろいろ観光名所を巡り、
ホテルに帰った時にはもうバタンキュー。
うちの会社は結構仕事が緩いから、
こんな出張も結構楽しいことがある。
でも、
「ああ〜今日もよく歩いたなぁ。眠いや」
ホテルでテレビを見ながら
ゆっくり過ごそうとしたのだが、
なにぶん疲れて眠気の方が勝っており、
もうベッドでうとうと。
「……あ、携帯、充電しとかなきゃ」
とりあえず充電し、明日に備えた。
そしてその夜は寝た。
ふと夜中の2時に目が覚めた。
私はこう見えて、
結構、中途覚醒することがある。
そして1度目覚めてしまうと、
なかなか眠れんのだこれが。
その時、
「あれ?…なんで??」
充電してる携帯が充電されてない。
「ちょっと壊れちゃったのぉ?うそぉ〜」
弱った。
明日もまた携帯を沢山使うと言うのに。
でもおかしい。
この携帯、買ったばかりだ。
壊れるなんて普通ないこと。
「もしかしてこの部屋のコンセントがおかしいんじゃないの?」
ホテル側に欠陥があると思い、
差し込み口をいろいろ変えてみた。
でも結果は一緒。
「ちょっと…なんでよ」
まぁ不良品をつかまされると言う事はある。
私もそれなのか!?
と疑い始めてから怒りの方が勝ってきた。
「このスマホ、もう買い替えなきゃいけないのぉ…?」
と開いてみた時、
「ん?」となる。
「…え?…私、通話なんかしてないけど…」
通話履歴を見ると、
この電話から非通知番号に掛かっている。
「ええ?!ちょ、ちょっと待ってよこれ!何なのこれ?!」
その通知番号に電話を掛け、
部屋に戻ってから今までの時間、
なんと5時間もしゃべり続けている
記録になっている。
「…………」
しばらく無言。
そしてつい私は
その非通知番号に掛けてしまった。
あまりにも不思議だったのと、
あまりにもむかついたので、
少し衝動的にそうしたのだ。
プルルルル…
電話が掛かる。
鳴ってる間、
さっきまでふと考えてた
おかしな事をもう1度回想し、
ありえない事にやはり行き着く。
さっき5時間電話を
掛けていたその時間帯は
私が確実に寝ていた
その時間帯なんだ。
そして…
「(あ…!)」
カシャッと言う音と共に、
誰か分からない何者かが電話に出た。
『かけてくれた。朝風呂かけてくれた。朝風呂かけてくれた。朝風呂…』
「……!?」
『かけてくれた朝風呂』
という言葉をずっと連呼している。
それも何となく機械と合成した様な音?
とっさに相手はやばい奴!?と判断。
その瞬間、すぐに電話を切った。
して居たら…
シャー…と風呂場から。
ギクッとした後、
大丈夫と言い聞かせて
風呂場へ行ってみると…
「…!?(きゃわっっっ…!!!)」
声にならない心の悲鳴だけを叫んだ私。
1人が湯船に浸かった
おぞましい赤の部屋だった。
瞬間的にドアを閉めて顔を背け、
もう1度見ると何も無かった。
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=IkxKjb9qvWM
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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