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 会いに行けるアイドル、これが嫌いで嫌いで。そのままやれば地下と変わらない。だから人数を絞りに絞って採算とんとんを目指して立食パーティー的な形で歌はソロカラオケって割り切り。空いたら適当に誰かが歌うって感じで緩いのりでファンとの交流を重視した。多分回らないのでリトシスもつれてきた。


 とにかく怖いので集団で囲まないでは注意してもらった。ある程度それっぽい警備員の人は配膳で置いた。お高く留まりやがってとなるかもしれないが、地下の物販の金額とか見るとそれなりの芸能人であるうちもええ??って思う…。それよりは結局安く出来てると思う。


 あんまきつい質問は避けてもらって本当に適当にざっくばらんにファンと交流した。衣装も完全に普段着。可愛いは大事なのでそこだけ頑張って。


 以前からやればよかったのでは?ってこの金額じゃ駄目だから。それにこれを意識したのは子供のころ、原因が分かってて媚びを売っても子供の媚びに興奮する客相手にするのやだよ…。少数だし。そうなると今だなと言うのもあった。追い詰められて手を出したわけじゃない。


 ただすごく良く分かったのは、これライブ&物販が持つ祭り感が全くない…。物販が出店っぽいなと思う感覚は当たってたな。かなりうまく行った試みが祭りとしては失敗してしまった。とにかくファンとのトラブルがなくて本当に良かった…。


 アイドルには間違いなく祭りの要素はある。だが、アイドルが他のバンドとか違って特殊な要因は性的な暴走が根底にある。他ジャンルで近いのはビートルズぐらい。ゆえに抑制をしくこの形態はちょっといかん。じゃ物販は、あれいろいろファンが暴動を起こさないように工夫がある。


 慣れとかじゃない、最初からシステムが確立してたんだろうな。さすが帝国のものだ。空気感と言うか、祭りの雰囲気と言うか、ライブと物販が切り離されてないんだ。うちにはあれ金銭の後払いにしか見えてないんだ。でも前出店やったから分かるけど何か違うんだろうな。買い物の楽しさがちゃんとあるんだよな。商売が原始的過ぎて、オタのあれ同人誌販売みたいなノリがあるんだよな。


 ブラッドおじさんが面白いと言ったの今になると分かる。これは商売の方法なんだ。うちらはネットビジネス。彼らは店舗を構えた店舗ビジネス。斬新なのは店員がアイドルって点だ。こりゃ面白い認めざる得ない。うちがずっとまねる気がしないのは真似たくても出来ない制約があるから、根底から成立が違うんだ。


 自分でどこか新時代のアイドルって気持ちがあった。負けた…。あんな古典的ビジネスが面白いんだ。アイドルとしてはまだ負けてないって意地はあるが、アイドルビジネスとしては完敗だこりゃ。ただ、手渡しによる買い物が面白いなんてアイドルと関係ないだろ…。


 いろいろとうちの理想が青臭いと言われても言い返せない。麻薬合法化と何か似てる、それに抵抗感がある。


 皇帝いろいろ抵抗はあるが、客側の視点に立つはほぼうちより上だ…。うちはコアオタのコアな心には自信があるが、些細な心の動きには自信が無い。今まで失敗したのってほとんどそれだ。信也が悪い、うちしかアイドルに経験がないから。


 うち他のアイドルの中に入り込んで調査したいな…。まあこれはこれで問題だ余計な情報まで仕入れてしまいそう。そこまでしたくない、青臭いので…。



 皆とファン代表で信也を呼んだ。

「すごいの思付いた。映像撮りながら、うちらがさ手袋で良いけど着用してそれを脱いで抽選で物品送る。これお金どうしようかな…」


檸檬「はい?」


「絶対高額で売れるのが下着…、生脱ぎするのがいやだけどね。ノーパンになるわけで」


桃子「やらない前提でしょ?」


「もちろん企画自体パーになる。ああ信也変な顔した思いついたな、言えーー」


信也「生理用品…」


「ドン引き…、もちろん過去の君ならって発想だよね?」


「そのために呼んだんでしょ?」


「まーね、それも警察が出てきそうでアウトね。ただのゴミなんだけどね…、あれ使用済みだよね?」


「うん、意見だから言ったのと、そうじゃないと僕言わなかったからね?」


「確かにそうだ、思ってアウトなら世界中性犯罪だらけだ。でもさ場の空気がおかしくなってる…、うちもすれすれなのでリトシス呼ばなくてよかった」


みよちん「思ったけど、これ線引きってなんだろうね」


胡桃「使用済みマスクはやばいと思う。やっぱりゴミ感が漂うのといかにも体液付着しています。このいやらしさがだめ、うちさティッシュで腋でも拭いて売ったら金になるなって思ったらヤバイと思えてきた」


リオ「そもそもそれ映像がいかがわしいよ」


「全くその通り。靴下とか、手袋が限界」


信也「アクセサリー良いよ」


「良いねー、もしかして汚名挽回?」


「うん」


「まてーー、ものによってはそれ股間に押し付けるの想像してない?」


「してないと思う…」


胡桃「そういう使い方は問題ない…、客がどう使おうが例外的な使い方にアウトするのは良くない。汚名挽回っぽいが実は君らしいアイデアだった。信也としては問題点が分かってて、企画自体が没にならない、すり抜けを考えたのかな?」


「まあそうだけど、実際僕くるみんが身に着けたアクセサリー、僕以外のファンの男に売るの気に入らないよ」


「結構頑張って考えてくれてるんだね、んじゃ後はどこまでなら許されるか?を皆で出しあって社長に持ち込もう」



社長「うーん、これ問題ないか?」


「分からない絶対アウトとか思う使用済みティッシュとかはやめたんだよ。マシなのピックアップなので根底は」


「無料でファンサービスじゃ意味が無いんだろ?」


「うん、長くやれない」


「いっそオークションは?」


「ああそれならネットオークションで今すぐ可能。それも長くやるならよくない。高騰したらファンやめてしまい事に繋がりかねない」


「どこか細く長くむしり取ると聞こえるな…」


「まあアイドルって一つ間違うとやくざな商売な部分あるから」


 再度検討で


「マスク違法っぽいぎりぎりだが違法を問うのは難しいらしい」


檸檬「最低ラインだね」


胡桃「最初は体液付着を狙ってて、まあ生理用品も頭にあった」


信也「僕は悪くない」


胡桃「うん、ただ君から聞きたくはなかった…」

「センスの話なんだけどさ、うちこれ違法じゃないと知ってもやらないよ。そういう事じゃないんだよね。なんていうかなファンとつながりを作るのが主で、だからアクセサリーは良いんだよ。最初は使用済みティッシュを考えたけど何かおかしいと気が付いて今に至ったと、それでアクセサリーでファンとつながる、ここに至ったと言えばどうかな?」


檸檬「ああ法律じゃなくて、意味合いが全く違うここだね?」


「そうそう、ある意味使用済みマスク販売を否定してるんだよね。現実問題としても、まあ問題だと思うものって問題が大きくなったら規制されるんだよ。結局違法になるからやらなほうが良い。もっと言えばこれね商売が目的じゃないんだよ。物を通じてファンと距離を近づけて盛り上がる祭りなんだよ。お金は企画の運営費みたいなものなんだよ」


信也「コストの回収?」


「そそ、社長にも言ったけど長くやりたいから。違法はまずない。問題はうちらが下種に金に走ってると思われないかな?って点。そういうイメージって回りまわって余計にお金が入らないの」


「ブランド」


「そそ」


檸檬「最初使用済み下着を聞いて、あほなの?って思ったけど、最後まで聞くとこれ悪くないね。じゃ何故使用済み下着最初方に話したの?」


「うちいろいろグループのためってお金使いすぎてるから…」


「ある程度商売っ気もあったのか」


「よく考えたら信也が言った通りブランド価値損なわれるので、小さな銭で大きな銭逃す典型だった」


信也「ああそれ聞いたことあります。つぼに手を入れて金を握っててが抜けなくなってその場にいたら殺される話」


「手離せば良いのにね…」


 システム的にかなり金銭の授受が難しかったが、それ以外は懇切丁寧に話をした。それによって概ね健全な盛り上がりがあり祭りになった。信也がものによってはじっと見てたのが気になるが、あいつやっぱカンダタでは?



「信也お前なー」


「ははーんなんと矮小な目で僕を見る。DNAやばくないか?ってちょっと考えたんですよ」


「ああ檸檬か同時に買ったらやばいけどどうだろうな」


「考えすぎだとは思いますよ。そもそも本気で入手しようと思ったらいくらでも可能です。まともな人は違法性についてちゃんと考えますからね。クローン問題ちょっと怖いのはくるみんのDNAとれたら、子供産んでもらってくるみんクローンを子供にすることですね」


「こわーー、ストーカー発想がすごい。やばいネタすぎてストーリーにできんわ。その手の違法性はもっと前からある。その常識外れはクローンが短命でもやる」


「確かにそうですね。ブラッドさんの技術は、まともな人がクローンについて考えるようになる問題でしょうね」


「問題問題いうなー、お前たまに当事者なの忘れがち」


「そうですね…」


「ただなうちって精子提供者の家族だからな完全にはそれ否定できないのよ。登録機関さえあればうちクローンのためのDNAの提供そう悪くないと思ってる。本当は抵抗あるけど、オタがうちという子供が欲しいならまあしゃーないなって思いもある。前のお前そういう事しそうで…」


「血が繋がってないのでやばいですね」


「えええその発想はなかった…、なんたる毒々しい光源氏」

「精子提供者はな、自分の子供と分かりにくい。でもうち世界中のあっちこっちでくるみんが増殖するんでしょ?さすがにまいるな」


「なるべく肯定しないといけないので困ったものですね」


「うん、うち規制自体は否定しないの、それが議論されてる間におじさんを攻撃するのはちょっと違うんじゃない?だから」


「そそ、なんかありましたね、法律の成立前と後で判断するのが」


胡桃「規制も法律の緩い奴なのでそうなんだよね。具体的な規制云々の前に、そもそもクローン人間は気持ち悪いや悪みたいのは許せない」


「クローンってES細胞があるからあんまり価値がないってのがくるみんが特異な例になってる事ですかね」


「たしかIPSなら知ってるけどその前のだね?」


「はい、すぐ考えつくのがクローンを作った内臓のストックです。でもそんな残酷なものより、クローンを経て人間を作らないで内臓の元の幹細胞が創れるのがES細胞。ブラッドさんはすごいですが、クローンってその点流行遅れのところがあります」


「だからうちみたいのがポンポンうまれないわけか」


「ええ技術は古いくせにくるみんだけが特異な存在なのはそんな感じですかね。もちろんDNAあっても設備も女性の子宮も問題ありますからね。他にもあるんですよ。女性だけがもつmtDNAってのがあって、他の女性だとこれにずれが生じます。ですが、娘から生まれたのならmtDNAは同じです」


「ママンだといろいろ都合が良いか」


「僕はね、くるみんには理屈や客観性に折れてほしくないんですよ。僕は思い切り感情的に主観で、くるみんが生まれて幸せって強く感じています。それを否定する話になんの価値があるんですか?」


「ああたまに役者千葉信也離れても問題がないのここだよ。有難う頑張るよ」



 祭りって難しい、意外と思いつく。ただ没案が多い。祭りって問題行動が伴う事が多い。やや暴走きみだからな…。後とにかくお金に繋がらんな。フェスティバルって言葉と音楽って繋がることが多い。ライブは祭りに本当に直結しやすい。その最大のもの以外で祭りと言うのがなかなか難しい。



 緩やかなファンとの交流って微妙だったと同時に。あれ悪くないな。結局ライブ&物販って本当によくできてるんだ。下手にこれに近づこうとすると、荒いファンの暴走を抱え込むことになる。もしこれを他の方法でやるならこの暴走をどうにかする事をしっかり考えないとだめだ。


 いろんな形で緩やかなファンとの交流広げていきたいものだ。そもそも数を出来る限り減らしてというのが祭りを否定してるんだよな。暴動怖いから詰め込むの徹底的に避けたんだ。うちはアイドルってのが性的なものをくすぐってファンをおかしくするところがあると思ってる。


 ライブってのはそれを発散させらるし、物販って意外に抑制が効いてる。大事なのは抑制が効いてるのに盛り上がってるんだこれがすごいんだ。覚めてたらあんな荒い金の使い方しないよな?とか考えてしまうからな。物販自体は何の知恵もない、かなりコントロールしてるんだよなあれ。後日本人の特性ついてる。


 列にきちんと並びやすいから、それさえさせられれば抑えが効きやすいんだ。軍事的戦術でもあるんだよね。銃の前の戦術だけど、周りを囲まれるとほんと怖いから。それが前から一列ってもろ戦術で重視される部分。狭い路地とか誘い込んでって前だけ戦うとかよくある。



信也「くるみんライブの後物販じゃなくて、サイン会したらどうですか?」


「なるほど、ファンと距離が近いのにファン盛り上がれれるね」


「結局地下とかと同列になるのが嫌なんでしょ?物販で金を巻き上げるような」


「そそ、有効なのは分かるけど、ビジネスモデルとして気に入らないんだよ。自分で改めて考えてさ、なんか使用済みティッシュ感がつきまとうよ。ただ古臭いね…」


「いやくるみんも自分で言ってたでしょ?一見アイドルが手売りするのが斬新に見えて、古典的じゃないか?って」


「確かにあっちも古臭いよな。ただでかい会場だと苦しいぞ」


「会場によっては抽選が良いでしょうね」


「もしかして昔そういうの無いの気にしてた?」


「うーん、今なら分かる気がします。本当は子供の時そういうのしたかったんでしょ?」


「うん当時ならいっぱいファンと交流したかった。多分君がファンになってくれた時忙しくなってた。うまくかみ合わなかったいろいろ。昔の君は不満だったかもしれないけど、今の君は理解してくれて助かる。うちもどこかで忙しい時ファン避けてた。多分性的にっての意識しすぎて、忙しかったのは事実だけど距離取ろうとしてた」

「うちさ、君のお母さんの気持ちわかるんだよ。うちさ煽ってたんだよ…だから距離近づけるの怖いなってあった。今もあるけど、ほられいの契約ってのに違和感でてきたからもっとファンと向き合わないといけないかもってちょっと思ってね、なんか君ついてないね、こっち側に来て、ファンとうちが近づく不安を抱える側になってさ前は近づいてくれなくて不満。タイミングがすごく悪い」


「今ならさらっと流せるけど、くるみんってファンに冷めてましたよね?」


「むっとする?」


「いろいろ思う所はありますが、子供がこんなことしてるいろいろあるんでしょうね」


「あの頃の君と違いすぎる」


「まーなまくら刀ですからね」


「映画にとってはマイナスだけど、現実接するのはすごく接しやすくなってるよ。良い意味で信也って丸くなってる」


 ライブの後サイン会やってみた。最初なので抽選にして、ただこれ金にならない…。これがサービス残業か!と知る女子高生であった。でもすごく好評だった。これでもライブ無茶ファンとの交流増やしてるんだよ。さらに刺激が上がるのか…。


 物販やりたくないのもあるんだよな。昔みたいにCD売れば良いが、今配信がメインとなり時代が合わない。まあグッズとかもあってそのあたりはなんとかなるけど、なんかCD全盛期と比べるとおまけ感がな。で、売れるものって考えるとうちは商売人か?ってなる。


 シールとか全く無価値とは言わないけど、キャラもののおまけ入り菓子とかどうも引っかかりあるんだよな。もちろんグッズは売ってるよ。ただ物販の中心として売るなら、うちらの歌って商売道具売る方が気持ちいい。うちがグッズつくったわけじゃない。ああ絵とかならみよちんに売らせてやりたいな…。


 感染症と、配信全盛期でうちはやっぱり物販好きじゃない。感染症もあるから頻度は適度にしたい。うちの場合言い訳に使ってたからその姿勢を変えたいだけで、せっかく感染症避けていたのにかかったらあほい…。


 ライブは大事だと思うが、大きな箱でやるライブは配信だけやるより儲かるからな…。CDから配信で落ちた利益をライブで補ってるのは現代の音楽関係で生きる人のあるあるだ。じゃ何故CD売るの?何枚も買うの見たら言わんでも分かるでしょ。あれはお布施だ…。サイン会って古臭いがやってみたら、やっぱアイドルによる物販何か違和感あるわ。


 ああもう声を大にして言いたい。昔から思ってたが、あれファンに対する優秀な集金システムだよね?サービス残業に何とも言えない気持ちになったら、今やっと言えた気がする。実際事務所からお金は出る。だがうちの家族と言える事務所が負担してるんだよな…。


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