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千葉と二人で話していた。
「すべての情報が再度整理されました。くるみんあの虎徹君って子かなり好きですね?」
「おお嫉妬か?」
「くるみんが僕を好きって疑っていません。ただ様々な事からどれぐらいをものすごく勘違いしてしまうのです」
「役者の事入れるとめちゃくちゃ好き。でもなんだろうね分かってても、恋愛云々考えると避けちゃうんだよ」
「アイドルの事?」
「いろいろ、アイドルの事も2つほどある。お前って恋愛禁止どう見てるの?」
「いやな質問ですね。これ僕が答えたら駄目じゃないですか?免罪符にしたいのですか?」
「ちょっとあるよ。今はやらないけど結婚しますでお前ならファン許すんじゃないか?こういう甘々な気持ちたっぷりある」
「ギャンブル」
「うんそう思う分からなすぎ。タイトルまで考えてるのだけど、推しのアイドルと結婚する方法。そんな自伝をお前だす、まあ言い訳と言って良い、最初が肝心。どこにでもいるぱっとしない内向的な陰キャコミュ障どっぷりはまったくるみおたが、映画見て感動して役者目指して共演して最後結婚する」
「どこの馬鹿なオタクの妄想だと昔の僕なら笑いますね…」
「でしょ??なんか共感して誤魔化されてくれない?」
「その時があったら書きますよ」
「もう一つはさ、こっちの方が重要かも。なんか今もまだ不完全燃焼感ある。分かるだろ?トップに昇りつめたけど、まだ不満だけど何やって良いか本当にに分からない。でさそんな時千葉と話してると気がまぎれる。それが何かすごく嫌なんだ。逃げてるみたいで」
「これ聞いたら結婚したいなんて言えない。言ったら僕はアイドル胡桃を否定する…」
「知ってて言ったんじゃないの?」
「そういう時もありますが、今回は全くの計算外。外から見てるときと、互いに話すのはどうしても後者が優先されます。今回まさに後者に良い情報です」
「変な言い方するな。実はな次回作それが絡んでるんだ。お前のその先回りするの嫌いじゃない。嫌な風に使わんから。でもなんだろう嫌な使い方したらすごく嫌。お前アイドル胡桃を追い詰めるストーカーやれ」
「それだけで話になりますか?」
「監督に相談しよう」
監督に話す。
「お前ら俺便利屋だと思ってるだろう」
「でも監督オリジナル創る資金になりますよ?」
「ちょっと言えば利用しやがって。良いぞ言ってみろ」
「その前にうちら下条組とかしませんか?監督こういうとすごい人に聞こえます。檸檬も無理やり入れて良いから」
「俺と関わる前から売れてるじゃないか」
「何かあったらちょこちょこ話して、あれもこれもすべて見出して監督ってすげーって世間に浸透させたいかな」
「昔から世論操作みたいの好きだよな」
千葉「そういえば聞くのためらっていたのですg、監督とくるみんって付き合ってたとか噂があったのですが本当ですか?」
「彼氏ムーブきたーーー」
「違います…、無いって見てるからただの確認です。僕としてはなんとなく聞きにくかったんですよ」
監督「その通りだ無い。お前ら好きに付き合えよ」
胡桃「それはその…」
「そういうやつだったな。なんで俺いつも若者ののろけ聞かされるんだ…」
千葉「前も話してたのですか?」
「監督ーーー」
「二人で話せ、本題話せ」
ストーカーの話を話した。
「おちどころかストーリーさえないじゃないか」
「まあ見どころはこいつの先読みです。しかもこれかなりリアル…、多分世間はびっくりしますよ。うちら仲が良いのはある程度分かってますから」
「アイドルとしての煙幕か?」
「単純に面白いと思ったからです。すごいんですほんと、あらゆることを遠隔から読んで、うちの行動を予測して何かしらの手を打ってるくるわけです」
千葉「少しフィクションにはなりますよ。近くで話して、もっとすごく分かって、昔の自分いまいちわかってないって思ってるんですよ。昔の自分に僕、お前に胡桃の何が分かるんだーって気持ちちょっとあります…」
「昔の自分にマウント取るこいつが面白いんですよ。キャラ、思考、役者としての知名度。なによりそれらのリアルさを支えるうちの主演。W主演だと思っています」
「結末は?」
「うちが逆にはめて、事故に見せかけて殺します」
「お前ら変だよ、これ演技じゃない部分多いからな」
「まあ最後ぐらいダークくるみんで良いですよ。うちだってそんな憎しみないですから。ただ劇中は殺してやるって嫌な事しこたまします。後動機はうちの映画を見て、うちがあの演技やらないから精神的に追い込んでみてみたいって感じです。当時うちあれ嫌で避けていたのでリアルなんですよ」
「僕の君はこんなんじゃないって感じでこじらせた馬鹿野郎です。後、最後のうちがはめるのはうちに作れないので、千葉が自分で自分をはめるのを流れ作ってほしい」
「くるみん一つ言うけどねーこんなんじゃないーとか僕思わないからね?」
「そのあたりは頑張ってくれ。いつもうちの問題を補ってくれるじゃん」
「演技でね、今回演技じゃないリアルな僕の思考でくるみんをコントロールするようなものでしょ?」
「無自覚か?いつも何か近い視点感じるんだけどな…、嫌じゃないから無視してるけど」
「了解理解した」
とても変な映画になった。ひたすらアイドルの行動を先読みして、嫌がることをしてくる感じになる。落ちまでこれしかない。落ちに精神状態を悪化させたアイドルにはめられて事故死に見せかけて転落死する。
試写会にて
監督「これ見るっポイントの解説がいるな」
胡桃「2つ単純な面は何かしらの能力を感じる千葉のすごみ。つかー本名で互いにやっちまたな。もう1つはそれがリアルな千葉の思考だって虚実入り乱れた部分」
「これ胡桃より千葉を見せるものだよな」
「まあリアルにするためにライブしてますけどね。こいつきっちり楽しんでてリアル。なら嫌がらせやめろよー」
「あんまり突っ込むと僕もさすがにすねますよ。無茶があると最初に言ったのに頑張れなんだから…」
「これ問題作だよな。実際これフィクションとしても面白いんだ。でも演じてる演者にあまりに似た設定思考。これは面白いポイント確かに迷う」
「千葉ーー、最後アドリブでとお願いしたが、偽物ーーってなんだよ。意味深すぎるじゃないかー」
「いろいろ困ったんですよ。二人でしかしらないやばい事とか言ったら不味いかな?と、いろんな解釈できるやばげなの責めました」
「偽物なのうち?」
「まあ一番はおばあさんの存在です。どっちかと言えばくるみんが僕にとっての本物ですけどね。ただその単純に僕である必要はないと言ったから」
「そこはごめん千葉の映画だこれは」
監督「俺が撮ったんだけどな…」
興味をすごく引く作品だが、面白さが良く分からない面があるって感じだった。ただ千葉信也好きにはたまらない作品だそうだ。そこが一番刺さった作品になった。カメレオン俳優、どんな役もこなすが、やはり千葉信也は犯罪者が似合うって女性ファンの支持がすごく多かった。
後はリアルな千葉信也と強く絡めてある部分がどう見ていいか?困惑を多く生んだ部分。デビュー当初からかなりの人が引くほどの重度のアイドル胡桃オタ。その彼がリアルな彼女のストーカーって役をやるのがものすごい困惑を生む。実際は仲が良いらしいのでなおさら見る視点が分からないファンが続出。
特に困惑を生んだのはこれは演技の面白さなのか?が良く分からない点。特に注目されたコメントが
(リアルなアイドル胡桃が出てるが、それすら妄想のような千葉の頭の中と言って良い作品)
(千葉信也が好きなファンなら楽しめるか?分からないが絶対見ておくべき作品)
「なんとなくこの作品が分かってきました。僕は女性ファンが多いのかな?これくるみんの男性ファンに向けた手法を僕の女性ファンに向けて作ってませんか?」
「ちゃんと面白さはある。ただ一番の金の回収はそこだろうね。ただ、これ微妙に演者千葉信也が好きな男性ファンにも向けてると思うよ。ほんとこれ千葉ワールドだから。しかしあんた普通にオールマイティに演技こなすのにやたらと犯罪者として女の子に好かれるね」
「男犯罪者が不特定多数の女性を魅了するって現象があるらしいのよ。うち狙ってないけどその層ついてるのかな?うちは無いよ?うちは演者千葉信也が好きなだけなので、別に犯罪者にこだわってないから」
「でもくるみんが一番僕を犯罪者に使って作品を作って。その大体女性ファンに評判が良いです。同性としてこれ似た心理だと思うと思いませんか?」
「直接的じゃない、うちらしいよすごく、あんたが女性ファンを犯罪者役で魅了する現象が大好きなの」
「なるほどなるほど、それはくるみんです」
「そういう所が映画作りたくなったのよ。もしかしたら他の女性へのマウントがあるかもしれない。皆が大興奮するこの男うちのもの…」
「近くにいるとこういうのがすぐ分かりますよね」
「ほんとねー、それで細やかな気遣いもできるからほんとこの男は」
ネットで魅力的な犯罪者千葉信也をプロデュースーしてるのは大体アイドル胡桃なので、彼女の趣味なのではないか?と言われてしまう。ただあいつはそれを一緒に見ながら、僕だけが君を知っているっていつもの顔をしてやがる。
うちとしては面白いのだが、興行的に地味なのが続いた。だが誰でも考えるがファンの多さから作りては器用なあいつをどうしても犯罪者で使いたくなる。これが大体女性ファンを失望させる。あいつも頑張ってる。決してうちのための情熱だけじゃない。
そうなってくると地味にイマイチだった興行のものが配信やDVDでファンに流れるようになる。うちの千葉プロデュースーがブランド化してくる。こうなるとうちとあいつの仲を女性ファンはあまり嫉妬しなくなる。あいつを一番輝かせて千葉の犯罪者としての色気を出すのがうちってなってくるから。
悔しいけど認めざる得ないってやつ。なんかすごく恥ずかしい。あいつなんかニヤニヤしながら喜びそうで。他の制作者に雑に扱われるあいつをうちがそれは丁寧に磨いて女性たちの前に出す。これはうちが磨き上げた男娼を女たちに差し出してるようなところがある。
そしてそれが分かってる女ファンが多分いる。嫉妬が明らかに減ってきたんだ。うん、皆がうちと千葉が変な関係なのに気が付き始めてる。うちは間違いない千葉信也を磨いてるときうっとりしてるんだ。うちは、あいつ個人が嫌いじゃない。ただ、同じ芸能人としてあいつの才能に魅せられてる。
そしてそれを一番うまく生かすのはうちだって自負がある…。変な関係だ。うちが結婚に踏み切れないのは、役者千葉信也が好きすぎるからだ。近くにいるだけで、結婚せんでもいいんでは?って仕事仲間で満足してしまう。これを言ったらまた君が分かったとか喜ぶんだろうな。




