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「妹ちゃん相変わらずやりたい演技の仕事が来ない…」
「また何か考えていたの?」
「あれ妹ちゃんにはあまり話してないんだけどね」
檸檬「断片的には話してるから分かるよ。そういえば桃姉とかにはみっちり話してるけど私にはあまりないよね?」
「勝手にうちが使いたいように動いてくれるからね。分かりやすく言えばうち作曲は出来ないけど、つ〇くさんみたいになりたいわけ」
「今回は?」
「ああ今回アイドル関係ない。アイドルの後っての考えていろいろやっててね。その1つ。アイドルの導線として映画を主に使ってる。分かりやすいのがうちら5人でとった映画はコテコテのそれ。ただそれとは別に役者として向上したい。うち前ちゃんと演技して面白かった。おばあちゃんとの違いを見いだせた。だからこの道もありって全然思えた」
「でもさ、うちが絶賛されるのってうち自分をそのままやってるのばかりだから向上しないんだよね。でさ今回前の映画のイメージ強烈すぎてあんな役しかオファー来ないからうんざりしてやったんだよ。イメージ変えれたよね?」
「うん、ああそうか今回がいつもの胡桃だよね。むしろ前の方が私が知らない」
「そそ本当にそれ聞かせてあげたいよ。こっちが素の胡桃ちゃんなわけ」
「じゃ大成功?」
「それがさうちさ、実写に絶望したー」
「ええなんで?」
「実写恋愛物多すぎ…」
「需要が多いからでは?」
「違うんだよな、需要は高いと思うけど、あれ作る金あまりかからんの。若い子の恋愛ものあらまず格安の役者になるし。もううち恋愛映画に偏見あって、それでも頑張ってオファー原作とかあらすじとかあって見るともう無理ってなる。くそつまらん乱造されてるから飽き飽きした展開しかないんだ。今回映画もストーリーはほとんど評価されてないでしょ?」
「そうだね」
「作られまくった恋愛映画でとびぬけたもの作るなんて難しいんだよ。作った本人がイマイチと思ってるストーリーにストーリーが面白いとか言ってる頓珍漢なファンのコメント読んでると頭痛くなる。まあその勘違いで飯食ってるから複雑だけどね」
「今回うちはアイドルの時に使ってるテクを一般おじさん向けに調整して監督通してやっただけ、ストーリーが面白いってのはちと違うんじゃない?って思ってはいる。ただ一本筋が通ったものとして監督を出すために軸として演技指導のための作中劇を軸にした」
「ここにふんだんに監督の経験考えを入れたので創作に関わる人にはちょっと刺さったんじゃないかな?」
「ああ私もその一人か、そうだねそこは悪くなかったかもしれない。でもそれってお姉ちゃん雑音じゃない?」
「お前ー、いろいろ問題点は認める…、たださ作る人とおじさんって被ること多いでしょ。若くしてそういう人って珍しい。その点作る人もメロメロにさせるから良いのー」
「これほんと裏話になると酷い作品だよね」
なんか全く計算してなかったけど、映画とってたら新曲出来てた。出来るまでやることないなって映画作ったわけじゃない。監督遊んでくれないから引き込みたかっただけの全くのプライベートな感覚。コンセプトははっきりしていたがどっちにするか?決めなくちゃいけなかった。話し合うべきなんだろうが鶴の一声使った。うちの曲になりそうだったので。
「桃姉にする」
桃子「なんで?」
「今回だけこれからはどっちが良いか?話し合いで決めていく。でも今回はダメ。これはね隠し味戦略なんだよ。塩が甘い?甘い以外が混じる事で砂糖でだらけた舌が刺激される。ファンに忖度するばかりが創り手のやる事じゃないと思うんだよ。それで意固地になって失敗するケースもあるけど、最初に1度やるぐらいは勇気出さないと。次から反応見て考慮すればいいよ」
案の定賛否両論になった。下手にコメント入れるとややこしいし、ただ放置すると路線変更かと勘違いされるし…。おじさんうちに任せると良いやがった。まだ高校一年生の女子だぞ。
(まず重要な事は曲の路線変更は絶対にありません。ただの変化球です。上手く言えないのですが、今後の展開を見て点ではなく線で見てください。うちはまだ高校一年生です。言葉でうまく伝える事が出来ません。でも活動によって皆に理解してもらえると確信しています)
言い切った、もう一切コメントしないぞ。
前回のファンにとっては問題の映画と言い、うちが迷走してるんじゃないか?との意見まで出てくる…。君らを迷わせたのは認めるが、迷走はしてないぞ…。
「おじさん次のはなるべく早く出そう…」
社長「ああ」
「これ以上言っても言い訳を重ねてるように見えるのでだんまり貫くからね?とにかく早くして…」
ただ指示は出した。これで出来る限りファンに忖度した曲にすると意味がないから。これまでのヒット曲作ってた人たちに頼んで複数作ってもらった。それぐらい危機。でも忖度はしないその人たちのセンスに任せる。
騒動から一か月して新曲が2曲同時に出来上がった。すぐに歌ってリリース。うちにはなんとも言えない評価になった。
(そうそう、こういうので良いんだよ)
こいつ分かって言ってやがるな…。多くの意見はこういった意見に賛同するものとなった。ただうちは失敗だと思わなかった。こんどはうちの歌で寄せていこう。無自覚だったがこれショック療法ってやつじゃないか?
桃姉とうちで組んだソロ曲で一つだけ無料で再生数が桁違いになった。これ無料を置いたまま有料配信にした。何の意味がある?ミラシスの活動に組み込むためプロの人に関わってもらって振付して映像もつけてPVも配信した。ただし、うちが完全ソロで周りは踊るだけ。
有料の方は期待してないが、ライブにソロを組み込むための布石となる。問題はPVだが受け入れられた。曲が良い。うちから言うと何が良いか?で数うちゃ当たるだろ?としてる桃姉が聞いたらなんて言われようだが、だからこそ良さが分かる。
最初から計画していた。アイドルの曲って微妙なのはそれなりの水準があるからだ。うーんっての比べるとやっぱり良いじゃないかって分かるんだ。じゃ何故ソロ作ってもらわないのか?でこれを売り物にできるのはうちの歌唱やって自負があるからや。
うちの歌唱で完成させるため二人で作れる桃姉の方が使いやすい。大事なのはうちの魅力を強く出すソロを出す事。これに慣れればソロで作曲家さんに提供してもらうかなと。何故ソロが衰退したか?で2つの事があって、単純にグループとして活動する合唱歌いに魅力がある点。
ただそれだけじゃソロだけが持つ魅力が決して劣るわけじゃない。問題はこれらに音楽以外の要素が多量に絡みつく点にある。この絡み合った関係を壊すのは熟知したうちしか無理。ソロも悪くないって流れを弱弱しいながら取り戻していきたい。
駒がそろったうちがずっとこのためにライブを続けてきたと言っても過言じゃない2つの課題を思い切りぶつける。問題の桃姉の歌と、うちのソロ。うちらはトークをメインにやってるので、逆にMCない時がある。これは昔楽曲が少なく小さな箱でややミニライブきみのステージを大量にやった名残。
最近は増えてきたのでMC挟むようにしてる。今回はこれを使って桃姉のをMCの前、うちのソロをMCの後にした。MCでぐだぐだ言い訳した…。変な空気を払拭するためだ。次にソロで困惑が収まらないのだが、MCを挟むことによってやや緩和されている。
ただ渾身のヒット曲なのですぐに乗ってきていつものミラシスで何とか終われた。
今回成功した方はやはりソロでも皆が知ってて人気があるヒット曲は強い。多少困惑はあるがこれは慣れれば多分問題がない。問題は桃姉だな。これは、うちの歌唱アレンジに期待だ。いつかこのお蔵入りして隠してるうちのバージョンも次の曲でリリースするつもりだ。
安易に比較してほしくないのでやってないだけだ。
だがごくまれだが、桃姉って歌上手くない?普通に良いと思うって人いるんだよな。元はそりゃそれなりの有名なシンガーソングライターの歌だからな。単純に聞いてて、上手い歌良い曲を女性アイドルと言う枠の中でやる難易度を感じた。
アニメとアイドルに壁があるならうちは届くまでたたき続けるだけだ。日本一のトップアイドルが、歌ってみたアニソンメドレーをやる。ただこれはそれだけの試みじゃない。最後の曲だけフルバージョンでやる。それが狙いだ。ざったなメドレーが流れていき。最後はメドレーじゃなくて切り替えて1つの曲になる。
は〇はれゆかいだ、狙いはうちが今やってる、アイドル一人の声を強く聞かせる歌だ。まあこれ別にアイドルグループであるんだけど、メジャーではない。3人の歌手が、それぞれのパートを担当する。そこで声優がもつ声も魅力を聞かせた後3人でさびの合唱に流れ込む。
うちの最強グループの理想を詰め込んだような歌だ。アニメも3人3様の魅力があり、うちの最強アイドルグループの理想を詰め込んだような歌。ただうちはこれはアニメの事だと思ってる。うちは個性での顔にこだわってない。現実問題として無理なんだ…。
個性を集めるのは簡単だ。それは個性は出るが、それぞれの方向性で劣化を生む。簡単に言えば人種は集めてみたが、どの人種も不細工…。アイドルグループは確率的に個性で集めるとこうなる。これを達成してるのは役者の世界になる。それぞれの個性の頂点の美が役者にはそろっている。
確率的にアイドルグループでこれを集めるのは無理だ。やるなら手あかのついたアイドルを大金はたいて集めればできるが絶対にお勧めしない。ファンがそんな人工的なドリームチームに金を落とすとはとても思えない。SM〇Pの顔にややふまんがあるのがここ。顔の個性はすごいけどね。
アニメはそれを人工的に作り出せるからだ。
特に変わった反応はない。ただうちとしては、アニメとアイドルに壁などないんだと理解してほしいのだがな。まあアイドルアニメもかなりやっかいな代物になってる。アニメを使った現実のアイドルのアニメ化もそうだ。これは話が長くなるより考えがまとめ切れないので辞めておく。
アニメ業界に金を流し込む方法があればいいのかもしれない。うちは、アニメを海外展開のパイプにしたいだけなんだ。それ以上の気持ちは全くない。うちがアニメ好きだからこそ互いの領分を守る事に妥協がない。とりあえず思いつかん…。
少女漫画原作からオファーが来る。いつもなら断る。だが人気作であるのとほんのわずか悪くないと思ったので受けた。ただ明確に良いところがあるわけじゃない。後主人公がうちらしくない…。檸檬が演じたほうがこれ良いと思うけど?
思えば最初から気に入らないところが多かった。もううちの実写への不満がわんさかでるぞ、現代少女漫画は落ち目だ。それゆえこれ少し前のヒット作だ。まだ少女漫画が輝いてた時代の残滓が残る人気作の完結作品。10巻もある作品を2時間の映画に突っ込むという離れ業。
馬鹿がこれをメディアの違いと上から目線で言うが、これは媒体じゃなくて作劇の問題だ…。はしょりまくりになるに決まってるだろう。面白い展開はぶち壊されてストーリーとして成立するだけの話がそこにあった。そもそもちょっと見どころがあるからって受けたのにこの時点でもうアウトだった…。
だが、うちは自分と違うキャラの演技をずっと求めていたので四苦八苦しながら原作と檸檬混ぜたような人格を演じていた。これでまだ終わらないこの監督がガンだった。こいつ何を勘違いしたかうちをおじさん好きと勘違い。性的にうちを見て事あるごとに誘いのある会話と態度を示す。
むかむかするが言う事は間違ってないので、監督から役者への分からせプレイを頑張る。これで良い関係になると恋愛に落ちるらしいね。うちはこいつの下心満載に苦手意識があったので、ただのSMに…。うちの苦手な状況になり台詞への記憶がつらい時間が過ぎて演技が多少ぎこちなくなる。
ただこれをごまかす技はおばあちゃん仕込みなのでなんとか過ぎていく。だがここから相手の男子への恋心に目覚めた主人公でうちは面倒になってきて自分のキャラで挑むことにする。ストーリーがすでにがったがったなので、とにかく楽しそうな関係って指示以外カットした。
ただ意外にもこれ監督に受けて分からせプレイが終わって、そのまま演じ切る。終わった後もしつこく誘われたがとっとと離れたいうちはアイドル活動を理由に逃げて試写会もすっぽかして映画館で見た。
前半と後半で違いすぎる…。だがあの監督ロリコンエロ親父だが、意外とすごい。これが面白くなってる。前半刺激が薄いだけで鬱ってわけじゃないからね。うちの事を好んでるのでその魅力が出てくる後半はしっかり見せてる。微妙にキャラが違うのだが、恋は人を変えると押し切ってるー。
自分の中ではがたがただったけど、演技としては問題がないように見えた…。ヒットしたか?は微妙。元々これ原作終わってるので力入ってない。この監督がうちを強くプッシュしただけの映画だったんじゃないか?と思えてきた。うちの眼力も改造しまくった原作には働かん…。
前半のぎこちなさが分かる人にはわかる演技を目ざとい人間が目をつけて、原作がつまらなくなった原因をうちのせいにして火をつけて、これをうちのファンが擁護する面倒な話になった。そもそもストーリー展開が違いすぎて演技云々は小さい事だって事で終わったけどさ…。
後後半のために意図的に抑えた演技なのじゃないか?との擁護も出た。だが原作は前半の方が近いので、後半の演技はどうなのか?もまた議論になったが、結果オーライでうやむやになった。あの監督うちを魅力的にとるは出来てるんだよな…。キャラちゃーうけどね…。
展開をズタボロにしたのは監督ではないが、間違いなく分かるのは、監督に原作愛はない。
これから長編漫画の実写映画化は分割じゃないと受けないようにしよう…。
長編漫画を2時間の映画に流し込む方法はある。ドラゴン〇ール方式になる。全く違うストーリーを基本設定、メインキャラだけ使って展開する方法。後は面白くするのは無理だろうな…。何もかも間違っていたと思う。うちも焦っていてとにかく自分と違うキャラが演じたいって欲求で判断が雑になっていた。
そもそも二人の関係性が長編のEPを通じて変化していくのにそれがないから内面も全く違う。いや絵として見せてないもので唐突に変化する二人って部分もあった。面倒になったのはこれもある。どーせまともに内面が分かるような内容じゃないから突然変わってもいいだろ?って開き直ったのもある。
うちが見るところ客はそれなりにいたし、興行的には外れては無いんじゃないの?そもそも賛否両論ほど熱くないのも問題では?あくまで一部のうちにけちつけようとした層のたくらみなので。
うちとしては何の糧になったか?が重要になる。まず全体としては興行的に可もなく不可もなくかな…。監督は落とせなかったから失敗と思ってるだろうな。まああのプレイは落とせる人はいるらしいので、うちは最初からエロ目線丸出しなので警戒してたからしのいだ。相手の子はビジュアルは悪くなかったので後半乗れたんだ。
まあそうじゃないのが来る方が珍しいけどね。うち顔うるさいけど仕事としてでそこまで面食いじゃない。イチャイチャするなら、どーせなら顔が良い子が良いってだけ。うちって多分ホスト遊びできる。ただアイドルがそんなことして面倒になるからやらんだけで…。後あいつら相手に恋愛を求めてる層がいるからな客が継続的に食いやすいからだ。
まあ全部じゃないけど…。それが一番嫌なんだ。そういう落ち方まずせんからやり取りが面倒なんだ。そういうのすっとばして肉体的にいちゃいちゃすればいいから。ただ今回思ったのは、おやじががつがつしてるのはやだな…。
そう今回の糧、うち映像作品で外の人と一人で仕事するって無いんだよな。これきついな。アイドルの仕事は良くあるが、得意だから特に。精神的にきつくて一人、どっちあと言えば嫌な人間関係の孤独の中でああこれが、外で映像関係の現場で仕事することかって勉強した。
一つだけか、すべてが同じじゃないが檸檬って土台は演技人格どっちも使える。一番近くで見てるからとにかくやりやすい。前からちょっと意識してたけど、漫画の原作に合わせるのが使えた。演技の仕方も見てるからな。これじゃ檸檬を超えるのは無理では?そうだねと思う。それ以前意識してたけど、いろいろはじけた演技ができたから、今はあまり意識してない。
檸檬の人格のコピーは前からやってるが、檸檬と言う役者のコピーまで今回およんだ。それに以前なら抵抗があったが全くない。最近の演技でつきものが落ちた感じ。ただ、共演じゃないからやったのがある…。




