49
お金と言う目的のためライブに力が入る。実験的な事はまだ成果は出ていない。これに関しては構わない。そういえば振付などどうしてるのか?それはプロがいる。ただ歌は基本以外は口を出させない。特に自分の才能に気が付いた今はこれでよかったと安心している。
無茶をしてる自覚はある。だがもう1つの答えがある。ソロへの原点回帰だ。これはミラシスを独占する危険なかけではないか?そうだね、昔の皆なら心配していた。今は全く心配してない。わしが育てたーまんまそれ、安心して独占できる。全部やるわけじゃないんだ。
うちの歌はものすごい武器だ。これを目立たせるには合唱は邪魔だ!今はやる気がないがいつかみてろよ、うちは今のアイドル界に喧嘩をする。ソロは基本的には淘汰されたものだ。ゆえに過去に戻れない気持ちもあるだろう。歌が上手いからソロで歌うのじゃない。歌によって可愛いを届けるのが一番うまいからソロをやるのだ。
今のライブに燃えるような気持ちはないが、この2つは燃えている。現在のアイドルの在り方と戦う。
高校生になった。芸能優先学校は変わらないので何も変わってない。でも節目だと感じている。母親を養っていこうと思ったけど、檸檬の事を考えるとミラシスは早く終わるべきかもしれない。その時あいつが養ってくれればいいさ。うちはうちで養ってもらう妹を育てよう。
ミラシスって看板はつけない。前から考えてるように誰か一人でも欠けたら解散。もうやりたい事は大半やったいつ終わってもいい。ただジュクジュクに練り上げたいんだ。今後うちが生きてる間はどんなアイドルが出てきてもミラシスには及ばないと言わせたい。そもそもその練り上げたものを妹たちに伝授できれば。
さあどうやって探そうかな…。自分で探すのと後はオーディションだな。知名度と言うのは群がる蛾を集めやすい。じゃ何故自分で探すのか?最初の一人は苦労したいじゃないか。ざっくばらんなスカウトは無理だ…。これは第3の道として、事務所の人に任せよう。
子役は無意味。子役嫌いなのか?なら顔って点であれはつまらん。もちろん変わるってのがあるから扱いにくい。モデルはまあまあ美形がちらほらいる。この伝手を使うか。ミラシスの看板を使って彼らとつながっていく。ただすぐは終わらない。こつこつやろう。内容を話せば写真を送ってくれるかもしれない。直接会って駄目なら落とせばいいし。
事務所の人には任せられない。幼いころから子供モデルを見まくったうちの眼力が役に立つ。
母さんの件檸檬と話しててあっさり片付いた。事務所手伝えばいいんじゃない?って確かに桃姉若すぎる。なんかお金のため頑張るぞって萎えてきた。ミラシスの妹は頑張るけどね、うち経営者よりプロデューサーが明らかに向いてる。檸檬のために解散は言えなかった。あいつ無理しそうだ。2足の草鞋が出来たのはミラシスが売れてなかったからだ。モラトリアムな高校生が終わったらいい加減やめるべきだ。
やっぱ休業にしよ…。ジュクジュク計画たててるから、さすがにすでに限界でやってて擦り切れるまでやりたくなくなったので解散は早めに、だが高校で区切りは休業。アイドルにありがちな必殺のソロ活動しよう。社長に儲かるんだよなって言われたら反論できない…。
綺麗に終わったがそれでも高校生の女子恋愛に興味がないわけがないと世間は考える。うちはエゴサを開始した。うちの話は盛り上がらんのは間違いない。それでも全体が大きいからどうやってもどこかで話される。そこで分かったのは、うちの出不精のせいで、私生活が謎すぎるとなってる。
意図的に隠してるような話になっていくのだが、うちは仕事以外あまり外に出ないんだ。家庭が居心地よすぎるんだ。そして君たちは疑ってるが、アイドル活動に一生懸命で男性とのおつきあいなんて考えてられんって本気なんだよな…。ただ2番目の理由が若い男との付き合い嫌いなんだ…。
妄想が妄想を呼んでもう読むのをやめた。誰か言ってやれ、ソースは根拠は?こんなの相手にしないのが一番だ。ネットの芸能人の話はフィクションまみれで付き合いきれない。
「檸檬おまえ恋愛隠せとは言ったがそれは世間にだぞ。お姉ちゃんに正直に言いなさい誰か付き合ってるの?」
「いや居ないけど」
「ええ女子高生が独り身で良いの?」
「全くブーメランだよ」
「いやうちはアイドル活動以外なんて出来ないから。今は違うけど演技も元はアイドル活動の一環だったんだよ?」
「ああ私演者としての活動でいっぱいいっぱいと思わない?」
「ああうちら似たもの姉妹か、まてーうちはおっさんが好きだぞ?君もだから周りの若者興味ないのか?」
「いや現場でおじさんいるけど…」
「アイドルも普通におるな…、ごめん、言い方ちがううちは若造が嫌いで、残ったオッサンをさらに吟味するとほぼ残らん」
「そういわれると違うな」
「ちなみにうち顔は好みって若い男の子あるぞ?」
「そういうの普通に好きなの?」
「うんむしろオッサンより好き…、うちキスシーンなら好みの子ならすぐ出来る」
「なんかそれ分からない」
「うちもななんだろね。って檸檬お前の話じゃー」
「隠れて恋愛か、うーん」
「事務所によっては恋愛がうるさい事務所があるから、そういう男の子と適当に遊んでくれば?多分お互い様なのでなんとかなるよ」
「胡桃って軽いよね…」
「うちすぐ結婚を前提にだから重いよ。そのちょっとそのベタベタして、イチャイチャするぐらい良いじゃん」
「やっぱなんかずれてるわ…」
「まあいいや付き合ってないのはすごく分かった。ネットでさうちの恋愛事情見ててさ、もううんざりするほど脳内妄想で、それ見てたら檸檬もどうなんだろ?って感化さちゃってね」
「やっぱあほ」
「心配になったんだよ。そういえばさ母さんってなんであんな交際隠すんだ?」
「それもネットの妄想の原因かもね、母さんぐらいきれいだと言い寄られていくつかは?って思うからでしょ?」
「うんうん」
「でね。そもそも本当に付き合ってる人いるの?ってなる」
「なんとうちがあいつらと同じなのか…」
「もう1つは私たちそれ嬉しい?」
「うんざり…、母さんうちらの事大切にしてくれてるね」
「そういう事」
「でも気になるよなー」
「あんたネットの人達批判できないよ。なんか何故胡桃あのおばあちゃんの演技できたの分からない」
「ああ今はうちもさっぱり分からない。自分で自分の事が良く分からないから出来たのさー、何度も言ってるんだけどさあれ演技じゃないんだよね。君には悔しさあるのかもしれないけど、うちさ一定のルーティーンをやったらあれが降りてくるから後勝手にそいつに体の主導権渡してるだけだよ」
「意味わからないー」
「だからうちもあれ期待されて仕事来てるの知ってるからほんと腹立つんだよ。軽口叩いてて、突然はいあれやって?とか言われたら無理なんだよ。切り替えのできる演技じゃないからあれくそ使いにくいんだよ。外から見てて分からない人はそういうの無視するから。うちはかなり特殊なストーリーじゃないと使えないって知ってるから嫌なんだよ」
「例えばだよ、楽しそうに笑ってて、はいあの感じだしてーって言われたら無理。でもさ、あの役入ったままそれやったら笑ってる部分が多分狂気…」
「ああそれは使えないね…」
「あれね多分基本であるメソッド法に近いんだよ。でも決定的に違うのはうちはおばあちゃんを演じてないんだよ。うちがそのまま演じたらおばあちゃんに近いんじゃないか?って考えたものなんだよ。あんなの世界でうちら二人しかできない演技法なんだよ。うち檸檬でさえ簡単に演じれないもん」
「応用力全くないよね」
「うん、うちあの演技で得たものって演技で泣くのって簡単だなって分かっただけ。あごめんこれうれしくて泣くってのが表現できない。さすがに区別してるよね?」
「表情が違うからね」




