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 こんな気持ち2度とごめんって思いながらすごい良い事思いついてしまった。おばあちゃんの自伝映画って面白くないか?


 当然ダークくるみんをラストに向けて降臨させんとあかん。ただおじさんの子供のころ今を逃すと虎徹君に演じてもらうのを逃してしまう。


「監督ーすごい映画とりたくない?」


「そりゃ撮りたいさ」


「うちね、この映画詰まらんと思う」


「つまらんのに何故すごいんだ?」


「役者の演技しか見るべきところないから。悪いけど今回原作ありだから、うちのおばあちゃんの自伝映画作らない?バッドエンドすごい映画やから。たださその後うちって存在がそれをハッピーエンドにするんだけどね。ちなみにお金は儲かると思う。あの自伝ベストセラーでうちの家計支えたから」


「原作持ち撮らないわけじゃない、脚本胡桃に駄目だしされたように俺自信持ってるわけじゃないからな。良いよ撮ろう」


「条件としてさちょっとおかしくなったら監督の家に泊めて?」


「それすごい条件だな」


「おかしな気持ちになったらホテルとか泊まるから。その危険はあると思ってる。ただ実際手出さない紳士的な大人他に知らないから。あ監督独身だと思い込んでいた」


「いやまてそういう話になった時あるんだから言うだろ」


「そうだね」


「良いよ、ただ絶対何か書かれるぞ」


「映画見れば絶対その噂ぶち壊せる自身がある」


 ダークくるみんまでは普通に取る。ただクルミンズとの絡みすごかったな。うちにみよちんとマネージャーとその親族が協力してくれた。おばあちゃんひどいな。ただうち無邪気に演じてくれと言われた。ただこれが成功につながったんだと確信できた。高揚感丸出しに演技した。


 かけだし地下アイドルって子たちがうちの名前を出せば協力してくれた。ダークくるみんが始まる前、皆やばい事になってた。これがアイドルとしての成功なの?って成功しても幸福なのか?って考えてしまったようだ。あくまでIFくるみが君たちと組んだらこうなるだけーってなだめておいたけど。


 しかしすごい絶妙な顔あつめたものだ。これみよちんママが協力してくれたのですげーリアル。うちが目立たんとあかんからね。リオとか檸檬みたいの禁止。うちあの二人でぐらつく程度の絶対エースやから。箱売りがぱっとせんだけで、昔のピンアイドルってすごいからな。


 さあいよいよダークくるみん編。アメリカロケとか面倒でやらん。病気宣告からいきなり出産まで送ってしまう。ただここでスイッチ入れるため監督の家に泊まる。


「うちさ、本気で監督とセックスしても良いこの人とならって思ったんよ?」


「おい」


「ああまって今ダークくるみん降臨させるためのスイッチいれてるだけだから。感情を開放して不安定にさせると呼び込める。でね、うんパパになるのは嫌もほんと母さんにわけわからないと言われたけど、ママんへの嫉妬心0なんだよね。お父さんとして男性上位は本気だから」

「同時にね、旦那として一緒になれるか?も同じ気持ちなんよね。これすごい重要で、やっちゃって、旦那にはならない関係可能?これが無理だと思うから拒絶してる」


「それは無理だ」


「うんそう言ってくれるから好きなんだよねー、考えなしで監督の家に泊めてくれと言ったけど、これ不味くないか?って思えてきた」


「やめるか?」


「いや映画成功させたいしさすがに大丈夫だろうと思う。結局さ一緒に暮らすのとただ好きでたまに会うのとじゃ全然違う。それだけじゃない、うちの家庭特殊で、あの濃密な関係を破壊する人間いれたくない。たださ、監督二人と仲良いからな。ほんと困るよ。ああ当然うちは家出るの考えてないよ。檸檬どうするんだろう?将来の事なんて分からない」

「ああこれだけじゃスイッチ入らない。監督と最後にあって再び会うまで大きく世間が変化してびっくりしたでしょ?」


「した」


「あれ全部うちの計画どおり、その先に待ってる世間がうちの動きに注視するのを子供のころからずっと思い描いてゾクゾクしてた。いざなったらこれがつまらないんだよね。うち台風になるって子供のころから生きてきて、いざなったら台風は人じゃないんだと良く分かった。私はさ自然現象になってしまったんだよ。その事で心が無機質になってしまって、何もかもつまらなくなってしまった」

「ああもうスイッチ入ってる。今鬱?多分これに近い。でね、最後にやりたかった残したことやろうってアイドル映画作ろうって作ってたら楽しくてね。なんか戻れた。これで監督の事すきになっちゃった。そういえばさ監督って名前何?」


「だから頑なに監督っていうのか」


「いやこれからも監督だよ。一線を越えない魔法でもある」


「知ってると思って言いやすいからって思ってたよ。下条武だ」


「OK分かったよ武ー」


「ためぐちかよおい」


 それからはずっとこの状態で撮影に挑んだ。後は虎徹君をどうするか?でブラッドおじさんは協力してくれた。あの人著作権はうちのおじさんたちにあるけど、何気に原作者なんだよな。監督がアイデア出して、すでに死んでしまった後から回想で形になった。


 私と虎徹君の声は入れてある。それをうまく邪魔しないようブラッドおじさんのモノローグが入る。二人はじゃれあってるだけ。これは落差を出すため。ただ長時間やるとダークくるみんがはがれるので、私の合図で止めながらになる。迷惑かけてるの分かってるので。この辺りはぎりぎりまで我慢したけど。


 ただそれを利用して二人が離れた絵を作ってダークくるみんのモノローグをたっぷり入れる。これはすべて私のアドリブ。おばあちゃんの心情はほぼ残ってない。数少ないおじさんの記憶から補完してるだけ。


 二人でじゃれあってるとほんと映画どうでも良くなる…。後は爺いの話とか流して死んでしまった。


 終わった後監督や虎徹君、ブラッドおじさんをいっぱい抱きしめる。どんどん幸せな気持ちになって行って治っていく。やりたい事が見つかって治るんだけど、もともとそれはある。無理にダーク降臨させたので変な形でやったので戻ればやる気がわいてくる。


「後は監督との枕疑惑だけなんとかするだけだ」


「事情知ってたらあほかって思うがな」


「うちが金もってくる金主やからね、うちがあごで監督使ってるんやで?枕逆やうちが金持ってくるから抱いてくれって立場や」


「でも世間は違う目で見るからな」


「この辺りは事務所に任せるか」


 試写会を見て


「うわー檸檬呼ばないでよかった。ママんあんな風に生まれたの?ってなるわママんも…」


「全くそう見えないけどお前って別人のようだな」


「うち平均点では絶対あの二人に演技勝てないよ?でもねこのレベルの演技あの二人10回撮影すれば1,2回あるか?ないか。檸檬なら多分まだ無いんじゃないかな?それはさ、あれ演技じゃないから」


「他人を作ってるわけじゃない?」


「自分のもう1つの面、2重人格じゃない。躁鬱っぽいと思う。今思うと鬱の前躁状態だった。考えても見てよ、うち5歳ぐらいからアイドルやってるんだよ?それがやっと花開いてどんどん好循環なっていく。最初はすごい気持ちの盛り上がりだった。それがな…なんのためにこの10年近く費やしてきたんだ?ってあほらしくなって」

「やばい今またダークくるみんが降臨しそうになった」


「じっさいのところくるみさんそうだったと思うか?」


「おお一応監督も作家だね。この世界でうちほどあの内面に迫れる人間おらん。だから真実が何であれ他者に批判は出来ないよ。すくなくとも一番近い距離にいたブラッドおじさんは100%だって思ってしまうと思う。後さうちにこの心情を与えたこの1年って大人でも体験できない非日常の体験だからね。今でもひさしぶりにあって事情を知らない監督がうちをなめた目で見たの思い出すよ」


「あれはほんと驚いた浦島太郎ってああなんだろうな」


「これさやっぱうちはラスト嫌いだわ。あのまだ復帰する夢を語るの引いてみたらあほか?ってなる部分がある」


「ああやっぱスイッチ切れると全然違うな」


「うん、ほんとあれでおかん生んでくれたのだけがうちの喜び。監督信用できるから言うけど、じいさんにうちらあったんや。爺さん軽い軽いうちらオタクのぶっかけ感覚でうまれたんや。全然感動話でもなんでもないから。でさ前途中までやったけど、この続きがうちやからね。この映画うちが生きる事でハッピーエンドにしたるから。うちはこの映画の一番面白いところ知ってるただ一人やから」


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