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歌ってみた企画、誰でも知ってる曲増えてきた。確実に導線の効果を果たしてる。
「桃姉、そろそろ作曲にも手を出さない?」
「やってみようか?」
「なんかごまかすためにうちがガチボカロ歌いしてミクルンやろうか?」
「ああそれシンガーなのに歌わないって何か面白いね」
「気にいってる?そのあだ名」
百男「うん、ちょっとね。そっかシンガーソングライターっていきなりやらないで良いのかな?」
「普通人に提供する方が後なんだけど、だから敢えてこの戦略なら逆に良いって作戦」
「曲よりそれ歌い手を注目するもんね。なんかバカバカって檸檬ちゃん言ってるけど、胡桃ちゃんって何気にすごくない?」
「でへへー」
ミクルン名義たっぷり作った。批判はかわせたけど、まともに曲の評価があまりないな…。まあそのあたりはうちらだけでやるか。まだはじめたばかりで、バズる期待なんてあかんわ。そっちより、うちの持ち芸になりつつある。
母親が声優の仕事増やしてる。
「どういう事?」
「ふふお金の盲点をついたの」
「ああランク制か、母さんおばさん枠のくせに若手なんだ」
「辞めてよおばさん」
「しかもしょぼい役ばっかり」
「見てるの?」
「ウィキ、ウィキ見ないと頑張ってるの分からない声優ー。間違いなく、その値段だとうまいもんな。コスパ声優めー、でも女優と比べるとしょぼない?」
「ふふ、私裏方のごり押し声優なので、それをまず払しょくしたいからね」
「長期計画っすね。ただアニソンとアイドルって意外に相性が悪い。稀にまあ悪くないってのあるけど、大体あかん下手したら声優の歌より冴えん」
「私の出演で歌いたい?」
「今のしょぼが取れたね。まあ地味なお母さん役とかならまあ良い。レギュラーでもあんまりでないってあるから。メインはそう簡単に無理だと思う。子持ちの声優がヒロインとか無いからな」
「でもあなたが子供ならあるかも?って思えるよ」
「アイドル声優は絶対無理だけど、うちの母親か。将来うちが最強アイドルになったらありなのか」
「ああ檸檬と恋のライバルとかどう?」
「話題性は絶対あるけど、まだあいつの声がどうなるか?分からないからな。とにかくうちら次第やね。待っててね」
母親売れそうだ、子持ちじゃなければ。女優じゃほとんど意識されないのにな…。JKを30歳が演じるセーフ、JKを20代の子持ちが演じるアウト。子供から見るとかわいそうだよ…。アニメの主要キャラの年齢層って低すぎるんだよな…。
売れたら、ママん子持ちだからアウトやめて起用してくださいって言ってやろうかな。所詮さ視聴者への忖度でやってるから、そっちを動かしてしまえばなんとかなるんだ。使ってる方の気持ちは年齢なんだよ。でも忖度で子持ちの方が重視される。
息子がある程度大きくなったので、檸檬連れてブラッドおじさんの家に遊びに行く。
「何これ可愛い。おじさんや母さんってこういう気持ちだったの?」
「檸檬に感じない?」
「あれーそうだね、無い…」
檸檬「私もないよ」
「そういえばいとこって結婚出来たね。これは注目株だな」
ブラッド「隔世遺伝か…」
「ああそういえばおばあちゃん金髪好きだったね」
「うん」
「そうか私の好みなのか、でも爺さん全く似てないよ?」
「ああそうか今頃そんな真実分かった。あれ好みじゃないんだな。母さん表情曇ってて好みじゃないのばかり見てがっかりだったのかと」
「爺さんがっかりすると思うから内緒にね」
檸檬「あのさー、年違いすぎる。無理じゃない?」
「ははーん男心を知らないな、10歳ぐらいの男の子は綺麗なお姉さん大好きなんだよ。その時期に年の差なんて忘れるぐらい憧れるように刷り込みに来ないとな。メリーさん帰らないでくださいよー」
メリー「多分ね、でもいじめられたりしたら」
「そのころに絶対エースの最強アイドルとして君臨してガキどものいじめの空気壊してやる。あそういえば名前何?」
「野薔薇さんのあれ良いよね」
「野薔薇と書いてローズ?あんなキラキラネームを…」
「うん、虎徹と書いてタイガー…」
「うわー」
「まあこてつって読んであげて、アメリカ行ったとき使いやすいでしょ?」
「なるほどほとんど家族に呼ばれないローズと違ってそれは良い」
檸檬「でも、ネットだとのばらってほとんど呼ばれないよ。ローズだよ」
「それきっと馬鹿にしてるんだよー、あの人顔がどっからどう見ても日本人だから。宗教批判だとか言われたくないけど、ウメみたいなおばあさんが、キリスト教でアマンダとか洗礼名あったらアマンダ(笑)になると確信するね」
「おじさんのは適当だよね」
「ああ野薔薇のは母さん頑張ってたからな。なんだよ血統=ブラッドって自分でも笑う…、ブラッドつけたいから適当に当てただけなんだよ」
「母さんあれでマシだったのか。おじさん新聞とかでもブラッドだもんね」
「まあ本当に名前だからな。血統を書かさせる場面じゃないと大体許されてるよ」
「おばあちゃん本当にいろいろ後に影響残しすぎ」
メリー「ちなみに私達英語で会話するときはタイガーって読んでる…」
「すごいな活用してるね」
虎徹「タイガー」
「ええ話せるの?なんかもにょにょ、言葉にならない音を発してるから話せないかと」
「簡単な単語だけならね」
「可愛い分かる?」
「可愛い」
「えへへーそうかなー虎徹君に可愛いって言われちゃった」
檸檬「ある意味セクハラだよね…」
新曲の完成。王道の合唱スタイル。うん、無茶アイドルらしい。やっぱ曲に古い新しいってそうないな。これが10年前でもあるわ。
「桃姉みたいに専門にやらないと分からないかと思ったけど、すげー前になるけど、SPEEDみたいなスタイルもいいよね」
檸檬「まさか私たち二人?」
「うん、彼女達って案外アイドル的だったよ。敢えて上手い桃姉を封印して踊りに専念させる」
桃子「私は別にいいよ」
「基本は今回みたいにいくよ。ただあのグループ踊りがメインのた〇こちゃんが結構人気があったとブラッドおじさんが言ってた」
みよちん「まさにこれがくるみんのカテエラ理論」
「うん、アイドルなんて所詮顔!」
檸檬「胡桃が言うと笑えなくなるから」
「いや今うち笑えるほど自信ないから…、そのうち嫌味になるのかな?」
「分からない、そうこうしててもうかなり大きいからね胡桃」
「うん、私おばあちゃんみたいになるって今は思えるぐらいにはなったね。たださビジュアルだけじゃないのよ。結果がね」
「人気ね」
「母さんならビジュアルだけで言ってしまうからな。その割にあの人いまいち復帰後復帰前ほど売れなかった…、自称大人になっても売れる子役の顔」
檸檬「もしかして子持ち?」
胡桃「あああるかもしれないな。避けてたわけじゃなくて気が付かなかった。りおっちどうっすか?5人意識した歌出来ました」
「ええそれ定着?」
「いやリオのほうが良いと思う。単にノリ…」
檸檬「でも、前から5人だったでしょ?」
「うん、あれはね、この曲を節目にするため、敢えて邪道にした。今回無理にコーラスしなくても踊りだけでも良いなと思ってね。桃姉のソロとかも出来ないかな?」
桃子「みんなどうするの?」
「そこなんだよね、座って聞いてるとかくそダサいよね。楽器でもやる?」
桃子「バンドスタイル!」
「あほなアイドルグループだよね、演奏するけどさ音は別…」
檸檬「うわー手抜き?」
「違うよ、練習はするけど、高い水準は出せないって最初からあきらめ。ライブとかでサプライズガチもあり。あそうだ、リオ特技やらしてなかった、今日から楽器頑張って…」
「お金ないよ」
「事務所に協力してもらうか…、ギター中心にいろいろね、桃姉もたまに協力してあげてPCだけでDTMってなんか嘘くさい…」
桃子「嘘くさいって…」




