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 企画が没ばかりで停滞した気分を吹き飛ばすように新曲が完成した。ライブまでの道のりはチョー遠い。事務所ギャンブルしたくなくて、遅らせてないか…。約束された成功のエロ可愛い時期は分かってるからな。うーん今風って何だろう?それほどクルミンズと劇的に違うと思えない。


 音楽は飽和時代に来たなって思う所がある。ってこういうのは桃姉が詳しいか。ただその活動ちらほら付き合ってて、今ってPC使う以外特に昔と変わったのって無いと思う。何が違うん?って、楽器は絶対必要。PCだけじゃ音源がダブってしまうから。


 でもそのあたり細部を無視するならそれっぽいのなら、様々な楽器が個人で揃えられる。DTM系の人って固定したジャンルがないんだよね。そうすると、今の曲ってのがすごく分からなくなる。ロックが一時期に比べれば下火になってて、ジャズもそうだと思う。


 でもジャンルの垣根が壊れるといつでもロックが始まるし、いつでもジャズが始まってしまう。ジャンルのボーダーがないと言うより、時代に左右されていたジャンルの垣根がなくなった。今の時代の音楽って時代が良く分からない。


 なんでクルミンズカバーヒットしなかったんだ?あんまり考えるのやめよ、桃姉の仕事だ。



 いよいよ新規メンバー候補が来た。


「初めまして竹達美代って言います」


「おかあさんがクルミンズって事だけど、うちらおばあさんなんだけど」


「ちょっと妊活で…」


「ああそういう話聞くねって、良いの?うちらが審査してしまって」


母さん「良いわよ。長くやってくのはあなたたちなんだから。それに私ってアイドルじゃないから」


「いやでもおじさんおばさんは?」


「企画大半あんたたち独自でやってて今更よ」


胡桃「じゃ、一番聞きたい事お母さんうちのおばあちゃん嫌ってない?気にしないから正直に」


「ええ嫌ってます…。クルミンズのメンバー全員そうだと思います」


「ママん、おばあちゃん何やったの?」


「何もしてないからむしろ問題なのよ…」


「素でふるまって嫌われたか…」


「そうでもないよ。性格悪いと言うより、立場がね嫌になったんじゃないの?」


「くるみ教になってれば楽なのに…」


檸檬「メンバーはなりにくそうだね」


「説得力ある、じゃあ聞くけど、あなたは?」


「うーんお父さんがクルミンズオタなので…」


「うわ何それ、まさかうちのおばあちゃん?」


「それがうちの母」


「うわーそれが奇跡か」


「違って付き合うって無いんじゃないかな?」


「多分ね…、実は隠れで浮気になるほどやばいネタだね」


「ないないミラシス興味ないから」


「うわーそれちょっと引っかかるよ。うちらいまいちはじけないっての気にしてるから。普通なら引かない?」


「いやーそれが、多分くるみさんのおかげ」


「ああ特殊事例だよね。普通のアイドルグループなら推しが分かれるの当たり前だから引くかもしれないけど、推され慣れてない?」


「ええそんな感じ」


「うちは意外とばらけるかもよ?うちから見ても檸檬可愛いからね。みよちんも悪くないしね」


「みよちん!?」


「くるみんって定着させようとしたら失敗したので…くるみん可愛いよね?」


「ええまあ、公式ごり押しはイマイチってやつですか。いいですみよちんで」


「ああうちのばあいね、檸檬さんが頑なに言わないので定着しなかった」


「だってー、家と違うの呼びにくいよ」


「せやね、特殊事情やね」


「じゃ私専門の愛称で」


「良いねそれー、でもさうち的には、元クルミンズのメンバーが親の仇をとるためやってきたって、少年漫画的な始まりを期待してクルミンズのメンバーの親族誘ったんだよ」


「ええ全く聞いてませんよ。そういう設定にします?」


「やらないー、だって本当は嫌でしょ?」


「はい、ギスいの嫌です」


胡桃「採用条件はすごいシンプル。うちらね、みよちん無視して3人で、いっぱいいろいろやっちゃうから」


「えええーー」


「理由があるのよ、基本うちが企画して始めるので、深夜でも家にいてさあ収録だってやれないと困るの。でももっとメンバー欲しいし住み込みなんてやめてほしい…」


「ああそういう理由で」


「でね、これは条件じゃないけど、出来たらでいいよ。自分が出てない配信をこまめに見ておいてほしいんだよね。ネタについていけるように」


「すごい真面目なようなあほなような採用条件ですね…」


「一応さ将来的にはトップアイドルになるつもりだけど、今はゆるいアイドルやってますって感じなので…」



「じゃみよちんはぶって新しい企画やりますかー」


「微妙にひどい…」


「あの子ライブ要因なので…」


桃子「良いの?」


「本格始動までどーせそれぞれソロ活動の方がメインなので…、たまに呼ぶよ。だってあんたいたの?って空気になるとあかんからたまにそのカレーをかき混ぜる感じで」


「それで新しい企画って?」


「実は嘘…」


「何それ」


「みよちんはぶって活動って活動のスタートに過ぎないから…」


 新しいメンバー入って空気感が上手く保てないってのを考えて、ハブり多めでって条件にしたけど、これ良いな。アイドルグループってこのケースすごくいいぞ。アイドルグループとして集まってやる活動が何かそれっぽくなる。


 アイドルって単体にはなかなか良く分からないけど、グループには一つの答えが出たと思う。アイドルグループってチームなんやね。これはクルミンズ超えるぞ。



 新しい企画で、みよちん追加バージョンで数個PV作ることにした。全部はやめた。いずれ、最終メンバーで全部加えたやつ作るだろ。何このやっつけ感…。敢えての中途半端プロジェクト。


 コメントがチョー楽しみ。うーん、うーん、みよちんね、可愛くないわけじゃないんだ。良くも悪くもクルミンズ…。


「みよちんって何か特技ないの?」


「ええなんですか、その期待外れみたいな」


「ええそこまで分かった??」


「いや、かまかけたんですよ…」


「ごめんね、そのなんか特技あると目立つかなと思って。うちはね、クルミンズの2の舞にはしたくないんだよ。うちの親たちはそんなのおかまいなしのくるみ教なんだけど、なんかねメンバーくるみ教にかからないんよ。まあ正確には漢字胡桃教なんだけど、それはまだおばあちゃんの威光のくるみ教なので」


「くるみ教ってなんですか?」


「そうか洗脳されてない親の子供だったね。うちのおばあちゃんに脳を焼かれた信者たちが全国とうちの家族にいっぱいいるんだよ。それを一歩引いてうちはくるみ教と名付けたんだよ」


「ああそれむちゃ分かります。クルミンズってそんな感じですよね」


「敬語良いよ。みよちんは年上じゃん」


「後から入ってきたからなんかね」


「うちはね、子供のころから企画を考えてきて、アイドルってこれってやる事がない。歌って踊ってアイドルなら歌手と何が違う?ってなる。だからねアイドルより活動が重要じゃないか?ってなってアイドルってのは可愛いのが大事で活動はどうでも良い」


「ええ」


「可愛い子が何かやって、それを可愛い可愛いって見るのは全部アイドル活動なの。ゆえに好き勝手その特技をやっていれば、アイドル活動になるから。たまに集まってグループで歌って踊ってやれば、もろこれぞアイドルだって感じたわけ。歌って踊ってはチームとして見せる活動に過ぎないんだよ」


「なんだこの小学生」


檸檬「うちのお姉ちゃんがごめんなさい。企画考えすぎておかしくなったから…、いつもぶつぶつアイドルとはなんだ?って独り言が多くなって」


「変な病気みたいにいうのやめてよ妹ちゃん」


「ちなみに絵描いてるよ」


「おお小学生レベルで良いから賞とか取ってくれない?」


「頑張れって事?」


「うん、うちこれでもファッションモデルだから」


檸檬「人気の雑誌にはまだ出てないよね」


「早く女子小学生のあこがれになりたいね」


「微妙にそれファン層ずれてない?」


「うん、ちょっと気が付いてしまってね…、しかもうち普段は面倒でママんの選んだのそのまま着てる」


「頑張って無いのでは?」


「良いの良いの所詮モデルなんて顔だからー、センスなんちゃらいうのはブスの負け惜しみ。そのうち体も手に入れてエロエロ身に着けるつもりだから」


檸檬「ほんと何かご免、お姉ちゃんがアホってのは家族皆の見解だから…」


胡桃「後絵さ、経過報告って事で、たまに公式アップしてくれない?賞って無理かもしれないから」


みよちん「カテゴリーエラーだね」


「難しい事言うね」


「アイドルって普通はアイドルってカテゴリーで考えるけど、くるみんは絵描きってカテゴリーにアイドルを作ろうとしてる」


「かっこいいなそれ、後くるみん有難うみよちん。設定って忘れちゃうよね」


「設定…」

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