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長かった桃姉の歌ってみた企画やっとスタート。いっつれこーでぃんぐ。まずはクルミンズとミラシスの曲やってみた。
「何これ意味あるの?」
桃子「ああ私の演奏がしょぼいの慣れてもらおうと思って」
「おおなんたる気遣いうちらの曲なら汚されてもいいもんね」
「汚すって言わないでよー胡桃ちゃん」
確かにしょぼい、でも桃姉の戦略が当たって、そこをぐちぐち言う人あまり増えなかった。
「これからもっと良くなるんだよね?」
「プレッシャーだね、まあでもなるよって断言ぐらいは出来るよ」
ただこの曲だと新規が弱い。企画の狙いは達成できなかったが、シンガーソングライター桃子計画はちょっと進んだ。それだけで終わらなかった。羽目を外してミラシスボカロ風をあのボーカルさんにまんま寄せて歌ってみた。
檸檬「また炎上企画やるー」
「二人通したじゃん」
「何気に物まねうまいよね…」
「ああうちねあのボーカルさん高く評価してるのよ。意外とあのフォロワーのボーカルさんいないじゃない?」
「そりゃミクさんがいらっしゃるからでは?」
胡桃「そうかな?そのあたりは分からないけどね、だからさうちノリでやったわけじゃないのよ。新しいボカロ風ボーカルとして確立しようと以前は挑んだわけ、今回はガチ物まねに徹した」
「でもミクルンズはあまりうまくないような…」
「あれ物まねじゃない」
「えええーー初めて知った真実」
桃子「私も衝撃」
胡桃「あれ素で歌った」
「おばあちゃんがちょっと外してるの真似してないの?」
「うん、型にはめてやると音程外しにくいのかな。ってそこまで音痴じゃないしょ?」
「その微妙さが天才完コピって言われてるんだよ。公式リリースだけどあくまでカバーなので、許されるかな?っていちいち聞かなかったんだよ。DNAこわ」
「檸檬もその一人だからね」
もちろん持ち歌じゃなくてお遊び企画なので炎上はなんとかセーフ。ただ以前の事蒸し返されたな。そしたら古参オタがうちと同じこといってかばってくれた。ただ古参オタキモって軽く思ったり、だって、裏での会話と似た事書くんだから。どんだけ深くうちら追っかけてるねん。
調子に乗って、このコメントを利用して、今度はミクの方で版権切れた歌を桃姉に頼んでいろんな歌歌ってみた。それなら版権きれたのじゃなくていいじゃんとなるが、童謡とかミクとものすごく相性が良いんだよ。意外とうちミクオタなんだと気が付いた。
そこでこれはパクリではないのでは?となってきた。パクリと言うのは元ネタとなった兄弟関係には適用されない。某ボカロ風アーティストさんのパクりじゃなくて、ミクさんのパクリがうちの正体では?となった。いやあの上手く人間の歌として落とし込んでるのうちパクってる…。
本人を超えて誤解して擁護ってちょいちょいあるよね…。ただクルミとミクってちょっとアナグラム的なので意識してるのはあった。そこでミクルン名義でミク歌いの歌をうちの持ちネタにした。某アニメの人にも見えるが、多分気が付く人は気が付くだろう。
「なんかうちらって地下アイドルと言うよりチューバーだよね普通に」
「ライブするには曲が少ないからね」
「しかもくそ時間かかってる」
「途中から路線変更になって、胡桃のピークに合わせた活動内容ってなったからちんたらやってるよね」
「この長期ビジョンに良く付き合ってるな」
「社長令嬢巻き込んでるからね」
桃子「それ恥ずかしいからやめてー」
「令嬢っのが何か違うと分かってるけどゴロが良くてね」
改めてチューバーだと気が付いて、Vチューバー企画が立ち上がった。だが企画はうちらだが、これを始動するのは絶対無理。そこで後は社長に丸投げした。出来上がったのだが、ガチな3Dモデルは檸檬だけで、うちら、ひやかし要因のように2Dのマスコットキャラにされた。
「何この金かかってない感たっぷりのうちらのキャラ…」
桃子「一応プロのイラストレーターさんのなんだからそれ胡桃ちゃん失礼だよー」
「えマジ、今回アイデアだけで企画全く関わってないからな。でも何故檸檬だけ?」
「私の声優業の延長だってさ」
「おおだからいつものトークよりちょっと何か違うのか。うちら良いの?」
檸檬「桃姉は発声が良いからちょっとやればなんとなるよ。元々うちの事務所全体の実験企画なので新しいネットアイドルに手つけてみましたなので」
「うちに声優的演技なんて期待しないでよー」
「まあしてないから大丈夫。多分後から聞いて、なんか胡桃だけ普段しゃべりって分かるので問題ないから。元々私達子供の声だから完全にプロ声優みたいになりきるって無理があるから良いよ普段通りで」
本格的にアイドル?チューバーになってしまった。ただ見てろよ、地下の時間が長いほど花開いたときすごいからな。あまりに地下が長いからセミアイドルと命名しよう。ライブもそだがTVなんて夢のまたゆめだな。