第93話 勝利と仲間
ドワーフたちとパレット達はアイジールへと帰還した。
「王よ、どうでしたか」「ドラゴンはどうなりましたか」「王よ!」
口々に聞くドワーフたち。
「心配するな、ドラゴンは倒した」
王は言った。
「おお! 本当ですか!」「やったあ!」「勝利だあああああああ!」
歓喜するドワーフたち。
すぐにお祭り騒ぎとなり、ドワーフたちは勝利を喜んだ。
それらを捨て置き、城へと帰るドワーフたちとパレットたち。
玉座の間に、王とパレットたちが入った。
「この度は、ご苦労であった」
フェルナンド王はそう言って、ねぎらった。
「はっ」「はっ」
アルカディアとパレットは頭を下げた。
「しかし、凄い力だな。あの魔力銃というのは」
王はそう言った。
「まあ、そうですよね。私も少々強すぎるのではないかと」
アルカディアは言った。
「あれぐらいはないと、あのガーディアンどもは倒せませんので」
パレットは言った。
「それほどか。まあ、そういうことなら構わんが。あの銃が我々に向かないことを祈るよ」
王はそう言った。
「ご心配なく。そのようなことは絶対にありえませんので」
アルカディアはそう言った。
「そうですね。むしろ、力を借りたいのですが」
パレットは言った。
「おいおい。あれだけの力を手にして、まだ力を借りたいと? というか、ドワーフの力が役に立つとは思えんのだが」
王はそう言った。
「そのようなことはありません。あれよりさらに強力な『魔力砲』の扱いに、ドワーフの力が欲しいのです」
パレットは言った。
「重いからな。車輪も付けたのだが、ハーフエルフでは少々厳しいんだよな」
アルカディアはそう言った。
「ふむ……。まあ、今回の恩もあるし、ドワーフを雇うなら構わんが。ただ、それなりの対価は貰うぞ?」
王はそう言った。
「構いません。いくらでも金貨をお支払いしますよ」
パレットは言った。
「豪儀な事よ。そういうことなら、こちらからお願いしたいぐらいだ。良い同盟相手であることを願おうか」
王はそう言った。




