表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万色のパレット  作者: 秀一
四周目 冷酷少女パレット
92/99

第88話 使えない兵士 使える兵士

 武器が一通り揃うと、パレット達は軍隊を募ることにした。

 カヤの街で暇そうにしている人たちを高給で誘う。そして訓練を重ねた。

 しかし……。

 

「もう駄目だあ!」

「助けてくれえ!」

「おかあちゃーん!」

 泣きながら逃亡する兵士たち。

 

「むう、だらしないですね……」

 パレットそう言った。割と軍隊っぽい所で過ごしてきたパレット。兵士たちに対する訓練が厳しすぎるのだ。

 

「パ、パレットさん? もう少しこう、温情というものがあってもいいんじゃ……」

 慌てるアマリア。

 

「軍人に温情など不要! しっかりした訓練を積まないと役には立たないよ」

 パレットは言った。

「はあ、そうですか……」

 驚くアマリア。

 

「意外とスパルタなんだなお前。驚いたわ」

 タバサは言った。

「こんな訓練耐えられないって! ありえないよ」

 クリスもそう言った。

 

「いやいや。せめて50kmぐらいは行軍できないと。腕立ても100回ぐらいはできないと話にならないよ」

 無茶を言うパレット。

「兵士がいなくなるぞ!」

 叫ぶタバサ。

 

 実際、最初は100人ぐらいいた兵士は順調に減っていき、今では20人程になっていた。これで兵力と言えるかは怪しい。

 

「むう、だらしない奴らだな……。さすがにこの人数ではキツイな」

 パレットは言った。

「当たり前だろう? 多少は数も必要だぞ」

 タバサは言った。

 

「まあ実際、それなりに役に立つ兵士を集めるというのも難しいんだよな。ドワーフとかなら役に立つだろうけど、高いんだよな……」

 アルカディアは言った。

「ドワーフも良いけど、エルフとかは使えないかな?」

 パレットは聞いた。

 

「使えるわけねえだろ。あいつらプライド滅茶苦茶高いんだぞ」

 タバサは言った。

「そうですよね。エルフが兵士になるなんて聞いたこともありませんよ」

 アマリアはそう言った。

 

「エルフなら無理だが、ハーフエルフなら使えるかもな」

 アルカディアは言った。

「ん? そうなの?」

 パレットは聞いた。

 

「それこそ冗談じゃねえだろ。あいつら迫害されてるから確実に殺しに来るぞ」

 タバサはそう言った。

「金さえ払えばどんな汚れ仕事もやってくれる奴らも居るけどね」

 クリスは言った。

 

「それは良いや。よし、ハーフエルフを雇いに行こうか」

 パレットはそう言った。

「マジで? どうなっても知らんぞ?」

 驚くタバサ。

「ま、それも良いかもな。行きますか」

 アルカディアはそう言った。

 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ