第83話 魔法少女アマリア
「うーん、もう飲めねえ……」
タバサがぶっ倒れて寝てしまったので、パレットは仕方なく、この日はアディレードで休むことになった。
「お疲れ様です」
少女がそう言った。パレットに布団をかけてくれる。
「すいませんね。迷惑をおかけして」
パレットは謝った。
「とんでもないです! お二人は英雄じゃないですか」
少女は言った。
「ちなみに、名前をお聞きしても?」
少女は聞いた。
「パレットですよ」
パレットは言った。
「そうなんですね。素敵な名前ですね。私はアマリアと言います」
アマリアはそう言った。
「へえ、あなたも素敵な名前ですね。私なんて適当ですよ」
パレットは言った。
「そんなことは無いと思いますけど。でも羨ましいな、パレットさん強いから、色んなものを見て、色んな所に行って、色んな経験が出来るんでしょうね……」
アマリアは言った。
「あなたも旅に出ればいいじゃないですか」
パレットは言った。
「とんでもない。私なんて旅に出たらすぐ死にますよ。何も出来ませんし。まあ、魔法は少し使えますけど」
アマリアは言った。
「魔法が使える? ならなおさらじゃないですか。今すぐ旅に出ましょうよ」
パレットはそう言った。
「ええ? パレットさんが、連れて行ってくれます?」
アマリアは少しふざけて言った。
「ん、そうですね。魔法が使えるなら、良いですよ?」
パレットは言った。
「え、本当ですか?」
アマリアは驚いた。
「何かの役に立ってくれるかもしれませんし、そこの酔っぱらいと二人旅じゃちょっと寂しいですしね」
パレットは言った。
「旅に、出られるんだ……、パレットさんと」
その気になるアマリア。
「本気で行くなら、皆さんに挨拶してきなさいな」
パレットは言った。
「わかりました。絶対ついていきますからね!」
アマリアはそう言って、別れの挨拶を始めた。




