第80話 接点
「それじゃあ、そろそろ旅立とうよ。このままだと部下に捕まってしまう」
そういうタバサ。
「んじゃ、行きますか。ボリッドメントで良いですよね?」
パレットは言った。
「ま、そうだよな」
タバサは言った。
二人は馬を探すが、見つからなかった。
「んー、城に戻れば馬も居るだろうが、それじゃ本末転倒だしな」
タバサはそう言った。
「仕方ないですね……。『馬の召喚』」
パレットは能力を使った。
立派な馬が現れた。栗毛で、馬具も付いている。
「うっ、どうやったんだ!?」
驚くタバサ。
「私の能力ですよ。もう一頭、『馬の召喚』」
もう一頭現れた。こちらは黒い馬だ。
「良さそうな馬だな。こっちは私が貰おう」
タバサは黒い馬に乗った。
「わかりました」
パレットはそう言って、栗毛の馬に乗った。
二人は馬を走らせ、街を飛び出した。大通りを二人は駆けていく。
まるで競争するかのように、走る二頭。凄い速さだ。
しかしボリッドメントが近づいてくるころにはもう馬がバテていた。
「残念だな。もう一頭呼べないか?」
タバサは聞いた。
「行けると思いますよ。『馬の召喚』『馬の召喚』」
二頭は呼び出された。
「便利だな」
タバサはそう言って、新しい馬に乗り換えた。
「これは色々と使えそうですね」
パレットはそう言った。
二人は新しい馬で走る。古い馬は捨てていく。
ボリッドメントに入った。あの兄妹のところへ行くパレット。
馬は不便なので置いていくことにした。
そこには、銃や大砲、そしてゴーレムが置いてある。
「へえ、こんなものを作ってる人が居たのか……」
タバサはそう言った。
「ただ、まだまだ未完成ですけどね」
パレットは言った。
「そう言う事なら、これを見せると面白そうなやつが居るんだが」
タバサは言った。
「誰ですか?」
パレットは聞いた。
「カヤの天才少女、アルカディアさ」
タバサはそう言った。




