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消滅不可に課せられたミッション
周りを見渡しても何も見えない
-どうして俺はここに居るんだ-
ふと疑問に思い、ここに来る以前の記憶を思い出そうとした。
-俺は横井中の高校二年生、佐久間れおんだ。
今日は学校に行って、それからバイトに行って...-
その瞬間激しい頭痛に襲われた。
思わずうずくまり頭を抑えていると、突然頭の中に直接ある言葉が響いた。
「消滅不可、1417 mission start」
俺は驚いて頭をあげた。
すると、今の言葉を理解する間もなく現れたのはフードを被り空中に舞う1人の人間だった。