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あの時から動き出したボク
いつからだっただろう…
出会いと別れ、切なく暖かい日々
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僕、神木 月は小さい頃頃からこの世のものではないものが見えていた
それは妖怪と呼ばれるもので周りの人達には見えないものだった…
「やだ!やめろ、くるな」
ガサガサ…ビュー
逃げても逃げても追ってくる
そんな恐怖にあう毎日に僕は諦めていた
泣いて助けを求めたところでいつも
「寂しいのかしら…」「気を引きたいのね」「気持ち悪いこと言うなよ」「どうせ嘘なんだろ」と言われ続けていた。
僕は必死に走って隠れるところを探す
しばらく森の林を抜けると神社があり、月はいっときの間身を隠すため神社のお社に身を潜めることにして少しばかりの休息をとっていた………………
「う、疲れたな…このお社結構昔に建てられたものだ」
「ど…だ…こだ…どこだ」
「ぅ、そんな…こんなとこまで来るなんて(怖いなんで僕が)」
誰も助けてくれない…暗い
「死にそうな顔をしているな、おまえ」