表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冬の物語  作者: 柳 空
10/10

最終頁 『ストーリー・オブ・ウィンター』

最終話です。

前話までのお話が、後々、こういう形の童話として語り継がれていく、みたいにまとめてみました。


楽しんで読んで頂けたら幸いです!

ふゆ女王様じょおうさまは、いつも一人ひとりぼっちでした。

本当ほんとうやさしい、でも、どのまちでもきらわれものの冬の女王様は、いつも季節きせつとうなかきこもっていました。

「女王様、女王様。」

ゆきたちにあそびにさそわれても、てきません。

ずっとくら部屋へやで、そとながめていました。

雪ん子たちはこのままではいけないと、女王様を外へします。

しかし、まちのあるおとこが言いました。

「女王様は、嫌われ者なの?」

その言葉に女王様はまた、塔の中に引きこもってしまいました。

これにはみんな、こまってしまいました。

男の子は女王様にあやまります。

しかし、女王様は出てきません。

「どうせわたしは、嫌われ者なんだわ。」

男の子は、なんとか仲直なかなおりしようと、街の人たちにこえをかけました。

「女王様と、仲直りしたいんだ!」

その言葉ことばいた街の人たちは、男の子に力をします。

そして女王様にいました。

「嫌っていて、ごめんなさい、女王様!冬がさむいからと、あなたがつめたいひとだなんてってしまって!」

その言葉に、優しい女王様は言いました。

「いいのです。分かってくれたならば、それでいいのです。」

ようやく、塔から出てきてくれた女王様に、街の人たちはおまつさわぎです。

「本当だ!女王様はとてもお優しい方だ!」

それ以来いらい、嫌われ者だった冬の女王様は、人々(ひとびと)にしたわれ、あいされる女王様になったのでした。


~END~


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ