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異世界にて誰を待つ

 少年は歌を口ずさんでいた。


 数少ない、幼い頃の記憶。少年の歌は、彼の記憶にある大事な思いでの一つだ。

 おぼろげな記憶を頼りに歌う旋律は、サビと一部の音で構成されている。

 だから、歌詞も飛び飛びで少年は覚えている部分をただループするだけ。本当はどんな曲か少年には解らない。


 だから、少年は歌い続ける。

 いつか、この口ずさんでいる中途半端な歌を知っている誰かを。

 いつか、少年と同じ世界から現れる誰かを。


 少年は異世界で待ち続けていた。

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