初めてのクエストー3
「巨竜のステーキ2人前だ。」
私の前に普通のステーキの2倍はある肉の塊のようなものが二つ置かれた。地球にいた時の私だったら絶対に食べきれないがこの世界の私は龍なのでこれくらいなら余裕で食べれる。ちなみに龍と竜は違う種類の生物なので共食いではない・・・・はずだ。まあ、そんなことは置いといて、冷めると勿体無いのでステーキを食べよう。ステーキをナイフで少し切っただけで肉汁があふれ出てくる。これだから巨竜の肉はたまらないのだ。あふれ出す肉汁ととろけるような食感。ゲームの時からこの味は変わらない。ひと昔前のvrmmoは食べ物の味などを再現できなかったらしいが今の時代のゲームは限りなく現実に近く再現できる。特にFROⅢは殆ど現実と大差ないレベルで再現できたのでゲーム時代も巨竜のステーキはよく食べていた。基本的に私は"料理屋剣舞"が作る料理かNPCの料理人のなかでもトップクラスの腕前を誇るクラスタさんの料理を食べていたが、ロベルトさんやハルカさんの料理もそれと同じぐらいのレベルにある。少し至っていないという感じだ。
「おっ、嬢ちゃん。いい食いっぷりだな。」
私の食いっぷり?に近くに座っていた片目の男が話しかけてきた。片目ってカッコいいな。
「はい、巨竜のステーキはとても美味しいですので。」
「だよなー。美味いよな。巨竜のステーキ。なのに巨竜のステーキを好きな人があまりいないんだよなぁ。かなり脂っこいから。」
「え!?好きな人少ないんですか!?確かに脂っこいですけど美味しいのに・・・・」




