冒険者ギルドー2
連日投稿再開するかもしれません
ショウにおんぶされて冒険者ギルドに向かっているんですが・・・・。回りからの視線が・・・。
「恥ずかしい・・・」
「恥ずかしいってあのなあ。ユキナちゃんが動けないからおんぶしてるんだが。後少しで着くから我慢してくれ。」
ショウが呆れたように言うが、ドキドキして恥ずかしいのだから仕方がない。しかも近くを通った人の言葉が「ああ、可愛い・・・・・。超可愛い。あの女の子。お持ち帰りしたぃ。」とか「恋人かしら。青春ねぇ。」「ハアハア、お持ち帰り・・・」「ハアハアユキナたん」だし。ってか最後の人なんで名前しってんの?!怖い。まあ、確かに可愛いのは分かる。このユキナっていうキャラクターは結構本気で作ったから。サラサラの銀髪でエメラルドグリーンの瞳、しかもどちらかというと幼く見える容姿。一時間はキャラクターメイキングに時間を掛けたし。しかし、お腹の減り方が異常だ・・。なんなんだろう。もしや、状態異常か?よし、ばれないように小声で・・・ステータスを表示させよう。ステータスは本人の許可がないと他の人には見れないはずだし。
「ステータスオープン」
表示された半透明のプレートには朝、竜の宿り木亭で見たものと何も変わりはなかった。
「うーん・・・なんかいい匂いがする。」
「ん?どうかしたか?」
「いえ、なんでもないです。ああいい匂い・・・・美味しそう。ショウ、下ろしてください。今すぐ!美味しそうな匂いが私を呼んでいるのです。」
ショウから降りた私は全速力で美味しそうな匂いのする方へ向かった。
「え?!まってちょっと。おーい」
後ろからショウの声が聞こえてきたが今はそれどころじゃない。本能がさけんでいるんだ。ああ美味しそう・・・