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第一話

ここからが始まりです。

「訳あって私達は追われている身により、真に身勝手ですが賢者様の元へ匿って頂きたいのです!」


 さてここで俺から問題を出させてもらおう。目の前に困っている人が入ればお前はどうする?


 一番、助ける。二番、見捨てる。


 親切心を出すのも良し。薄情と言われるのも良し。


 それが選択の全てだと普通は思うかもしれないが例外もある。


「よし、とりあえず入れ。そんでお前の身体を徹底的に調べさせろ」


「…はいっ?」


 俺は目の前の女がいったいどういった事情でここにやってきたかには興味を持たなかった。だが、相応の実力を以って偶にやってくる人間とは違い、あからさまに華奢(きゃしゃ)な身体をしたこの女が俺の結界を通り抜けた事には興味を持った。

 

 俺は根からの魔導士だ。研究対象と定めた存在は傍に置きたがる趣向があった。奇跡だなんて片づけてたまるか、絶対に暴いてみせる。よって、女には条件付きで俺の家へ入る許可を与えてやることにした。


「私の身体を差し出せば、この子も助けてくれるんですね?」


 女の方は俺の条件に決心したように頷いて我が子の安心を保障してもらおうとした。


「別に構わない。そんな事よりお前の事が先だ」


 俺は大雑把な返事で返して色々と準備を始める。検証は迅速に…。


「あ、あのっ! もし良ければベッドか何かをお貸し頂けませんか? この子を休ませたいので…」


 その前に女はしたい事があるようだ。赤ん坊の処遇に関して詳しくは話さなかったが、今から研究するのでこの部屋に部外者を入れるのは俺としても好ましくなかった。


「いいだろう。俺がベッドに連れて行ってやる」


 なので、初めに赤ん坊をどうにかする事を決めた。そうして差し出す俺の腕に女は赤ん坊を渡して「よろしくお願いします」と一言静かに言った。


「それにしても、百年余りこの森に住んで数える程度の人間の突破者に会ってきたが、子連れとはな…」


 産着に包まれたままでスヤスヤと眠りについている赤ん坊をひょいっと両腕で持ち上げるや、まじまじとその顔を見た。すると振動を感じ取ったのか赤ん坊はしだいに(まぶた)を開けた。そのまま見つめるが、徐々に見えてくる赤ん坊の(ひとみ)を調べるや「んっ?」と(いぶか)しんだ。


「珍しいな、紅玉(ハクリルート)を持っているのか?」


 紅玉――。


 その名の通り、瞳が深紅色に染まった物の事を示す名だ。

 

 これは俺達――魔導士――の間では潜在的に魔力を強く秘めており、虹彩の色素に異常を起こすのが原因だと研究で解明されている。ふむ、中々の素質だな。良い魔導士になれるかもしれないって証だ。


 けど確か紅玉を持つ奴ってのは他の意味合いがあった気がするな。なんだったかな? もう何十年も昔の事だったからなぁ。


 静かに思い出そうとしている間、俺は視線を赤ん坊の焦点に合わせていなかった。だから赤ん坊の様子に気がつかなかった。目が覚めたら知らない男に自分が持ち上げられていて極度の不安と恐怖に襲われ始めていることを…。


「ふ、ふぇ、ふえぇぇぇっ!!」


 産着の中で暴れながら赤ん坊は顔をくしゃくしゃにしてぐずりだすという突如の変化に俺は慌てた。まさか泣きだすとは思わなかった。俺には結婚して妻を持った事も無ければ赤ん坊を抱いた事も無いのだ。魔導知識の探求が中心な自分にとって子守りなど、百年の中で初めての経験であった。


「ま、待て! 泣くんじゃないっ!」


「ふえぇぇぇっ!!」


 俺の必死な言葉も通じず、赤ん坊はさらに激しく泣くばかりだ。子守という俺の人生で一度も体験したことの無い経験を前にどうしたらいいのか混乱してしまった。

 

 そこへ、女は助け舟を出した。


「よしよし、大丈夫だからね。お母さんはここにいますよ~」


 少々引っ手繰るような取り方だったが、赤ん坊は優しく女の元に戻されて慣れた手つきであやされた。すると泣き声は徐々に治まり、赤ん坊はいつの間にか笑顔で「きゃっきゃっ!」と女の顔を見ながら笑っていた。


 この光景に俺はまた別の興味を持つようになった。お題は『子と母の信頼関係』といった所だろうか? 言葉の通じない赤ん坊相手に母親だけが心を許させる何か不思議な力があるのではないか…。頭の中で仮定と結論の理論を築き上げる中、何かが割れた窓の外からヒラヒラと舞うように飛んで入ってきた。


 (ほの)かな淡い光を小さな身体から放ちつつ、虫の羽のように透明な羽で空を浮かぶ存在。その正体を知っている俺は「またか…」とめんどくさそうに視線を移した。


「何ですかあれって?」


 女は見た事のない物に不思議な気持ちになりながら俺へと質問した。これに目の前から視線を外さないまま俺は「妖精だ」と簡潔に答えた。


「くすくす、泣かした泣かした!」


「人の子、驚き泣いちゃった!」


「クリムの事が怖いって!」


 三匹の妖精は俺達の頭上周りを手を繋ぎながら笑顔でくるくると飛び回った。妖精は歌と踊りが大好きで能天気な性格をしており、こうして小さな出来事を歌にしながら踊り回るとされている。俺としては勝手に騒がれるのでえらい迷惑な悩みの種の一つでもあるが…。


「クリムは皆に好かれてる!」


「同時に皆に嫌われてる!」


「おかしなおかしな人間魔導――」


 相変わらず歌い続ける妖精達にやかましく感じ、そのうち一匹を素早く捕まえた。一瞬で手を上げて再び戻す動作が目で追えないくらいの早さでだ。


「調子乗ってると…解剖(バラ)すぞ?」


「ひぃっ!」


 ものすごい笑顔で妖精を握って轟くように低い声色で脅しをかけてやった。そんな俺の顔を間近で見てしまった妖精は青ざめた顔をして手の中で硬直していた。


「しまったクリムが怒った!」


「撤退撤退!」


 他の二匹は俺から発した危険な匂いを感じ取って素早く離れていった。窓枠に寄るや、そそくさに姿を物陰に隠して捕まった一匹を見守っているのが見えた。


「あの、かわいそうなんじゃ…」


 いたたまれなくなったのか、女が妖精に助け舟を出すかのように慈悲を出してきた。


「別に妖精ってのは森の意識集合体が小さく分かれてできた精霊の一種だ。こいつらに死や恐怖という概念は皆無に等しいから安心しろ」


 そう言いながら俺は指を妖精の足に絡めつけるように組み込んでいった。こいつら妖精は何度言っても同じ悪戯(いたずら)を繰り返すので言い聞かすだけでは足りない。身体で覚えさせるしかないんだ。


 なかなか器用な真似をしてる俺の様子を女は何をしているのかいささか気になっておどおどと様子をうかがっていた。


「ほれ、完成。どうだ抜け出してみろ」


「みぎゃあぁっ!」


 俺は妖精の足を折る寸前くらいの力で上手く組んだ指に加えていたぶる。上手く出来上がったお仕置きは4の形を左右逆にした形に見え、見事なまでにビクともしなかった。いや、妖精が力で人間に敵おうとする事自体が間違っているだろうな。


「あうあうあぁっ!」


「痛がる前に言う事があるだろ?」


「ご、ごめんなざいっ!」


「うむ、よろしい」


 妖精が謝罪を申すと同時に俺はすぐさま足を離してやった。泣きそうな顔をしながら大急ぎで俺の元から飛び去り、隠れて見ていた仲間の元へと集まった。


「あいつらは悪戯が好きだからな。何かあればまた会う事にもなるだろう」


「そ、そうですか……」


 女は俺に対して一種の戦慄を覚えかけているようだ。それはそうだ。子供が蝶の羽を(むし)るようなノリで妖精に四の字固めを極めていたんだからな。


 そんな時、赤ん坊が「あっ、あっ!」と手を伸ばして何かを訴えた。手の先は今だに怯えて窓枠に隠れている妖精達へと向けている。どうやら妖精が物珍しくて興味をもったようだ。


「えっと、どうすればいいんですか?」


 女としては妖精という存在を初めて見たためか、赤ん坊に対してどう扱っていいのか悩んでいる。


「ふむ、ならこうすればいい」


 その解決策を提示するべく、俺は手を妖精達に向けて仰ぐように動かした。


 行使するのは風の魔術。


 追い風にもならないレベルの微風を吹かせてみた。外から家の中へと突風が吹き出し、小さく悲鳴を上げて妖精達は家の中へと倒れながら入って来た。


「お前ら遊びが大好きなんだろ? だったらこの赤ん坊と遊んでやれ」


 妖精の前に出てこう言った。俺の言葉に妖精達は互いに三匹で顔を合わせて何か相談をし始め、数秒後には羽をはばたかせて女の抱く赤ん坊近くへと降り立った。小さいが確かに感じる妖精達の足の感触に女は少々むずがゆい気持ちになりつつ、赤ん坊を心配しながらその様子を見守っていた。


「あぅっ!」


 赤ん坊は目の前に現れた妖精にウキウキした気分で軽く触ったりして遊び始めた。この状況を楽しみ始めたのか、妖精も笑顔で舞いながら赤ん坊の相手をしている。


 おや、これはなかなか…。この赤ん坊どうやら妖精に気に入られたらしい。 


「人の子優しい!」


「仲良くしようよ!」


「友達友達っ!」


 妖精は女の腕と産着の上で赤ん坊と共にはしゃぎ出した。


「妖精に好かれるとはな…付き合いがしつこくなるがこいつらは好いた者の運命を祝福してくれる力、いわば『加護』を授けてくれるぞ」


「加護ですか?」


「そうだ、まぁ力の弱い下位の存在だから微々たる物だがな」


 さて、少々妖精の事を説明し終えたところで本題に入るとしようか。


「母子共々興味が湧いた。改めて名前を聞かせてもらおうか」


 ここに二人が来てから名前を聞いてなかった事を俺は思い出した。興味を持たぬ者には名前どころか姿さえ覚える気は無いが、二人は自分にとって『特別』と認めている。まぁ、特別とは言っても親愛感情に繋がる方面ではないが…。


 女の方も「あっ……」と思い出したかのように言葉を漏らして名前を明かしてなかった事を俺に謝罪してきた。


「申し訳ありません賢者様、私の名前はシェリーと申します。そしてこの子の名前はエレイシアです」


「シェリーとエレイシアねぇ…わかった、『そういう事』にしておこう」


 女――シェリー――は俺のその言葉に言葉を無くした。それは何故か? 実は名乗った名前が『偽名』であると俺が一瞬で看破していたからだ。俺としては別にそれが本名であろうがなかろうが別段気にしなかった。自分自身も偽名を使っている事だし、相手の素性を詳しく知るつもりがないので支障が出ない限りは聞くことはないだろう。

 

 飽くまで俺にとって二人は『魔導の研究に役立ちそうな素材』としか見ていないからだ。その心情を知らぬシェリーは賢者様と呼ぶ目の前の俺にただ畏怖している。


「…そういや窓ガラス割れてたんだったな」


 俺はふと思い出した。このままでは隙間風が吹いてくるし、何より家としての格式が落ちる。


 そこで物体浮遊の魔導を行使。


 割れていた窓ガラスの破片を床に散らばる大きな物から小さな物からと窓枠に結集させ、それらが集まるようにして重ねていく。破片は一片の曇りも無い透き通った一枚の窓ガラスへと元に戻り、何でもない様子でそこに出現した。


「…すごい」


 その技術にシェリーは圧倒されていた。どうやら魔導の知識は多少携えているらしいがこんな事を可能にする人がいるなんてと考えているところか…。驚きのあまり目を見開いているのがよく分かった。素人にはどうしてすごいのか理解はできないだろうが、魔力を使って物体を動かすのには数に制限が出てくるのだ。


 物を持つ事で説明してみよう。例えば石を手で一つずつ持てば基本二個までとされる。そこでその手で石を出来る限り持とうとすれば多少はいっぱいにできるだろう。だがその石を的に向けて投げるとすれば、全て一気に当てることはできるか? 無論、不可能に等しいだろう。


 これを魔力で物体を持つ――いわば物体浮遊の原理――で直してみれば…もうわかるだろう。

 

 かなりの熟練度を要する高度な魔力制御を行わないかぎりはあれほど綺麗に破片を一か所に集めるのは俺か他の高等魔導士でないかぎり不可能に近い。大昔で勝手に名称付けたとはいえ、賢者と呼ばれるがゆえんの俺の魔導技術にシェリーは関心を持たざるを得ないらしい。たとえこれが基本中の魔導だったとしてもだ。


「ちなみに俺の名はクリムだ。呼び捨てなり好きに呼べ」


「そんな、賢者様を呼び捨てにするだなんてそんな恐れ多いことなど…」


「その賢者様って言い方は即刻に止めろ。正直不愉快だ」


 シェリーの主張を無視するように俺はこの事を頑なに言いつけた。

 

 俺はそんな賢者様だなんて敬われるような人間なんかじゃない。自分のためだけに魔導を極め、今もなおこうして赤霧の森という結界を作ってひっそりと実験を繰り返す老いぼれに過ぎない。一応は不老となってから姿はここ数十年めぼしく変わった事はないがな。


「ちなみにどれほどここに居るつもりだ? その分色々と付き合ってもらうが…」


 だが、俺は善意で二人を助ける訳ではない。この家に居座るつもりなら対価を差し出すのが条件だ。俺は暗にそう命じてシェリーに聞くと、なんでもこちらの事情が落ち着くまでが好ましく、滞在期間は長くなりそうな事が判明した。別に長ければ長いほどこちらの研究素材を使用する期限が多くなるので別に構わなかった。だが一つ気にかかる事があった。どうしてここ――赤霧の森――へ来ようとシェリーは決めたのか?

 

 試しに聞いて見るが、その理由は簡単にして独特な物であった。


「子供の頃、私のおばぁさ…祖母が赤霧の森のおとぎ話をしてくれた事があったんです。その時、祖母は「もしどうしようもならない時があったら迷わずそこを目指しなさい」と言い残していましたから」


 はっきり言って訳がわからなかった。その祖母は知っていたのか? 一般に知られる赤霧の森についてを…。そこを中心として広がる樹海の恐ろしさを…。


 謎は深まるばかりだ。だが、とてつもなく低い可能性を叩きだして見つけた結論を頭に浮かべるが、ありえないと決めつけ一掃した。


「…まさかな」


 たとえそれが真実だとしても、俺はあの子を…。


 咎めるつもりなどさらさら無い。これだけは本当の気持ちだ。


 だが、俺の事で今なおどこかで引きずっているというならば止めてほしい。なぜなら、あの子は飽くまで正しい行動をした。悪意を以って起こした行動ではないからだ。


 たとえそれが裏切りであっても、最善をあの子は尽くした。


「とりあえず改めて寝室に案内する。ついてこい」


 もうこの事に関して思うのは止めよう。単に女々しくなるだけだ。


 俺はシェリーを寝室へ連れていくことにした。めったに使うことのなかった部屋にだが…さっそく寝室の前へ来ると一先ずやるべきことがあった。


「ちょっと待ってろ」


 シェリーを待たせて先に寝室へとドアを開けて入ると(ほこり)がぶわっと勢いを上げて舞った。俺はこれを吸わないようにローブで鼻と口を塞ぎつつ、部屋の状態を調べた。


「あぁちくしょう、汚れが凄まじいな。これはほったらかしにしすぎたか…」


 外からの灯ではっきりと見える埃。量が予想以上に多かったことに気分が悪くなりつつも、俺は両腕を振って風の魔術を行使する。

 

「たまには魔術の方も使っておかないと経験が(なま)るしな…」


 この世界では魔力を専門的に扱う者を『魔術士』と『魔導士』に分けられている。






 魔術士は魔力を用いた方式に従いこの世の理に干渉し、魔術的奇跡を起こして行使する者。

 

 魔導士は魔という性質を根本的に探究し、この世に運ぶる具象や方式を追求する者。






 他の専門知識の医学で例えるならば医者と医学者という関係のような物だ。多くの人々は魔術士になりたい者が過半数を占めており、魔導士は日陰者としての扱いをされることがしばしばあるので少なくなっているのが現状だ。


 それでも俺が魔導士となることを選んだのには師となった人物に深い関係があった。元々、俺は魔術士を目指すべく魔術を学んでいたが、後の師となる人物と出遭った瞬間に当時の自分の状況、現存する魔術的価値に疑問を持つようになった。


 ちなみに言うが、俺の師は魔術師でもなければ魔導師のどちらでもない単なる女医だ。その女医が思ったこともなかった物事の見解を自分に理解させた事が始まりとなり、俺は魔導士を選んだ。

 

 とは言っても、俺と師の関係は『互いに学ぶ』。学ぶと同時に教える。二人で互いに知識を切磋琢磨していく関係を保っていた。

 

 この出遭いがあったからこそ、俺は生きることに意味を持てた。存在意義がなんなのかを知った。


「よし、こんなもんだろう」


 あらかた簡易な掃除が済んだところでシェリーを寝室へと招いた。


「ここのは壊したりしないかぎり自由に使っていい。何か分からないことがあったら俺の時間が空いている時だけ答えてやる。重要なことは以上だ」


 伝えたいことは短く言って話を切り上げようとするシェリーがお礼を言ってくるが俺の中には次のプランが組み上がっていた。


(あぁ、早くこの女の調査を始めたい…)


 俺の結界を難なく通り抜けたのが幸運だとかで片付けさせてたまるものか。徹底的に調べさせてもらうとしよう。

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