デン
うぅ・・・1000文字以下の文章だから毎日更新で頑張るぜ!とか思ってたのに全然だめでした。
まぁ、思ってただけなんで別にいいんですけど。
どこにも毎日更新とか言ってないし。
俺の名はデン。
この町で俺の名を知らない猫はいない。俺より強い猫もいない。
全ての攻撃は俺の体で弾く事ができるし、相手には俺の張り手を数発当てれば沈む。
スピードも他の奴等に負けないし、ルックスも・・人並み以上はある。
俺が道を通れば皆があいさつをするし、他の町の猫にだって名前を知られている。
そんな俺は今、恋をしている。
しかし、俺が恋した相手は俺につれない態度を取ってくる。
しかし、この町で俺に逆らう奴なんているはずが無い。
彼女は家猫だが、それが分からないほどバカでもないハズだ。
必ず落して見せる。
今日も使いを出したんだ。今日は豪華にマタタビとサンマを用意してある。
飛びきりの上物で新鮮なやつだ。
俺自ら魚屋から盗んできた逸品、幾ら家猫の彼女とて、これを見たら喜ぶに違いない。
そして俺の見る目も変わるはず。
俺はそろそろ来るであろう彼女を待って毛並みを整えていた。
「た、大変です!デン様!」
突然倒れこむように入って来た灰毛の猫の名はピック、俺の右腕だ。
ピックとダマには彼女を向いに行かせたハズだが、何かあったのだろうか?
「ミーナを迎えに行った際、黒猫が乱入しミーナを拉致、それを止めに入ったダマが倒されました!」
な、なんだと!俺は信じられないという気持で一杯になった。
ダマはこの町でも腕利きの猫、俺以外にアイツに勝てる猫は数えるほどしかいないはずだ。
「どうやら流れ者のようで、私も応戦しようとしたのですが、ダマをその場に残すをけにも行かず・・・」
申し訳わりません!と悔しそうに俯くピック。
俺はその姿を見て怒りで体が熱くなるのを感じた。
「いや、良く報告してくれた。黒猫はどっちに向かった?俺が出る。」
ピックに大体の居場所を聞くと、相手もそう遠くには行っていないはずだからミーナの家の周辺のはずだと教えてくれた。
俺はダマのカタキを取る為にミーナを助ける為に走り出した。