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ストリートピアノ   作者: 村松希美


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11 宇宙戦艦ヤマト




 放課後の商店街の端に、黒いピアノがぽつんと置かれている。

 「ご自由にどうぞ」と書かれた札が、夕陽に照らされて揺れていた。


 健太は、その前で立ち止まった。

 通りを隔てた向こう側には、同じクラスの真央が一人で座っている。

 彼女は最近、クラスでからかわれていた。止めようと思いながら、いつも言葉が喉で止まってしまう自分が、情けなかった。


 ふと、風に乗ってどこかの店のラジオが流れた。

 ♪さらば〜地球よ〜 旅立つ船は〜

 それは『宇宙戦艦ヤマト』の主題歌だった。

 子どもの頃、父がよく弾いていた曲。

 「男ならな、誰かを守る時が来るんだぞ」

 笑ってそう言った父の声が、健太の胸に甦る。


 ピアノの前に座る。手が震えた。

 でも、最初の和音を鳴らした瞬間、胸の中のもやが少し晴れた。

 銀河を渡るヤマトが、音の中に浮かび上がる。

 荒波のような和音、光のような旋律。

 人々の視線が集まるのも気にならなかった。

 ただ真央の方を見た。彼女が小さく目を見開いていた。


 最後の一音を叩いた時、風が止まった。

 健太はゆっくり顔を上げる。

 真央が立ち上がり、静かに拍手を送っていた。

 その手の震えは、彼女もまた勇気を出している証のように見えた。


 健太は小さく笑った。

 「行くぞ、俺のヤマト」

 心の中でそう呟くと、胸の奥に熱い火がともった。

 明日、もう逃げない。

 音楽が、彼にその一歩をくれたのだ。






宇宙戦艦ヤマトは聴いていたら、使命や誰かを助けなければという気持ちになりますよね。


そんなアイデアを出して、AIが書きました。

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