一日の終わり――走る二人
短いですorz
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「はっ、はっ、しかし、はっ……意外、だったな」
息を乱しながらもそういう修介、その顔には汗が張り付いている。
深夜の坂道、下り上りを繰り返す。
とはいえ二週目、それもまだ下りだ。
「はっ、何が、はっ、だよ?」
答える、まだ息は乱れていない。
日課の訓練である――一週間ほどまえからは一人ではなく、修介と共に。
互いの格好はジャージである。
「いや、はっ、はっ、はっ、信一、はっ、先生がっ、教師、なんだって、はっ、よ」
「はっ、教師、はっ、らしい、はっ、だろ、はっ、あの人」
「はっ、はっ、はっ、ダァラ、それが、はっ、意外だったんだよ」
はっ、はっ、はっと息の音だけが聞こえる。
しかし修介の呼吸が限界近くまで乱れている――引き止め時、か。
遅れ、こちらの斜め後ろを走っていた修介に向かって掌を向け静止する合図を出す。
「はっ、はっ、ちっ……はっ、くそ、はっ、まだ、はっ、はっ、イケルっての」
そういう修介はしかし膝に手をつけていた。
「はっ……アアクソっ、はっ、はっ、はっ、体力の化け物がっ!」
はっ、はっと息を吐き呼吸を落ち着ける。
「一週間やそこらで追いつかれたら俺の立場がない」
「……アア、そりゃそうだな――はっ、けどよ、次は、はっ、もう少し喰らいついて、その、はっ、次はもっと喰らいついて」
「期待して待ってるよ、さて修介はクールダウンだ」
修介の肩をたたき、歩くのを促す。
やがて修介は、はっと大きく息を吐き出したあとに歩み始めて、俺もそれにあわせて歩いて。
「アア?」
「……うん?」
「はっ、いや、なんで神野まで歩いてるよ?
はっ、テメエはいつも、はっ、走りだすだろうが」
「ああ、いやさ……走ってたらまともに話しはできないからさ、すこし話したらまた走るよ」
「……アー、意外だって、はっ……思ったってことについてか?」
頷く、修介ははっはっと息を整えながらコチラを見据えて続きを促す。
「いやさ、なんで信一先生が教師をやってるのかなーってさ」
「……ア?」
「どうみても先生若いだろ?いって25才かそこら。
軍人を退役するには若すぎる……何よりも、ああいうことを言える人が軍人を辞めるとは思えない」
軍人をやめるということは戦友に別れを告げることなのだから。
「アアー、なるほど、なるほどな?
んなもん決まってんだろうが、ドロップアウトだろう。
正確には欠陥魔術師というのが正しいだろうけどよ。
軍人である以上どこにでもある話し、誰にでも起こる話しだろうよ」
言葉に、なるほどと頷いた。
欠陥魔術師、か――多分それが正解だろう。
同時、ある意味では自分もそうだなと思いつつ、トントンと道路を蹴った。
「それじゃま、もうすこし走ってくるよ」
「アア」
駆け出す。
次あたりですこし本格的な戦闘にはいるかもしれません。




