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とあるダンジョン最奥にて

 ダンジョン最奥と言うには整備された円卓に7つの影が席についていた。

 影3「おいおい、またあの野郎集合してねぇじゃねぇか、どうなってやがんだ!」

 影6「フォッフォッフォ、彼奴はいつものことじゃて、もうすぐくるであろうよ」

 影2「………」

 影5「で、来るまで待つのか?儂は忙しい身でのう、要件だけ早くして欲しいのう」

 影4「うふふふ、相変わらずお忙しい様で笑いが止まらないのでは?世界が揺らいだ事ではなくて?」

 影7「うちはいそがしかっちゃけどいったいなんのごたってよんだんかしら?」

 影1「ああ、みんな悪いねアイツにはあとから俺がキツく言っとくから俺に免じて許してくれ。そして今回集まってもらったのは他でも無いさっき話にでたが世界の揺らぎについてだ、今朝方この世界に無理矢理穴を開けて現れた強者の気配が複数降り立ったようだ、数は未確認だが我々の目的の障害となるようならば容赦しない、しかし勝手な行動は謹んで欲しい、みなの強さは信頼しているが我々の目的が漏洩する事が1番あってはならないからだ、なので邪魔をされてもすぐ行動せずなるべくまず報告して欲しい、どうしても緊急に対応しなければならない事もあるだろうと思うのでみなの判断に任せる事とする」

 影7「警戒するほどつよかと?うちが行って始末してこようか?」

 影3「俺様にやらせろや、最近暴れ足りないから丁度いいぜ!」

 影4「自信がおありで結構なことですけれどお話を聞いていらしたかしら?」

 影6「若いもんは血の気が多くてかなわんな、こっちが動かんでも嫌でも出会うじゃろうて、せっかちは足元を掬われる事になるじゃろうて」

 影2「………」

 影5「ふむ、おぬしが強者だと言うのであればその通りなのであろうが、儂に楯突くならば容赦はできんのう、もし儂等の目的に近づく事があれば儂自らの手で始末してやるわい、用事は終わりかのうお先に失礼するぞ」

 影1「みんな忙しそうだからね、勝手な行動だけ気を付けてね、信頼してますから」

 影7「まあよかや、用が済んだばいらうちは帰るばい」

 影3「ちっ、暴れられるかと思ったのによ、けぇるわ」

 影6「フォッフォッフォまぁ良いでは無いか我々の目的が最優先事項じゃて」

 影4「うふふふふ、そうですわね、わたくし達のやるべき事をお忘れにならなければ自ずと何をすれば良いかお分かりになるのでは?ではわたくしもこれで、ご機嫌よう」

 影1「ふぅ、君も帰っていいよ?」

 影2「………」

 影1「………いやあまとめるの面倒だなあ、正直言ってこの役目はあんまりやりたくないんだけどな、利害関係が一致してる間は仕方がないか………しかしアイツは本当に集まりにこないな、そろそろ示しがつかないから言いますか、あーあんまり説教とかしたく無いよな、面倒なだけだし怒るのも気力を使うのよこれが、これでまた小言言われたとか言われても知らんがなって思うよ、俺も行ってみるかな」

 

 円卓の八つの座席は空となり固く閉ざされた。

 

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