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旅立ち

 私の名前は石川陽葵(いしかわひまり)18歳大学一年生。ラノベ好きな普通の女の子、今日はちょっと前に入ったサークルの集まりに向かう為家から駅に向かっている、駅で友達2人と合流予定だ。


 桜庭涼(さくらばりょう)18歳

 涼「メッチャ天気良いなぁ」

早乙女奏(さおとめかなで)18歳

 奏「そうだねぇー、来る時電車も空いてたしいい日かも」

  陽「ごめんチョット遅れたぁー」

洋服を選ぶのに手間取り少々遅刻でもまぁ2人とは仲良しだから許してもらうほかない笑

 涼「電車の時間に間に合ってるからセーフじゃない?」

奏「まぁそうだね笑、んじゃ出発しよう!」

涼、陽葵「はーい」

早速サークルで指定されたイベントスペースに到着。

もう既に何名か到着しているようでした。

 陽「最上先生こんにちは」

最上壮真(もがみそうま)36歳

 壮「こんにちは。3人共いつも仲良しだね、とりあえず椅子並べてあるから適当に座っててね」

「はあ〜い」

空いている席を見渡し3人で座って辺りを見回すと、先に着いていた高橋律(たかはしりつ)くん19歳と櫻井愛(さくらいあい)さん20歳と如月夢詩花(きさらぎむじか)ちゃん19歳と五十嵐蒼呀(いがらしそうが)さん21歳と柊飛鳥(ひいらぎあすか)ちゃん18歳と朝比奈楓(あさひなかえで)18歳がそれぞれ席へと着いていた。

 夢「ねぇ先生いよいよ今日やるの〜?」

壮「はい、私の実家の蔵に眠っていた像と古文書に記された地を回って五つの像を集めてきましたので成功すれば行けるはずです。あとは細かいセッティングが……」

 楓「早く行きたいね飛鳥ちゃん」

飛「楓ワクワクしすぎじゃん期待しすぎると行けなかった時ガッカリするから程々にしときなよ」

楓「まぁそうだけどさぁ、気持ちが昂ってさぁ」

と扉が開いて男女3人が入ってきた先頭から御影司(みかげつかさ)20歳蓮見凌久(はすみりく)19歳四月朔日夜宵(わたぬきやよい)20歳だ

 陽「いよいよ全員揃ったね涼と奏は何持ってくの?」

涼「まぁ色々あるけどやっぱりナイフでしょ?2人は護りたいし」

奏「頼もしいじゃん、うちも色々もってきたけどメインはお風呂セット〜笑」

 陽葵「まぁそうね、文明レベルとか治安がわからないからねー」

司「修学旅行じゃねぇんだゾ!浮かれてんじゃねぇよ」

凌「本当だよ。ラノベでもゲームでもアニメでもない行ければ別世界の現実なんだから緊張感持って欲しいな」

夜「そうやって強制すんなし、私は私でくま美と自由にさせてもらうから」

司「ちっ勝手にしろ病み女が」

飛「まぁ強制するな!には私も賛成。グループ作るなりお互い干渉しないでいいんじゃない?」

愛「私は1人だと怖いかも」

夢「そんなに怖がらなくてもきっと楽しいとこだよ(笑)」

律「想定は色々しておいてもいいと思いますが、必要以上に恐怖に支配されてしまうと咄嗟に行動できませんよ?」

蒼「ふっ、軽い気持ちでいい気なものだな」


 そうこうしているうちに最上先生が像の配置を完了させていた。

 壮「はいみなさん揃いましたね。こちらも準備は完了しました、この先は私も引率などではなくみなさんと同じスタートラインに並ぶ異世界人となるわけですが、多少この現代日本であなた方より長く生きている知識はもっていますがそれがあちらでどの位役に立つのかは全くの未知数ですのでやはり自己責任と言わざるを得ません。ですので引き返す最終の瞬間が今と言う事になります、私は強制しませんし独り占めも仲間外れもするつもりはありません正直私はワクワクしています、それぞれのこの現代社会やご両親兄弟友達やみなさんもアルバイトなどで感じる同僚や上司または部下や生活に関わってくる政治の方針や宗教まで様々な嫌な事嬉しい事楽しい事悲しい事があったと思います、行かなければ良かったと後で後悔する日がくるかもしれませんそれでも一歩踏み出しますか?一歩下がったからと言ってそれは恥でもなんでもありません、逆に下がれるという勇気だと私は思います。まぁ長々と話しながらみなさんの顔を見ているとこれだけ言っている私は無駄話をしているのではという気持ちになってきていますが(笑)」

陽「先生の覚悟はいいんですか?」

壮「あー私ですか?そうですね妻にも3年前先立たれて子供も居ませんし、母は姉夫婦がついていますからね、その他の事は些事ですね(笑)なんの問題もありません、古文書や像が現存した時点でご先祖様には私の心を見透かされていたと言う事ですし、突き進むだけです」

「あはははは。ふふふふふ」

壮「では行きますか、みなさん設置した像に触れない様気を付けながら真ん中へ」


像は特に均等に配置はされていなかった最上が古文書を見ながらスケール片手に設置した高さもバラバラでありしかしなんだか存在感が凄く伝わってくる、不気味ではなく逆に安心感を与えられているようだったまるでこれからの旅路にグッドラックど語りかけているような佇まいである。


 壮「中に入りましたね」

最上は確認すると古文書に書かれている聴き慣れないような言葉を発していくと五つの像が光出して部屋中眩い光に包まれた、次の瞬間目の前に草原や木々や川が現れた。


 「うおーーーー」「わーーーー」「まじか…」

様々な反応ののち最上が話を始めた。

 壮「みなさん事前に渡した資料には目を通してありますね」

「はあい」「うす」「みたよ〜」

壮「ではおのおの健闘を祈ります、みなさんもすでに感じていると思いますがこの世界では我々地球で生きてきた人間はかなりの負荷を受けて生きていた様ですね、なので油断しなければそうそう死亡はしないはずです、必要以上に恐れず冷静に正直に生きて下さいまたどこかで出会うかもしれませんし今生の別れとなるやも知れません、なのでひとまずみなさんに幸あれ!」

陽「最上先生、本当にありがとうございました。先生もお元気で」

奏「うんうん、本当にお元気で!私達は一応3人で冒険しようと思ってます、また何処かで逢えたらいいですね」

涼「大学進学したばっかりでたまたま入ったサークルでたまたま知り合った先生にここまで連れてきて貰ってめちゃくちゃ感謝してます!ありがとうございます。お元気で」

司「なんだか解放された気分だぜ」

凌「本当に身も心も晴れやかやね!」

飛「きゃははマジ異世界?とりあえず自然しかないけどせんせーあんがと。元気でね」

楓「飛鳥とずっといられる世界、最高」

蒼「まぁ俺はあえて感謝はしませんよ、これも俺の運命であり、先生の運命と交差するさだめだったんだと思うし、必然であり偶然でもあるそうゆう事でしょう、また運命が交差する時がくればまた会いましょう」

夜「ふふふやっと我の人生はココに覚醒した我の秘めたる能力でこの世界に降臨した記念日よ、我が師よ我を彼の地へ導いてくれた事感謝する!」

夢「いやいやマジ夜宵ちゃんいきなり全開放したねまぁわかるけど、もう我慢しなくていいんだしね、開放感ハンパないね、楽しく心豊かに生きていくんだし色々なんとかなるっしょ笑」

愛「確かに地球に居た時より身体が軽くてなんだか力が漲ってきてますね、でも逆に力加減とか怖いですねなんだかドキドキしちゃいます、こんな世界に招待して頂いてありがとうございます先生」

律「みなさんの高揚感が凄いですね僕も生きたいように生きられる世界に自分をしていきたいと思いました。先生ありがとうございましたお身体に気をつけてまた出会える日を楽しみにしています」


それぞれがそれぞれの想いを身体全体で表しているかの様な言葉の数々に、全員が笑顔でその場を後にした、みんなの言葉通りこの世界ではその人物が本来宿している能力がなんの制限を受ける事なく発揮できる様になる、地球ではよく脳の数%しか使っていないや身体も100%使うと筋肉や骨が耐えられないなどと制限されているがこの世界は制限は無く身体能力も向上する為耐久率も上がり地球にいた時とはまるで別の生き物かの様な能力を発揮できるので、全員のセリフもポジティブにもなると最上は思いながら皆さんに感謝されたが、ここからがスタートであり今各々の身体に宿している能力などはそれぞれが持っていた素質なので、これからこそ皆んなには頑張って生きていって欲しいと思いながらご先祖の生誕の地へと歩を進めた。


 

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