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(四)-2(了)

 普段は目の前のことだけに追い立てられ、そのことしか考えられなかった。

 しかし波の音も、満天の星空も、きっとずっと大昔から、この島に人がくるはるか以前から、こうして存在し続けてきたに違いない。地上で起きる身近なことは、それらに比べると、本当に些細なことのように思えた。金、欲望、野心。それらを得て何になるのだろうか。日々の生活の中で、仕事などに追われるだけか自分の人生なのだろうか。それに対して、目にしている空は、ずっと輝き続けている。一つ一つの星たちが、自分の輝きを強く放ち続けていた。

 自分もこれらの星のようであればいい。自分は自分なのだ。日々の生活の細かいことにいちいちとらわれすぎていたのかもしれない。もっとこの星々のようでありたい。輝彦はだんだんそう思い始めてきていた。


(了)

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