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第一章夢と歌と閃きと PART1 

「はぁ・・・。なんだ、夢オチか。それにしてもベットから落ちるなんて・・・。」

「兄貴ー!!大丈夫か!?」

「ああ。まぁ、一応な。」


頭が少し痛い気もするけど・・・。

それにしても、夢でも同じ学校の制服で美人な人に呼ばれることなんてあんまりないいのに・・・。

もったいない気が・・・。


「おい!兄貴しっかりしてくれよ!!」

「ああ、すまんな。っておい!何笑ってんだよ!!」

「だって、兄貴って一応兄貴の名前にトリの名前がついてるくせにさ、落ちるなんて・・・。」

「うっせー!だからって、大笑いすることないだろ!!!」


今俺の横で笑っているのは、火野大地 俺の弟だ。

かくゆう俺は、火野飛燕 だ。

まさか、この俺がベットから落ちるなんて一生の不覚。


「おい。いい加減笑うのやめてくれないかな??」

「ごめん、でも、面白くてさ!」


そういうと、大地はまた大笑いをした。


「てか今何時?今日は、お前の入学式だろ。早く行かないと。」

「そうそう、たしか今は、っと。」


俺と大地は時計を見た。

瞬間、夢のことを忘れてしまいそうになった。


「遅刻寸前じゃん!!もっと早くおこせバカ!!」

「兄貴も悪いだろ!!」

「まぁ、いまは、喧嘩しても仕方がない!早く行くぞ!!」


俺は、あわてて着替え、一応おにぎりという朝食を取って学校へ行こうとする。

どんなに忙しくても朝食は欠かせない。

うん。だいじだよ。朝食はね。


「行ってきまーす!」

「まって、兄貴ー!」

「てか、なんで、先に起きていた大地が遅いんだよ!」

「仕方ないだろ・・・。ところで葉月さんは??」


葉月風花 こいつは俺の幼馴染で、昔から何かとつるんでくる。

普段は、あいつが勝手についてくることを大地は知っていたようで聞いてきた。


「あいつには、遅刻しそうだから先に行って、ってメール打った。」

「そうなんだ、兄貴にはもったいないくらいかわいいのに・・・。」


そう、風花は学校中で1、2を争うくらいかわいいらしい。

おれには、そんな感じには見えないけど・・。


「いいじゃん、どうでも。」

「まさか、兄貴。まだ昔のことを??」

「もういいだろ!!!そのことは、もう終わったんだ・・・。」

「兄貴・・・。わかった。もう言わない。」

「そうしてくれ。」


俺にはいろいろと嫌な過去がある。

今となっては昔すぎてあきれるけどな・・・。

ただ、そんな嫌なことより夢のことが妙に気になる・・・。

あの、女子には見覚えがある・・・。

だけど、思い出せない・・・。


「あ、そういえば転校生が来るらしいってよ。」

「兄貴のクラスに?」

「ああ。なんでも、見たやつ見たやつかわいいだのきれいだの言うからな〜。」

「見てみてー!!いいなー、兄貴ばっかり。」

「うっせー!!」

「ところでな、兄貴。俺、部活どうしよう・・・。」

「お前の好きな部活に入れ!」

「なんだよ。兄貴。そりゃ、兄貴みたいに剣道とかうまかったらさ即決めるのに・・・。」


大地が言うとうり俺は剣道が得意なわけで。たびたび名のある大会で優勝する。

だが、大地も大地で頭がいいという才能がある。


「まぁ、そうひがむなって。」

「うーん。あっ!」

「どうした!?」

「そうだ、いいこと考えた!聞いてくれよ兄貴!」

「うーん、とりあえず家に帰ってからだな。学校まであと少しだし・・・。」

「そうだな。」


その言葉を最後に学校をめざしチャイムぎりぎりで着いた。

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