プロローグ
プロローグ
ここはどこだ・・。
確か俺は・・・。
気が付くと外にいた。時間帯は夜の10時。
あれ?あんなとこに桜並木が。
てか、なんか見覚えが・・・。どこだったっけ。
そんなことを考えながら、不思議と足が桜並木の方に向いていた。
この先に行ってみたいという冒険心が、俺を動かした。
改めて見るときれいだな〜。
その時、強い風が吹き桜の花びらが舞った・・・。
桜の吹雪みたいに・・・。
ちょっと先に行くぐらいいいよな・・・。
つってもこの先にたぶん何もないと思うけど・・・。
桜並木に入ってみると中は、とても幻想的で美しかった。
すっげー。
もっと先に行きたいな。
先に行こうとしたとき、綺麗な歌声がきこえた。
桜吹雪より綺麗で透き通っている声だった。
だれが歌っているんだ?
どうやら桜並木の先にこの声の主がいるみたいだ。
俺は早足で向かった。
そしてその声の主を見つけた・・・。
あ、れ・・・?
目の前にいたのは綺麗な女子だった。
しかも、同じ学校の制服を着ている。
?
その女子は、なにか聞きたげに俺の方を向いた。
ご、ごめん。
俺は急いで帰ろうとした。
まって、火野くん!
え、なんで、俺の名字を・・・?
振り返ろうとした瞬間、誰かに後ろから殴られた。
そして、目の前が暗くなった・・・・。