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諸君、僕はts少女がしゅきだぁぁぁ!え?

観覧数良かったら連載します!!

似たようなのも連載してますからどうぞーー!

URL: https://ncode.syosetu.com/n1602fx/

皆さんは異世界転生と言われるジャンルを知っているだろうか。

ハイファンタジーであったり、ローファンタジーであったり。一番素晴らしいのはその中で派生したジャンル、TS!


tsがどんなに魅力的なのかというと、まずその可愛さも勿論、感度が良かったり、警戒が薄かったり、更に万能だったり。


その可愛さは無限大だ!


今日も僕はts小説を読んでいる。うむ。素晴らしい。


銀髪幼女や銀髪少女にtsかぁ、素晴らしい。


おっと、自己紹介を忘れていたな。


僕の名前は旭川春樹。


顔も一目見ただけで男だと思う程の男顔で、髭が生えかけている。身長は168センチ。


16歳の交際歴なしのごく一般人だ。


それを言って恥ずかしくないのかって?


おっと、僕には二次元がついているのでな。


ひとまわり読んだ後、ふと気がつく。


今日は日曜日。親は単身赴任で居ないし、

時間を知らせてくれる人も居ないしな。


僕は立ち上がって風呂に向かう。


2LDKのこの家はひとりで生きていくには少し大きすぎる気がした。


普通に風呂に入ったあと、布団をおしいれから持ってきてボフゥっと投げる。


その後、つけてあるpcを消しにいく時に足元に雑巾があり、踏ん付けて滑った。


「うおっ」


滑って転んだ先にはトランポリン。


何故か凄く体が弾んだ。


そして、学習机の角に頭を打ちつけて白目を剥いて死んだようにピクピクしながら意識を失った。
























気付いたら部屋の学習机の前で寝てしまっていた。うう、頭がくらくらする...


滑った後にトランポリンで跳ねてダイナミック机の角ダイブをしてしまって意識を失っていたようだった。


のっそりと起き上がってウォーターサーバーから水を入れ、飲む。


「ぷはぁー」


ん?声が高くなっているような?

もう一度だけ声を上げる。


「あーーー」


やっぱり声が高くなっているようだ。何故だか知らないが、今日は月曜日だ。時計を見ると七時を超えていたので慌てて用意する。


制服を着た時にぶかぶかだったが、時間の事で頭がいっぱいで気にしないで着る。

そろそろ電車が来る。

ぶかぶかの制服のまま、慌てて出たせいで転んだりしたが、なんとか重い制服を引きずって電車の中に転がり込む。

駆け込み乗車だ。

※良い子は真似しないでね!

よく見ると若干電車がでかくなっている様に感じた。というか、他の人もでかくなっていた。

つり革に手を掛けようとして手を上に振るが、何も当たらない。


ため息を吐いて仕方なく電車に揺られる。


暫く揺られていると何やらお尻に違和感が。

ほぼ満員電車だったので慌てて身を引くが、何故か違和感が残っている。

すると、


「はあはあ、ふぅー」


と至近距離で誰かが呟いた。


その途端、お尻の違和感が誰かの手によるものだと気づく。


ぞくっとしたのだ。


痴漢に遭っていたのだ。


僕、男なのに!?


突然の事で何をして良いのか分からず、聞いていないフリをする。


降りる駅に来たので咄嗟に降りる。そして慌てて逃げる様に学校に行く。


着いた時にはもう始まりそうで、先生が来ていなかったのでガッツポーズをとり、


「ギリギリセーフだぁ!」


と言った。

するとクラスの皆が僕の顔を見ていた。


その顔は、驚愕してますと顔に書いてあるほど分かりやすく、対して僕は首を傾げていた。


皆が驚いた顔をしているが、いつ先生が帰ってくるか分からないのでとりあえず自分の席に座る。


少し戯けた様子で隣の席の親友が話掛けてくる。


「お、お前...」


「ん?どうした?あ、遅れて来たことは先生に言うなよ。怒られちまう。」


「あ、ああ、てか本当にお前、春樹なのか?」


「おう、そうだが?」


親指を突き出してポーズをとる。

僕の顔を忘れるなんて、酷いなぁ。


「なんだなんだ、僕の事土日見てなくて忘れたか?」


「本当にお前なのか?」


「本当だよ!」


「おう。じゃあ俺の隠してる本のタイトル言ってみろよ。」


「えっと、幼女を愛でry」

「おっとよくわかっているじゃないか」


親友は慌てて僕の口を塞ぐ。


「てかお前.....」


「ん?」


親友がまじまじと顔を見てくる。照れる。


「顔めっちゃ美少女だぞ」


ガサガサと話しながら手鏡を取り出す親友。自分の顔が気になるのだろうか?


「え?」


言っている意味がわからなかった。


「だから、お前美少女になってるじゃんか!」


いきなり親友が手鏡をこちらに向ける。


「えぇぇぇぇえええ!!!!」


するとそこには黒髪黒目の可愛い所謂幼女が映っていた。


「何故気が付かない?」


「だって、急いでたし...」


「おいおい、皆、春樹が美少女になっちまった!!」


し、親友を売るなぁぁぁ!


僕はクラスのみんなの耳を覆いたくなるような質問責めに遭った。

先ずは男子だ。


「おいおい、こいつ美少女になっちまった」

「可愛いなおい!」「やめとけよ」


などなどみんなびっくりしたようなコメント。

女子はと言うと....


「やーん、可愛い!」「抱き抱えたいぃぃ!」

「私、妹が欲しかったんだよねー」「感度はどれくらいかなぁ?はるちゃんw」「女の子の下着履いてるの?何色?」


などなど、ぶっちゃけ男子の方が紳士で、女子は変態の集まりだ。


たまにからかわれていて、顔が赤くなったりすると嬉しい悲鳴が聞こえてくる。


だめだ、こんな所にいると人間不信になりそう。


この僕の人生が、この時ハードになった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] こういうの好き [気になる点] 男子校か共学かよくわからないです。
[良い点] 面白くて気合十分でよかったのであります!!
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