2早くも時はクイックスキップ
転生して3年。ようやく常人の話なら理解できるようなった。毎日ひたすら両親と意思疎通をはかり、文章解読を不寝で行う。もう大変すぎてみないでスキップしてくれて構わない毎日だった。赤ちゃんすごい。
俺が3歳を迎えてからもう1か月になるのだが、3歳の誕生日プレゼントは図鑑だった。仕方ない誤解だ。1歳からずっと本から文章解読しようとしてたし,文句は言えない。
というか、ない。普通にモンスター図鑑はありがたかった。
「へええ、見た目はただのイノシシでも、クラス3だったりするのか。お近づきにはなりたくないな」
今俺が見ているのはモンスターのクラスである。5段階評価で、クラス1なら6歳児でも集まればボコせるような雑魚、クラス2はそれなりの力がある冒険者なら拳で勝てちゃう奴、クラス3は熟練した冒険者数名で勝てるキャラ、クラス4は、中隊1つ分ぐらいのプロがいないと無理な化け物、クラス5は、国が正面衝突で頑張っても負けちゃうことがある鬼畜らしい。そんなことを考えているとふと、背後から髭親父ラモン・シェルードが出現してきた。なるべく注意しないようにしながら、俺は本を読み続ける。
「その本面白いか?」
「かなり。絵(写真)がきれいだし、分かりやすいよ」
「そうかそうか。奮発した甲斐があったな!!」
と頑張ったわけでもないだろうにドヤ顔の親父。ここで俺は前々から気になっていた質問をする。
「今更なんだけど、こういう絵(写真)って、どうやって作られてるの?」
「はははは、お前そんなことも知らな」
「おかーーさーーん!パパが意地わr」
「悪い!教えるから待て!」
そう真っ青な顔で叫ぶ親父。いや母親にビビりすぎだろ。冷や汗ダラダラだぞ。ラモンは息を整えると
「写真を映し出すのはな、選ばれた者にしかできないスキルなのさ」
とドヤ顔でいや待てこいつこの年で中二病なのか!?
と思いつつ見つめていると、またもや冷や汗をかき、
「いや本当だって、冗談じゃないから、お母さんには言うな!落ち落ち落ち着いて聞いてくれええ!」という。いやなんだこいつ。
「いいか、お前も5歳になれば洗礼というものをうけることになる。少なくとも、この村の子供はな。そしてそん時にもらえる天職の天賦によってすごい能力がもらえるんだ。こういう写真を作る天賦は写真家っていう天職にしかない能力なのさ」
「あ、分かった!ここはやっぱり異世界なんだね!」
「…よくわからんが理解してくれてよかった」
「ねえ、その天職って、勇者とか魔術師とかもあるの?」
「ああ。相当珍しいがな」
と、いうことは。
「転生できた俺は勝ち組…」
「いきなり聞きなれない単語が出たが、俺のバカが移ったか?」
そういう親父を無視し、俺は無尽蔵に湧き上がる未来妄想に耽っていた。来ちゃいましたよ、俺TUEEEEE!展開!
とりあえずは体を鍛えることから始めよう。
次話投稿遅くなるかもです




