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Grand opening:始まりと終わり
世界を切り裂いて、それはまっすぐに突き進む。
幾多の世界を、幾多の種を。
そして幾多の歴史を終わらせてきたそれは、今、次なる目標を得ようとしている。
終わろうとする世界はどうだろう。
抵抗するのか、受け入れるのか――それとも、既に死んでいるのか。
問う必要などない。すぐに分かる。
そうしてそれは期待に打ち震えるように赤熱し始め――
――なにか、いる。
いつものように人でごった返す渋谷の街で、その日、その瞬間、皆が空を見た。
なにか、ふってくるよ。
あれは、なに。
まるでそれは、流れる星のように。
そうして渋谷はその日、終わった。