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ヘイサクウカン  作者: シキジ
ヘイサクウカン 6章
26/37

1話:天才は全てを凌駕する。

こんにちは、シキジです。


ついに最後の章です。お待たせいたしました。1話は内容を薄くして徐々に濃くしていく予定であります。


これからもシキジを宜しくお願い致します。

5章のあらすじ


イクタの審議が終わったあと、サイトは自らを《裏切り者》と言った。そしてルール変更をしたりなどして、シュウキたちを混乱させた。


だが、サイトの本当の目的は《ゲームマスターを引きずり下ろすこと》だった。


そのためにサイトは、死因をゲームマスターにも分からないように自殺し、審議でゲームマスターも推理させた。


結果はサイトの契約である、《血を流すことの禁止》で死んだことが明らかになる。


サイトのルールによって、3日後にゲームマスターと最終審議で直接対決をすることになった。



審議が終わって、俺達は一度食堂に戻った。


ヒカリ「えっと…これから別々で調査になるのかな?」


シュウキ「いや、今回は一緒の方がいい。どちらにせよ、全員全ての部屋の調査をする。情報は最終審議の前に共有しておいた方がいいからな。」


ランコ「なるほど…!ではさっそく調査に行きま…」


トオ「待って。…シュウキくん、サイトくんの最後の封筒を開けよう。」


シュウキ「ああ、そうだな。」


俺は「審議の後に読むこと」と書いてあった封筒を開けた。すると、2枚の紙が出てきた。



1枚目は、


──────────────────────

この手紙は、《リョウスケさんが生前に書いたもの》だよ。僕は皆がリョウスケさんの死体を見つける前にこの手紙を読んで、大体のゲームの情報を把握したんだ。


…リョウスケさんを失ったのは辛すぎると思ったほどだよ。あの人はやっぱり天才…いや、それ以上かもね。


それと、《裏切り者は僕じゃない》。それだけは言える。

──────────────────────

リョウスケ…無藤良介。最初の被害者だ。…リョウスケさんの生前の手紙?


シュウキ「結局、サイトは裏切り者では無かったんだな。」


トオ「うん。それと、リョウスケさんの手紙…か。」


ヒカリ「…そんなものが。」


ランコ「早速読んでみましょう!」


俺は2枚目を取り出した。


──────────────────────

これは、俺…無藤良介の今までの経験…いわば心理学や読心術などを生かした遺書のようなものである。


まず、全員の心情や記憶をできる限り読み取った。以下は五十音順である。


愛田光→どうやら拠り所を失った過去を抱いているようだった。想像するに、《家族の喪失》が原因だ。…特に両親ではないかと予想を立てる。


梶野命華→彼女はそもそも拠り所がないように思えた。…《親の顔すら知らない》のではないだろうか。ただ、人生は決して苦ではなかったみたいだ。


黒山柱造→特に目立った過去は無いと踏んだが…。どうやら他人とは《違う人生観の持ち主》のようだ。ただ、そのせいで苦い過去があったみたいだ。


木狩秀輝→最も過去が不明な人だ。《本人の記憶からも読み取れない》。ただ、小学時代の過去は平凡であった…らしい。中学からはどのような暮らしをしていたのだろう。


五月雨幾太→2つの記憶がある気がする…。《多重人格かなにか》だろうか?普段はかなり温厚な印象だが、もうひとつの人格に目を見張ることが重要だ。


城松真魚→一見明るく振る舞っているが、中では不安や困惑が渦巻いていた。だが、この状況でなければ《人を守れるほどの正義感》を持っているのだろう。


宝井爛子→《承認に飢えている》ような人物だ。…つまりは家族からも承認されてないことになるな。だが、どうやら気の弱い人で、それでいて優しい人物なのだろう。


一十百→あまりにも自分を押さえ込みすぎている。読み取りは難しい。唯一分かるのは、《人を誰も信じてない》ということだ。…まるで、行く人々に裏切られたようだ。


複坂才人→何かしらの喪失感を受け取った。…《大事な、人か、感情、もしくは行動》の記憶を無くしたようだ。そしてあの振る舞いとは裏腹に、謎の孤独感を持っている。


幕明香→何やら箱に対して恐怖感を抱いていた。トラウマなのだろう。マジシャンなのに《マジックが好きではなさそう》だし、何やら性別に関してのジェラシーを持っていた。


最上獲麻→かなりの苦労をしたらしい。ただ、本人は仕方の無いこととしているらしい。そして、《何かのプレッシャーに潰されてる》ようだった。


そしてゲームマスターだ。どうやら、モニターに映っているのはコンピュータや無機質ではないらしい。ゲームマスター本人だったため、少しだけ読み取れた。


何かの使命感があった。そして、《誰かをずっと思いやったような声》だった。《ゲームの参加者の身内という線もある》だろう。


これはあくまでも予想…つまりは勘だ。これが本当に合っているかは保証できない。だが、これを俺の遺書として…俺の最後のあがきとして受け取ってやってくれ。これをどう利用してもいい。…このゲームを終わらせてくれ。


──────────────────────


正直に言ったら、圧巻だった。まさかここまで予想できるとは思わなかった。…サイトの言うとおり、本当に死んでしまって痛ましいと思った。


ヒカリ「す、すごい。」


トオ「サイトくんはこれを見て僕たちの過去を知っているように話したのか。」


実際に全て合っていた。


シュウキ「サイトはこれを見て、裏切り者を演じようと決めたんだな。」


ランコ「…。」


俺達は色々な感情に流されていた。

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