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記憶の欠片を辿って  作者: 赤白 青
10/15

私って変なのかな


「ん、ん~もう食べられないよ~」

膝の上で気持ち良さそうに眠る親友の顔を見て、安心する。時計をチラッと見ると、バスの集合時間が迫ってきていた。

ノノ花は時計と聖恵の寝言と寝顔を見て、そろそろ起こしても大丈夫かなと思った。

「こちょこちょこちょこちょ」

ノノ花は気持ちよく寝ている聖恵の脇腹を両手でくすぐり出した。

「ぎゃぁ―。ってあれ?ここは?なんでノノちゃんが居るの?」

聖恵は意識を失う前までの記憶が少しない見たいで、状況が掴めず頭の上に?マークを複数並べる。

「とりあえず起きたわね。時間もないし、話はバスの中で聞くわ」

ノノ花が時計を見せると、聖恵も時間を見て驚き、2人はバスまでダッシュで向かった。


その後バスになんとか間に合った2人はさっきまでの出来事を思い出しながら話していた。

「聖恵はどこまで覚えてるの?」

「ん~立川くんと城門まで行って誰か女の人に声をかけられたような気がするぐらいしか思い出せないかも」

「そうなのね。」

あまり覚えていない聖恵にノノ花は自分の知っている事を全て話した。立川から聞いた話、その女の人が聖恵の事を愛奈と呼び、影芝と共に去ったということ、全て話した。

それを聞いた聖恵は慌てることもなく、考え込んだ。

「全然思い出せない。」

全く思い出せない自分に少し不安になる聖恵。

「なんで?私ってやっぱり変なのかな?」

「そんなことないわ。多分気を失って今はまだ、記憶が混乱してるだけなのよ。次期に思い出すわ。」

「私は記憶を思い出すことなく2年が経っちゃったけどね·····いつまで混乱してるんだろうね、私の頭は。」

俯き涙目になる聖恵を見て、ノノ花はなんとかしなきゃと考えるも何も思い付かずに、ソッとして上げておくことしか出来なかった。



それからバスは学校に着き、聖恵たちはそれぞれ家に帰宅した。

「はぁ~」

家に帰るなり自分の部屋のベッドにダイブし、仰向けになり、スマホを開く。

「せっかく私の昔を知ってる人に出会えたのに気を失ちゃうなんて····今の私は記憶を取り戻したいと思ってるけど、私自身本当は記憶を取り戻したくないのかな···」

知らず知らずのうちにスマホを操作し、影芝の連絡先を表示させる。

「影芝さん···ってなんで私開いてるのよ。けど今日の女性の方も私だけじゃなくて、影芝さんのことも知ってたってことは、やっぱり影芝さんは私の過去を知ってるんだ。教えてくれないけど(ToT)にゃーー」

枕を顔に押しつけて猫のような声を出しながら、ベットをゴロゴロとする。

「よし、影芝さんに連絡してみよう。」

前回の事と今回の事も兼ねてとりあえずお礼の連絡をすることにした。そこから、聖恵の文面を考える戦いがはじまったのだった。



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