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やりたいことと自分

作者: 微風

何のために生きているのか、何のために仕事しているのかわからなくなって、

「みんな私に話しかけんな!!一回、好きに仕事させてくれ!!!!!」

と週に1回は思うので、他の会社の求人をポツポツとみていた。


上には、異動したいと言ったが、

もうこの会社に居続けるメリットもないし、出世がしたいわけでも、

この会社に貢献したい訳でもないので、今は退職が8割。うそ、9割。

残りの1割は転職活動への恐怖と重い腰。

初めての経験で、未知との遭遇感という感じである。


仕事をすればするほど、無い物ねだりで、

大学で学んだことを活かしたい。自分と同じ熱意を持った人と働きたい。

と思い続けてきた。

無い物ねだりで終わらせたくなくて、会社にアポを取った。

仕事内容も給与形態も何も載っていなかったので、少々疑問ではあったが、

来週、それを聴く場を設けてもらうことになった。


正直、「やっとここまでこぎつけた」という気持ちが強い。


「まだ何もやっていないじゃん」と笑われてもいい。

そうじゃない。来年は、もうここにいないという決意をして、

3年もいたこの場所を離れるという決断に対して、

「やっとここまでこぎつけた」と思っている。


ただ、やっと履歴書だ、職務経歴書だという話になったとき、

自己PRという課題が3年ぶりに襲ってきた。

しかも、働き出してから初めての。


唐突に不安になった。

少人数の現場で便利屋かつ、最若手の社員として、それはそれは都合良く扱われてきた。

担当でない仕事は舞い込んでくるが、断ると怒られるのでこなすしかない。

新しいプチプロジェクトは上司の突然の思いつきでほぼ自分が担当。

企画だけして私に押しつけ、私に拒否権はない。

「いっぱいいっぱいだったら言いな」と言われたので、

ひっ迫していると打ち明けたら、「みんな忙しい。」

…おっと。最後は愚痴になってしまった。


この地獄で、元々自己肯定感が低すぎる人間が、どうやって自己PRするべきなのか。

挑戦は始まったばかり。


それでは、また。



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