ヒーローウェイク3
「早いね」
「急いでますんで」
荷車は風を切り裂き・・・・・
猛スピードで昼の街道を走る・・・・・・
「右に曲がって」
「封鎖されてるわ」
「迂回していくわ」
声の主はサラ・・・・・
乗って居るのは同じく大きい獣・・・・
荒地の丘を走り・・・・・
「あの道じゃないですけど」
「サラお嬢が走ってんで」
「どこまでも付いていくと」
パーント飛ぶ・・・・
サラの騎乗獣・・・・
サラの金髪が輝く・・・・
同じくついていく荷車・・・・・
無事崖を跳び越える一団・・・・
着地時大きな衝撃と音が・・・・・
「守られてるっていいな」
「でなきゃ放り出されてる」
青い光が落ちないように括りつけている・・・・
荒地を駆け降りる・・・・・
「何を急いでるの」
「夜になる前に隣国バーニングオペイに入りたいんです」
「なるほど」
オニオは襲われなくて済むと・・・・
無駄なのになーとオニオは想う・・・・
彼の考える悪だくみはこうだ・・・・・
王族が謝罪の品と共に・・・・・
バーニングオペイに入り盗賊に襲われ・・・・
強奪される・・・・
トライヴァスター側は・・・・・
惜しくて盗賊に・・・・
しかも他国に騎士団を送り込み・・・・・
自国民殺して迄と・・・・・
証人と共に・・・・・
裏切り者と一緒にと・・・・・・
昼夜関係が無いだろう・・・・・
まあ夜の方がいいらしいけど・・・・・・
なぜか・・・・・
足止めしてるからとオニオは考え・・・・
サラは猛烈に頑張る・・・・
家族ともいえる商会の皆の為・・・・
断れば下手をすれば潰される・・・・
最悪は荷と・・・・
溢れんばかりの輝ける自分の容姿を使い・・・・・
助けようと・・・・・
お読み頂き有難う御座います。