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一日明けて(奈々)

作者: 狼花

 ん、体が重たいですね。

それに爽やかないい香り。

そうでした。昨日は桃花と一緒に眠ったんでした。

・・・なんか全身が濡れてますね・・・

桃花が馬乗りで寝たおかげで寝汗で全身がびしょ濡れです。

シャワーでも浴びましょう。


 ふぅ、スッキリしました。

お風呂を出てから着替えます。

今日は12時からアルバイトです。

それまで何しましょうか。

とりあえずハンドタオルを濡らして部屋に戻ります。


 部屋に戻ると寝汗をかいている桃花の額をハンドタオルでふいて

背中に乾いたタオルを入れておきます。

・・・桃花の着替えも持ってきましょう・・・

桃花の部屋から服を持ってきてそばにおいてエアコンの温度を少し上げる。

・・・寝るときに少しエアコンの温度を下げたほうがよかったかな・・・


 着替えを持って来ると机に向かい昨日の授業の復習をします

桃花の寝顔をずっと見ていたいという欲もありましたが

こういうとこはきちんとしましょう。

またいつか一緒に寝ることもあるでしょう。

その時まで我慢です。

・・・次に一緒に寝たときは寝汗対策もきちんとしておきたいな・・・

メモ帳に寝汗と書いて勉強に取り組みます。


 9時になると桃花はムクッと起き上がり、

何を恥ずかしがったのかそのまますぐに自分の部屋に帰って行きました。

・・・せっかく、着替え用意したのに・・・

また怖い映画見たらきてくれるのかなと淡い期待を抱きながら、

部屋にもどる妹を見送ります。

・・・今度、ホラー映画のDVD借りてこようかな・・・

少し考えましたが辞めることにしました。

桃花が自分で怖い映画を見てこの部屋に来る分には罪悪感を抱きませんが

この部屋に来させるために映画を見せて怖がらせるのは罪悪感が湧きそうです。

・・・でも、昨日の桃花、すごく可愛かったな・・・

悩みますね。ハロウィンの日に決行したら、情状酌量になりませんかね。

つまらないことを考えながら過ごしているとあっという間に時間が経ってしまいました。


さて、今日も頑張ってきますか!!!


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