朝食
お兄ちゃんの今日の予定だとか、朝食のこととかを聞いているうちに、部屋に着いた。自分の部屋も凄かったが、それ以上に装飾の凄い部屋だった。豪華で綺麗なシャンデリアに、白い綺麗な布のかかったテーブル。もしかしたら結構えらい人の家なのかもしれない。日本にいた時よりも全然良い。働いてたお礼に神様がくれたのかもしれないな…
「ステラにルーカス!来るのが遅いぞ…?」
「申し訳ありません、父上。」
突然話しかけられ、少し驚いた。お兄ちゃんが父上と言っている、ということは父なのだろう。
…チラッ
あっ、俺も謝らなきゃいけないのか。
「申し訳ありません。」
「うむ。良いぞ。早く席につけ。」
ふぅ、怒られなくてよかった…
朝食はふわふわのパンに、スープ、サラダ。健康的だな…
朝は食べられないか、栄養ゼリーなどで済ませていたので、普通より美味しく感じた。
「あぁそう言えば、今日はルシアとステラの誕生日だな。」
「あーそうじゃん!ルシアはお兄ちゃんのこと、覚えててくれてるかなぁ?ルシアが皇太子の所へ行ったのは1年前なのにすごく昔に感じるな…」
「ステラは今日からアリシア魔法学校に入学だな。寮制でなかなか会えなくなるのが悲しいな…」
「うわーん!」
お兄ちゃん…シスコンなのか?
にしても、学校か…ということはこの体の会ったことない人ってことになるな…。よし!頑張ってみよう!